ついに来た、東大の合格発表! ストーリーとしては約1年、ドラマとしては1クール・3ヶ月、大注目してきました。まさかこんなに良いドラマになるとは、思ってもみなかった・・・。特進クラスの6人の生徒の運命は? そして結果を知った桜木は? 最後まで大注目しました!
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○TBS系「ドラゴン桜」
第11話(最終話)「お前らはもうバカじゃない!運命の合格発表!」
年が明けて1月、センター試験が始まった。勇介(山下智久)や直美(長澤まさみ)ら特進クラスの生徒たちは、試験問題の想像以上の難しさに苦戦しながら、どうにか初日を無事に終えた。東大合格を目指す特進の6人は、励まし合いながら、試験2日目に臨む。そんな中、くも膜下出血で入院していた直美の母・悠子(美保純)の容体が悪化する。
3勝2敗1分け! ∴ 3人合格
勝負に例えるなら、こう表現すれば良いのでしょうか。とにかく、龍山高校の特進クラス6人が挑んだ東大入試は、「3人合格」という結果に終わりました。その流れを振り返ってみましょう!
まずは、第一関門の「センター試験」。
センター試験 自己採点結果
奥野一郎 662点(中尾明慶)
小林麻紀 656点(サエコ)
緒方英喜 651点(小池徹平)
香坂よしの 649点(新垣結衣)
矢島勇介 645点(山下智久)
水野直美 636点(長澤まさみ)
桜木建二(阿部寛)によれば「この点数ならな、6人全員、センター試験無事突破だ!」ということで、まずは全員第一関門突破! おめでとう! 「Excellent!!」と言って褒める、数学・柳鉄之介(品川徹)、英語・川口洋(金田明夫)、理科・阿院修太郎(小林すすむ)、国語・芥山龍三郎(寺田農)の4人の特別講師たち。「やったぁ!」と元気に喜ぶ生徒たち。「良かったぁ、ほんとに良かったぁ!」と喜ぶ井野真々子(長谷川京子)。「良かったぁ、またこれで少しお買い物できるかも、ウッフッフ!」と喜ぶ理事長・龍野百合子(野際陽子)。おい、一人だけ喜ぶものが違うぞ?(笑)
この結果には「う~ん、たった1年でここまでやれたか・・・」と羨む部分もあるけど、まあ良いでしょう。生徒たちはすぐに気持ちを入れ替え、35日後に行われる東大入試本番へ向けて、二次試験対策の勉強を始めました。
数学担当の講師・柳鉄之介より、「数学対策」。
出題者に対して、「この問題の解き方を私は分かっていますよ」とアピール。
そのためには、解答の序盤であえて文章でこれから解こうとしている方法を説明する。
→特に証明問題では基本ですね。私もかつてそう教えられた経験があります。
理科担当の講師・阿院修太郎より、「理科対策」。
単位の確認と同時に、極端な数値を当てはめてみることで、
確実に間違いは無くなる。
→化学も物理も定理式が多いので、これはかなり有効でしょう。
国語担当の講師・芥山龍三郎より、「国語対策」。
古文・漢文を読む時には、キーワードらしきものに線を引く。
良い文章には必ず良いリズムがあるので、
黙読はせず心の中で音読する。
→確かに。理系志望でも、ここで落とすわけにはいきませんね。
英語担当の講師・川口洋より、「英語対策」。
新たに採用された「リスニング問題」までの45分が勝負。
その前に、長文読解と和訳問題を片付けておく。
さらに英作文にも手をつけることができれば、OK牧場!
→最後のは、彼自身の言葉だからさ・・・(笑)。
東京大学試験・前日。最後の授業。桜木より、「最後の忠告」。
世の中に超えられない壁なんてねえんだ。
だからお前ら、どんなことにも「できない」という先入観を持つな!
桜木は6人全員に「バカ」と書かれたバカハチマキを手渡し、「物心ついた時から巻いていた」と責めながら強くこう言いました。
もうすぐそのバカハチマキから自由になれる。
お前らを縛り付けていた「コンプレックス」という名の
たくさんの鎖を断ち切れる。
バカにされて悔しかった日々を思い出せ。
そしてその悔しさを明日からの試験にぶつけろ!
生徒たちはバカハチマキを頭に巻き、これまで学習したことを言い合いながら気合を入れました。そして桜木が一言。
お前ら全員勝てよ。そして東大に入れ!
ここで最後となるタイトル画面が登場。上に「ついに迎える、激動と感動の最終回!!」、下に「次々と巻き起こる意外な展開とは!?」という字幕も出ました。特に下の字幕に注目! 大事な試験を前に、何か起こってしまうのか?
東京大学試験・1日目。真々子と6人の生徒たちは会場前で円陣を組み、「龍山、ファイト!(オー!) ファイト!(オー!) ファイト!(オーーー!)」と掛け合いました。ちなみに試験日程が、試験会場のホワイトボードにしっかりと書かれていました。
平成18年度
東京大学第2次学力試験
<本郷地区試験会場・A会場>
理科一類 試験日程
2月25日(土) 国語 9:30~11:30
数学 14:00~16:30
2月26日(日) 理科 9:30~12:00
外国語 14:00~16:00
1日目の試験が無事終了した後、生徒たちは?
水野直美 母親が倒れたため看病に集中。
矢島勇介 水野の母親が倒れるのを助けた時に右手を骨折。
奥野一郎 弟・次郎(水谷百輔)に渡されたサンドイッチを試食。
緒方英喜 麻紀と「合格したらH」の再約束。
小林麻紀 英喜の願いに笑って承諾。
香坂よしの 特に無し。
東京大学試験・2日目。まず直美が試験に遅れることになり、勇介は右手にギブスをはめて登場。一郎は腹痛になっていたけど、それは昨日食べたサンドイッチが賞味期限切れだったため。弟にやられました。賞味期限に気付かなかったのも変だけど、昨日食べた入れ物のゴミを持っていたのも変。まあ良いか、一郎だし(ん?)。他の3人は一応何事も無く来ていました。
勇介は右手が使えず左手で応戦。でも山下智久くんって元々左利きだから、問題無かったりして・・・。一郎はトイレに駆け込みたい衝動を抑えながら応戦。気持ちは分かるかも・・・。他の生徒たちも苦戦していたようだったけど・・・。そして直美は看病を中断して走りました。しかし向かった先は試験会場ではなく、桜木が待つ龍山高校特進クラスの教室。残念ながら、諦めてしまったんですね・・・。薄っすらと涙を流していた直美に、桜木はこう伝えました。
お前は1年間勉強した。
東大を受けようが受けなかろうが、その事実は変わんねえよ。
お前は、変わった。
試験が終わる時刻には迎えに行ってやれよ。
特進クラスはな、お前を含めて6人だ。
良いこと言うぜ、桜木! 可愛かったぜ、直美! その後直美は試験会場へ急ぎ、試験を終えた残りの生徒5人を迎え、「お疲れ!」と言い合いました。ほんと、お疲れ~!
合格発表・当日。いよいよ注目の時が来ました! 生徒の顔、受験番号、生徒の顔、受験番号・・・。長い、長過ぎる、引っ張り過ぎる! DVDレコーダーで1.3倍速で見ていてもイライラしてしまった! さて気を取り直して・・・、直美を除いた5人の結果は?
奥野一郎 A41772 「あった~っ!」
香坂よしの A40886 「あった! 私が、東大、うそ、ああ、すごい!」
矢島勇介 A40732 「ありやがる・・・、俺のあるって、やった、やった!」
緒方英喜 A41862 「・・・」
小林麻紀 A41947 「・・・」
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奥野次郎 不合格 「俺が、不合格・・・」
3勝2敗1分け! ∴ 3人合格
龍山高校特進クラスの教室にて報告が行われ、桜木が生徒たちに「最後の言葉」を伝えました。
矢島。奥野。香坂。おめでとう。
自分たちの努力で手に入れたプラチナチケットだ。
東大合格が本当に人生のプラチナチケットかどうか、
それはこれからのお前ら次第だ。
とにかく今お前らはそいつを手に入れた。好きに使え。
それからそこの落ちた二人!
いや受けられなかったヤツも入れたら三人か。
お前らのせいで俺は公約を果たせなかったじゃねえか!
俺が「一年間良く頑張った。お前らにはほんの少しだけツキが足りなかった」
とでも言うと思ったか?
「頑張ったことに意味がある」とか、
「お前らは努力することを通じて合格よりもっと大切な何かを手に入れるはずだ」
と言うとでも思ったのか?
そんな言葉お前らに今更並べたところで、
これからの何の役にも立ちゃしねえ!
俺からの言葉はこれだけだ。このバカどもが!
しっかり反省して、自分の人生は自分で決めろ!
最後にして、かなり威圧的な言葉の数々! たまらず勇介が桜木の胸座を掴んで責めたけど、その勇介は桜木の顔を見て手を引っ込め、こう言いました。
殴れっかよ・・・。
アンタ泣いてんじゃん。心の中で思いっきり泣いてんじゃん。
何も言えなくなってしまった桜木は、理事長に辞表を提出しました。それは「5人現役合格」という当初の約束を果たせなかったため・・・。教室を去った桜木を、真々子や生徒たちや教師たちが追い、「ドラゴン桜」の前に集まりました。「先生がいなくなったら、来年からこの高校はどうすれば良いんですか? 特進クラスはどうすれば良いんですか?」と責める真々子に対し、桜木はこう言いました。
俺がいなくても、お前がいるじゃないか。
何のために、一年間お前は特進にいたんだ。
俺はな、見込みのあるヤツにしかノウハウを教えないぞ。
お前はバカで粗忽で、その上「超」の字が付くほどのお人好しだ。
だから、自分の信じる道を真っ直ぐ迷わず突き進む能力がある。
大丈夫だ。お前ならやれるよ。
きれい事を言ったつもりは、無い!
その後桜木は、生徒たちに「最後の最後の言葉」を伝えました。
入学試験の問題にはな、正解は常に一つしかない。
その一つにたどり着けなかったら不合格。これは厳しいもんだ。
だがな、人生は違う。人生には、正解はいくつもある。
大学に進学するのも正解。行かないのも正解だ。
スポーツに夢中になるのも、音楽に夢中になるのも、
友達ととことん遊び尽くすのも、
そして、誰かのためにあえて遠回りするのも。
これは全て正解だ。
だからよ、お前ら生きることに臆病になるな!
矢島。水野。緒方。小林。香坂。奥野。
お前ら自分の可能性を否定するなよ!
受かったヤツも、そして落ちたヤツもだ。
お前ら胸を張って堂々と生きろ!
以上。
この言葉を聞いた生徒たちは、桜木に誓いの言葉を返しました。
矢島勇介「俺さ、東大には行かねえから!
独学で勉強して、司法試験目指す。弁護士になる。」
桜木「それも正解だ。」
香坂よしの「私は東大に行く。勇介が行かなくても、私は東大に行く。
世の中のことを正しく読めるようになりたくなった。」
奥野一郎「僕も胸を張って東大に行きます。」
桜木「正解だ。」
緒方英喜「俺は諦めないぞ!
何年経ったっていい。俺だって東大に入れるって証明してやる!」
小林麻紀「私だって諦めない!
東大も、自分の夢も、絶対諦めない!」
桜木「それも正解だ。」
水野直美「桜木先生。ありがとう!
ウソじゃないよ。私は、私たちは、心の底からそう思ってる。
『桜木先生ありがとう』って。」
桜木「・・・。」
その場を去っていく桜木に、見ていた教師たちや特別講師たちが拍手を送りました。これは良いシーンでしたね。軽はずみで勉強を始めた生徒たちは、桜木と過ごす中でいつの間にかたくましく成長していたんだなあ・・・。中でも勇介は、東大行きのプラチナチケットを破って、独学による弁護士への道を決めたからすごい! きっと彼が目指すのは、桜木のような弁護士なんでしょうね。
「桜木弁護士事務所」に戻った桜木に、「東大合格」の件を聞きつけたいろんな高校の校長から、「高校再建」の問い合わせが殺到しました。みのもんた校長もいたなあ(笑)。その噂を流していたのは、なんと龍山高校の理事長! “東大(灯台)”下暗し、またアンタか~!
「ドラゴン桜」の木に花が付いた春。皆はそれぞれの道を歩み始めていました。勇介は、バイトの傍ら自宅で六法全書を開いて独学。一郎とよしのは、東大で勉学に励む毎日。直美は、母親を看病しながらしっかり独学。元々英語教師の真々子は、英語教育を極めるために川口先生の「歌と踊り暗記術」を授業に取り入れ、生徒たちと踊りながら教育(笑)。特進クラスを受け持っているようで、生徒も格段に増えていました。その真々子の粋な計らいで、世界史と物理の特別講師として英喜と麻紀を招きました。「他人に教えることで自分への理解もまた深くなる」という桜木の言葉を覚えていたんですね。英喜と麻紀は、昨年授業で使った物理の「解説マンガ」を見せて教えていました。そのうち、自分たちが苦労して作った「メモリーツリー」も登場するんでしょうね。他の教師たちは、廊下で座り込んでいる生徒に向かって「お前ら、バカとブスこそ、東大へ行け!」と言って指差していました(笑)。桜木の影響を受けた者はここにもいましたね。理事長は、たくさん買い揃えた帽子を見ては大喜び。ここはもうスルーしておきましょう(笑)。そして桜木は・・・、弁護士事務所にて空腹で目覚めて、「やれやれ・・・」と一言。その直後、事務所に舞い込んできた桜の花びらを掴み、ゆっくりと手の平を開いてそれを見つめ、ゆっくり前を見たところで終わりました。
いや~、軽く振り返るつもりが、激しく振り返ってしまった~! やれやれ・・・(笑)。桜木のこの名セリフ、結構好きでした。この結末、皆さんはいかがだったでしょうか? 私的な意見ですが、「3勝2敗1分け」、故に(∴)「3人合格」という結末は、「これで良かったのでは?」と思いました。理由は、「東大受験はそんなに甘くねぇ!」、「原作のことを考えなきゃならねぇ!」といったものや、その派生事項によるものです。
誰もが「全員合格」を願ったに違いありません。ただ現実は、ドラマであっても、そう簡単には合格できないわけで。実は私、今更だけど「全員合格はまず無い」と確信していました。原作は最終話放送時の時点ではまだ東大受験すらしておらず、ここで「全員合格」ともなれば「現在進行形」である原作の魅力がいくらか損なわれ、読者もどれほどか先の見えた展開を抱きながら読むことになり。原作での合格発表の時、「ドラマの“全員合格”の方が良かったなあ!」という不満の意見さえ出るかも。それを踏まえてか、「6人のうち半数の3人が合格」という結末にしたのは、ある意味で良かったと思います。そう思った上で、「それじゃあ、誰が合格?」ということが重要になってくるんだけど、結果は上記の通り。これですが、私はある程度予想できていました。
まず、原作でもメインとして登場する勇介と直美。この二人は「揃って合格は無い(浪人合格は有り得る)」と思いました。「原作に影響がある」という大きな理由でね。「だったら、どちらが合格? あるいは両方不合格?」ということになるけど、そこまでは予想できませんでした。ただ実際は直美の母親が倒れたことで、「直美は看病のために東大受験を辞退した」という“無難な形”になりました。上手く理由を付けて、特進クラスの代表的役割だった勇介を立てたというわけですね。おまけに、「東大入学を辞退して桜木のような弁護士を目指す」といった設定にもつなげました。これについては、ありがちだけど良かったなあと思いましたね。
次に、「不合格」だった英喜と麻紀。ここはほぼ予想通り「不合格」でした(ゴメン)。その理由は、最終話前にも話が出ていた「合格したらH」の話、これですよ! 東大合格を目指す傍ら、こんな雑念があったことで「ドラマだとしても倫理上マズイ!」と思っていたのでね。こういう気で目指す生徒たちが実際にいると、教育界他が目くじらを立てますからね。まあ努力につながる面では良いかもだけど・・・。これにより、まず英喜は「合格したらマズイことになる」というわけで「はい、消えた」。麻紀は、合格すればそりゃあ良いけど、「そういう気」でいた英喜に対してはどう接する? ということで「はい、消えた」っぽかったんだけど「ちょっと待った」。逆に英喜が合格して麻紀が不合格だった場合、麻紀は約束とはいえ「そういう気」を受け入れる状態になれるわけもなく(実際ものすごい落ち込み様だったし)、逆に妬みみたいなものも発生するわけで。つまり英喜は、「そういう気」に「こういう気!」と「どういう気?」を付けて、「やっぱり、はい、ダメ」となるわけです。そして英喜と合わせる形で、麻紀も「設定上そうならざるを得ない」というわけで、「残念ながら、はい、消えた」となるわけです。なるほど・ザ・ドラゴン桜! 両人、本当にゴメン!
次に、「合格」だった一郎とよしの。一郎は、最大のライバルである秀才の次郎がいたことで、「素質はある」とは思っていました。特進クラスへは最後に入ったけど、東大模試で他の生徒がE判定の中、唯一D判定となったのが彼でした。この辺りで「少なくとも彼は合格できそう」と思いました。いわゆる“安パイ”ですね。東大受験では次郎の企みにより腹痛に悩まされたけど、一応思考能力は働いて解答を書く手も動いていたようで、無事合格! そして次郎は、不運にも不合格。兄にあんなことを言ったりこんなことをしたりで、最後まで気に入らなかったヤツ。いい気味! でも、できればお互いに合格して、そこで仲を取り持ってほしかったんだけどね。その後はどう過ごしているのかな? よしのは、いわゆる“ホープ”というイメージで、はっきり言って「どうなるか分からない」といった思いでいました(苦笑)。まあある時に改心してからは熱心に勉強していたので、「良い方にはなるかも?」とも思っていたけど。それよりも、いつも授業で一人だけ黒系の衣装だったのが気になっていたけど。結果的には、無事合格! 彼氏の勇介も合格したことで、ここは「揃って合格」になったけど、その時にはたくましい精神を持つようにもなっていました。最後見た感じでは、もう勇介とは別れる気になったのかな? 以上が、私の「予想と現実」でした。小論文の試験があってもバッチリいけそうかな?(笑)
最後の最後は、やはりこの人、桜木について。生徒たちに憎まれながらも、自分なりの信念を貫いて見事に引っ張ってきました。彼の放った強気なセリフは、どれも深くてタメになるものばかりでした。東大合格のために徹底した教育方針を展開したけど、実は東大受験を通して生徒たちに生徒たち自身で「あるべき人生」を気付かせたかった。合格発表直後に伝えた「最後の言葉」は、「そんな言葉お前らに今更並べたところで、これからの何の役にも立ちゃしねえ!」とは言ったけど、まだ未熟な生徒たちは痛感していたと思いますね。真々子に対しては、「見込みのあるヤツにしかノウハウを教えない」と伝えたけど、これは以前勇介が気付いた通りでした。彼は真々子や生徒たちに侮辱的なことを言いながら、「見込みのあるヤツ」と信じて教育し続けてきたんですね。真々子や生徒たちはその心を知って、本当に感謝していたと思います。桜木の、隙の無いところが良かったなあ。あんな男に出会ってみたいものです!
最後はこんなに長文。やれやれ・・・。そんなわけで、ドラマ「ドラゴン桜」のレビューをここで締めたいと思います。“お前ら胸を張って堂々と生きろ!”。桜木のこの言葉、忘れません! Don't forget!!
※脚本を担当された秦建日子さんへ。
期待させられる構成、充実した内容、数々の名セリフ、どれも素晴らしかったです! 最終話の視聴率は、納得の20%超え! 「阿部寛さん・弁護士モノ」というと、同じく秦さんの書かれた日テレ系ドラマ「最後の弁護人」を真っ先に思い出してしまいます。そのせいか、有働弁護士のキャラ性の真面目部分や殺伐とした事務所にどこかその雰囲気を感じつつ、はっきり言わせてもらえばその作品以上に強い思い入れがありました。このレビューや以前書いたレビューを読まれても、それを分かっていただけると思います。最高でした。本当にご苦労さまでした!
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●ドラマ
「ドラゴン桜」DVD-BOX
主題歌「realize」(melody.)
●原作コミックス&関連書籍
・原作コミックス「ドラゴン桜」(三田紀房)
・書籍「ドラゴン桜」公式ガイドブック(三田紀房・モーニング編集部)
・書籍「ドラゴン桜 東大合格をつかむ言葉161」
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