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2005.08.15

ドラゴン桜・第6話(番外編)“英語って楽しい!”

これまでたくさんのドラマレビューを書いてきたけど、ドラマのある回を見て「番外編」なる記事を書きたいと思ったのは久々かも!(レビューが長くなって書けなかっただけですけどね) TBS系ドラマ「オレンジデイズ」のレビュー以来です。今回その対象になったのは、「ドラゴン桜・第6話」。英語対決の話です。これを見て、ストーリー自体のレビューは思う存分に書けたけど、「英語を楽しく覚えること」について、この機会にどうしても書いておきたいことがあったんです! そんな思いのまま書くのがこの「番外編」になります。第6話のレビューと合わせて、是非読んでくださいね!

「そんな桜木が連れてきたのは、何だか良く分かんねぇフィリピンパブのボーイ、いや、インチキオヤジの川口洋。し、しかしこのオヤジが、良い事を言いやがった!」

全ては第6話のレビューで書いたこの言葉から始まります。龍山高校・特進クラスの英語特別講師として招かれた川口洋。彼は展開する「エアロビ授業」の中で、生徒たちにこんなことを伝えたのでした。

「好きな英語の曲を何曲か丸暗記することで相当の英語力が付くよ。それも楽しみながらね! 例えばビートルズなら、中学の英語でも理解できるし、歌詞もストーリー仕立てになっていて分かりやすい。」

その通り! これは私が長年思っていたことそのもの! ビートルズの大ファンとして、かなり同意してしまったのでありました。どれほど好きなのかは、過去に書いた記事をご覧ください。

○関連記事「ジョン・レノン フォーエバー」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/12/post_9.html

ビートルズの初期~中期の名曲が詰まったベスト盤CD「1962~1966(赤盤)」に着目。これの収録曲は川口先生が言うように、確かに単純で分かりやすい英文が並んでいて、その上「恋の歌」が多いから、恋に興味を持ち始める思春期の生徒なら興味を持てる「英語教育の題材」になると思うんです。例えば、私が大好きな「PLEASE PLEASE ME(プリーズ・プリーズ・ミー)」の歌詞を見てみると・・・?

○ビートルズ「PLEASE PLEASE ME(プリーズ・プリーズ・ミー)」

・オリジナルの英語詞
LAST NIGHT I SAID THESE WORDS TO MY GIRL
I KNOW YOU NEVER EVEN TRY GIRL
COME ON COME ON COME ON COME ON
PLEASE PLEASE ME OH YEH LIKE I PLEASE YOU

YOU DON'T NEED ME TO SHOW THE WAY LOVE
WHY DO I ALWAYS HAVE TO SAY LOVE
COME ON COME ON COME ON COME ON
PLEASE PLEASE ME OH YEH LIKE I PLEASE YOU

I DON'T WANT TO SOUND COMPLAINING
BUT YOU KNOW THERE'S ALWAYS RAIN IN MY HEART
I DO ALL THE PLEASING WITH YOU
IT'S SO HARD TO REASON WITH YOU
OH YEH, WHY DO YOU MAKE ME BLUE?

LAST NIGHT I SAID THESE WORDS TO MY GIRL
I KNOW YOU NEVER EVEN TRY GIRL
COME ON COME ON COME ON COME ON
PLEASE PLEASE ME OH YEH LIKE I PLEASE YOU

・気軽になって書く訳詞
昨夜 僕は彼女にこう言ったんだよ。
君って、ちっとも試そうとしないんだね。
カモン! ねえ、来てよ、もっと来てってば。
僕を喜ばせてよ。僕が君を喜ばせてるみたいにさ。

いちいち言わなくちゃダメかなあ。
何でいつも好きって言わせるのかなあ。
カモン! ねえ、来てよ、だから来てってば。
僕を喜ばせてよ。僕が君を喜ばせてるみたいにさ。

あまり言いたくないんだけどね。
でも、僕の心はいつも雨降りなんだよね。
君を喜ばせるためなら、僕は何でもするよ。
それを君に分かってもらうのは、かなり難しいよ。
ねえ、僕をブルーな気分にさせないで、ね?

(以後、一番の繰り返し)

この名曲、実は歌詞がちょっとだけエロス(笑)。ポイントとなるのは、「PLEASE PLEASE ME」というタイトルについて、最初の「PLEASE」は「お願い」、次の「PLEASE (ME)」は「(私を)喜ばせる」という、異なる二つの意味が続いていること。つまり、「お願いだから、僕を喜ばせてよ」という意味になるんですね。「お願い! お願い! オレ!」という意味不明なものではありません(笑)。ね? タイトルだけでも「英語って面白いもんだなあ!」なんて思いません?

英文については、確かに中学英語のレベルで何となくでも分かりそうだし、「COME ON COME ON ・・・」の部分が歌では“♪COME ON(COME ON) COME ON(COME ON) ・・・”となってジョン・レノンとポール・マッカートニーの掛け合いが楽しいし、一つのストーリーを追うのもまた面白いものだし、自然な感じで曲と歌詞が耳に残ってしまいます。これが、川口先生の言う「ビートルズ・推奨説」になるんですね。

こういったパターン(比較的分かりやすい英語詞)は中期まで続いて、ビートルズの中期~後期の名曲が詰まったベスト盤CD「1967~1970(青盤)」になると、ジョンの曲とポールの曲に大きな違いが見えてきます。変わらず受け入れやすい曲で詞も優しく易しいのがポールの曲。例としては「HELLO, GOODBYE(訳:おっはよう! バイバ~イ!)」や「LET IT BE(訳:れりぴーなすがままに)」等が挙げられます。逆に、小難しくマニアックな曲で詞のメッセージ性や世界観が強いのがジョンの曲。例としては、「COME TOGETHER(訳:オレについてこいって!)」や「ACROSS THE UNIVERSE(訳:宇宙の向こう果て)」等が挙げられます。ね? 何だか「ビートルズの曲を聴きたい!」なんて思いません?(私だけでしょうか? ←だいたひかる風)

ところで、ちょっと話を変えてみます。私がまさに受験生だった頃、毎週月曜深夜になると、大好きだったニッポン放送のラジオ番組「デーモン小暮のオールナイトニッポン」を聴きながら勉強していました。どれほど好きなのかは、過去に書いた記事をご覧ください。

○関連記事「デーモン小暮のオールナイトニッポン」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/05/post_12.html

先に言っておくと、この番組は別に英語の教育番組ではありません(笑)。単純に“デモルク”ことデーモン小暮閣下&ルーク篁(たかむら)III世が繰り広げるトークとリスナー投稿のコーナーが面白かったんですよ。それで、ある日あるコーナーで、「英語の参考書に、マンガと共にこんなおかしな例文が載っていた」という投稿があって、その一例で私はかなり笑ったと共に、その英文と含まれる単語や構文を見事に覚えてしまったんですよ。今でもちゃんと覚えてて、しっかり書けるし?

○「英語の参考書に、マンガと共にこんなおかしな例文が載っていた」の例

(デーモン閣下が軽やかな口調で英文を読みました)
例文:「When his mother entered his room,
 he was about to push her down.」

(デーモン閣下が日本語的に分かりやすく読みました)
「ふぇんひずまざーえんたーどひずるーむ、
 ひーわずあばうととぅーぷっしゅはーだうん」

(デーモン閣下が真面目な口調で和訳を読みました)
和訳:「母親が部屋に入った時、彼はまさに彼女を押し倒そうとしていた。」

デモルク、スタッフ、そして深夜の部屋で私も大爆笑! ああ、またもやエロス(笑)。でもバカにならないのがすごいんです。この例文の中に含まれる「学べる要素」は、確かに多いんですよ。

・過去形(entered, was)
・When構文「When ○○, △△.」(○○の時、△△だ。)
・構文「be about to ○○」(まさに○○しようとしている)
・こんな所を親に見られると「誰でもやっぱり焦る」ということ(おいおい)

この他にも、「街でたまたまジャイアント馬場に出会った。」という和訳になる英文も紹介されました。「たまたま」という構文の使用例文だったと思うけど、それにしても「出会ったのがジャイアント馬場氏」っていう発想が面白い(笑)。楽しく学べるその英語の参考書、最高! 考えてもみれば分かるけど、英語の教科書に載るようなこんな会話、簡単だけど当たり障りの無いものが多いですよね?

A:「Is this a pen?」(これはペンですか?)
B:「No, it isn't. This is an eraser.」(いいえ、違います。これは消しゴムです。)

まあこれはこれで面白いんだけど(笑)。その後高校英語になってくると、英語勉強のやる気が無くなるような長文問題が増えたり、それでいて真面目な例文が多くて読むのにうんざりしたりで、そんなのを題材にただ覚えさせられるばかり。どうせ覚えるなら楽しく覚えたいじゃん? っていうか、楽しいからもっと覚えたくなるじゃん? これが、川口先生の言う「発想の逆転・エアロビ授業」につながるんですね。

他にも挙げるべきことがあったんだけど、考えてみたらそれもやっぱりエロスだ(苦笑)。別に「英語はエロスで覚えよ」って言いたかったわけじゃないんだけどなあ・・・。本当に言いたかったのは、「川口先生が言ったビートルズの例はかなり同意!」「趣味や興味を重ねて英語を楽しく覚えよう!」です。きっと英語は、工夫次第でいつ始めても楽しめるはず! さ~て、エアロビ授業でも真似てみるか・・・(笑)。

○関連記事「ドラゴン桜・第1~3話」
○関連記事「ドラゴン桜・第4&5話」
○関連記事「ドラゴン桜・第6話」

●ドラマ
「realize」
主題歌「realize」(melody.)

●原作コミックス&関連書籍
「ドラゴン桜 (1)」 「ドラゴン桜」公式ガイドブック 「ドラゴン桜 東大合格をつかむ言葉161」
・原作コミックス「ドラゴン桜」(三田紀房)
・書籍「ドラゴン桜」公式ガイドブック(三田紀房・モーニング編集部)
・書籍「ドラゴン桜 東大合格をつかむ言葉161」

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コメント

> 最初の「PLEASE」は「お願い」、次の「PLEASE (ME)」は
> 「(私を)喜ばせる」という、異なる二つの意味が続いていること。
> 「お願い! お願い! オレ!」という意味不明なものではありません

そういえば,ね。 ビートルズじゃないですが「Begin the begin」
という歌も,ビギンというというのがジャズの1ジャンルだと
大橋巨泉の番組で知って「なるほど」と思った記憶があります。
英語はそういう言葉遊びが多いのかもしれませんね。

デーモン小暮のオールナイトニッポンも大好きでした。
英語の参考書の話はあまり記憶にありませんが,
『入門書倫理検討会』(略してニューリン)というコーナーがあって
その他にもたくさんのコーナーがあって,
最後のオチに「ブワハァーーッ!!」と爆笑するネタが
すごく多かったのが印象に残ってます。

投稿: d_d- | 2005.08.16 07時31分

d_d-さん、「番外編」へのコメントありがとうございました! これは是非とも書いておきたいと思って・・・。へえ~、「Begin the begin」のエピソードも面白いですね~。英語も探せばそんな言葉遊びが多いかも? もちろん、日本語でも同じことが言えそう?

「デーモン小暮のオールナイトニッポン」をご存知だとは、なんてうれしいことでしょう! これはドラマでも出た「"What + 名詞”・“なんて~だろう”」になるわけですけど(笑)。ニューリン知ってる! 「にゅ~~~りんっ」とか言うんですよね。思い出すなあ~。私はやっぱり大人気コーナーの「夜霧の横綱審議会」が大好きでしたよ。ジャイアント馬場とか丹波哲郎とかWINK・相田翔子とか、ほんと横綱級の発言ばかりで楽しめたなあ~。ああ、まだまだ書き足らない勢いですよ(笑)。

投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.08.17 02時13分

あずさん、こんにちは。
ビートルズは私の英語の師匠(?)です。(笑)
アメリカに言ったばかりの頃、それこそ、ビートルズのベスト版を
擦り切れるほど聞きました。
そしてその心は息子に継がれ(笑)。
今は英語の授業でもビートルズやカーペンターズの曲が使われているんですよ。
川口先生のおかげで、また英語の勉強をしたくなりました。^^

投稿: ちーず | 2005.08.17 13時19分

まずはちーずさん、「関連あり(同じく影響)」ということで、トラックバックを送らせていただきました!

なんと、ビートルズが英語の師匠だとは! 良い話が聞けました。へえ~、ベスト盤というと、「赤盤・青盤」になるのかな? 聴きまくりましたか、しかも受け継ぎもありと・・・。英語教育の題材としては、やっぱりビートルズの詞はかなり使えると思うんですよね。今は結構使われているんだ? 私の場合、音楽の授業の縦笛練習で「イエスタデイ」なんかは使われましたよ。音楽となると、ビートルズの曲はコード的にも結構難しかったりしますね(苦笑)。

投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.08.18 02時37分

こんばんわ~。
私も、「ドラゴン桜」見てます。今クールで初回から見てるのはこれだけなんですが。
私のときも、あんな英語の先生がいたらなあと思ってしまいました。
私事ですが、中学のときは欠点は取らなかったものの、ものすごく英語が苦手で、
高校受験のときに苦労しました。でも、高校に入ってから、急にできるようになって、
1番の得意科目になりました。なぜかは、未だに分からないのですが、
高校3年になってからですが、洋楽も聴くようになり、それで英語に苦手意識がなくなったのは事実です。
そのときに買ったCDはオムニバスのものでした。ビートルズとしては、
入ってなかったですが、ジョン・レノンの「Woman」とポール・マッカートニーの
「No more lonely nights」が入ってました。今ではこのCDもあまり聴くことは
なくなってしまいましたが、聴くと高校時代を思い出します。
ちなみに、「Yesterday」は高校の音楽で歌いました。
なつかし~。
長文失礼いたしました、それでは。

投稿: ふくぴー | 2005.08.19 00時27分

ふくぴーさん、こんにちは。この「番外編」でのコメントがうれしかったです~!

「ドラゴン桜」は、私もかなり高く評価しています。見ていて「こんな授業受けたい!」とか「また勉強でもしてみるかなあ?」とか思いますからね。それで、ふくぴーさんの英語に関するエピソードを読ませていただきました。なるほど、洋楽も理由の一つですか。ジョンの「WOMAN」はかなりの名曲だから、優しいリズムと共に歌って覚えられそう! オムニバスというと、アーティストによって英語が違って聴こえたりもしますよね。バラード系が一番聴き取りやすいかな。「イエスタデイ」は、私と同じく高校で習いました? 縦笛で2パート覚えさせられたけど、吹くのは楽しかったなあ~。

投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.08.19 03時03分

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受信: 2005.08.17 13時13分

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