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2005.08.19

菊次郎とさき・第5話“武、青年期編スタート!”

北野武の「青年期」編がスタート。待ってました! 塚本高史くんが演じる武は大学の工学部に入り、平山広行さんが演じる大は大学院へ進み、そして「菊次郎とさき」は、元気だけは変わらないまま白髪交じりになっていました。うしは亡くなり、安子は稼ぎに出たため、北野家で生活するのはこの4人。ここからまた、新たなストーリーが展開されていきます。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○テレビ朝日系「菊次郎とさき」
第5話「さよなら母ちゃん!!ビートたけしの青春」

“学問不要”が口癖の菊次郎(陣内孝則)だったが、今や息子二人が大学生なのが自慢の種。そんなある日、武(塚本高史)の同級生・美子(平岩紙)が北野家を訪れる。さき(室井滋)は、美子の話から武が大学を休んでいると知り、カンカンに。「明日は行く」と約束した武だが、翌日もサボり、ジャズ喫茶でアルバイト。そこへ、さきが客として現れる。

せっかく大学へ入ったというのに、ジャズ喫茶のバイトばかりでちっとも勉強しない武。菊次郎はそれも知らずに、居酒屋で大学生の二人の息子のことで自慢しまくり。さきはそれを知って、武に説教しまくり。密かに武のことを想っていた美子が、いきなり北野家へ訪れたりもしたけど・・・。最も武を可愛がり心配していたのは教育熱心なさきで、大学の授業料の滞納通知を見て、弦三(長門裕之)に借金までしてお金を振り込んでいました。それを弦三から聞いた武は、いたたまれなくなってついに家を出ることを決心。隠れて引越しの準備をしていた所をさきに見つかり、さきは「今日から親でも子でもない!」と言い放ちました。トラックで去る武は途中で菊次郎を見つけたため、家を出ることの報告をすると、菊次郎はいきなりグーで殴り、そして手を差し出しました。菊次郎とさきの、武に対する行為が対照的で、他人事だけど何か良かったなあ・・・。

その数ヶ月後、大晦日の頃。武はアパートの大家さんからある事実を聞かされました。家を出た日、武をあんな風に突き放したさきはあの後タクシーで後を追い、大家さんに「家賃を滞納したらうちに請求してほしい」と言って挨拶をし、現に家賃を支払い続けていたんですね! 実はちっとも自立できていない武。そして、さき、恐るべし・・・。

これまでは下町情緒に溢れた「お茶の間ストーリー」がメインだったけど、時が昭和40代初頭になったことでちょっとモダン(どこか昭和チック)な雰囲気になって、ドラマとしてのイメージもかなり変わりましたね。私は何と言っても、青年期の武を演じる塚本高史くんの演技に注目していました。実際の「武」とは見た目が異なるにしろ(笑)、彼らしく見事に演じきっていました。うん、良い役者になったもんだ! 実際、塚本くんと北野武(ビートたけし)さんは、映画「バトル・ロワイヤル」で初の共演をしています。そんな塚本くんは某誌で、「武さんを見てオーラを感じた」等とコメントしていました。また、昔からバラエティ番組を通して「ビートたけし」を見てきた彼が今回「北野武」を演じることについて、「『ビートたけし』ではなく『北野武』を自分なりに演じたい」等ともコメントしていました。これはつまり、「日頃目にしてきた姿」ではなく「ドラマでの一個人の姿」を演じるという意思になりますね。塚本くん本人も相当力を入れているようなので、それを信じて応援していきたい! このドラマ、今後結構ウケが良くなっていくと思いますよ!

○関連記事「菊次郎とさき・第1話」

●ドラマ
・主題歌「Club Happiness」(久保田利伸)

●原作小説
小説「菊次郎とさき」
・原作小説「菊次郎とさき」(ビートたけし)

○ビートたけしの小説&ドラマ化DVD作品「たけしくん、ハイ!」(私はこれが好きでした)
「たけしくん、ハイ!」DVD-BOX 「続 たけしくん、ハイ!」DVD-BOX
・小説「たけしくん、ハイ!」
・「たけしくん、ハイ!」DVD-BOX
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