ドラゴン桜・第4&5話
元々「今クールの期待作」として挙げていなかったドラマの中で、最近になって私の中で注目度が急上昇しているのがこのドラマ。「有り得ないストーリー」のように思えるけど、「学校受験」って経験上「有り得ないことでいっぱい」だと思いますね。極論だけど、「1%の実力と99%の運」でも立ち向かえるかも? なんかそんな風にも思ったりします。とりあえず、勉強はやろう! でもやるなら、楽しくやろう!
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○TBS系「ドラゴン桜」
第4話「壁にぶつかるまで我慢しろ」
合宿も半分が経過。桜木(阿部寛)は、多数の東大合格者を出した元塾経営者・柳(品川徹)に特進クラスの数学教師就任を依頼。信条である詰め込み教育を否定され、引退を決めていた柳は、桜木の説得に応じ、授業を受け持つことに。そんな中、よしの(新垣結衣)が、勇介(山下智久)と直美(長澤まさみ)の仲に嫉妬(しっと)し、特進クラスを飛び出す。
第5話「泣くな!お前の人生だ!」
桜木(阿部寛)は、真々子(ままこ・長谷川京子)らに再雇用試験を実施。そんな中、英喜(小池徹平)が、一郎(中尾明慶)の弟で、秀明館に通う次郎(水谷百輔)と喫茶店で口論になり、次郎は一郎を殴ってしまう。一郎は弟をかばい転んで負傷したと主張するが、警察は英喜を犯人扱い。拘留で勉強時間が減るのを惜しんだ桜木は英喜に始末書を書かせる。
桜木の教育プランに基づいて、いろんな特別講師を呼び付けてユニークな授業が展開されています。また学園ドラマの定番で、各生徒の誰かが毎回メインになってストーリーが進行しています。第4話ではよしのが、第5話では英喜と一郎がメインで、一郎については双子の秀才の弟の次郎と対立したことで、ようやく「一歩身を引く」から「勉強でライバル視する」という気になって、特進クラスへ「6人目の生徒」として入りました。龍山高校の生徒としては「真面目」だという彼だけど、見込みはありそう!
桜木が呼んでくる特別講師たちの指導方法が、ほんとユニーク!
・柳鉄之介(品川徹)
数学担当。“東大数学の鬼”という異名を持ち、実は桜木の恩師であるという老人。顔のイメージは数学者の秋山仁さんみたいだけど、「着物に竹刀」という日本古来(?)のスタイルで、教育方針も古めかしいもの。でも生徒たちに次々と問題を解かせて、正答率アップと共に有限時間内での1問題の時間配分を体得させています。単純なようで、結構効果的?
・阿院修太郎(小林すすむ)
理科担当。あいんしゅ・・・たいん? アインシュタインかよ!(笑) その授業は相対性理論を覚えさせるような小難しいものではなく、解説マンガや実験で直感的に理解させようというもの。滑り台で滑った時、ズボンだけ引っかかって人間だけ下まで滑り降りた時の、ズボンの事象。これ即ち「摩擦力」なり。真ん中で留めた二つの縄を二人で持って、一人が両手で同じように振ると「同位相」、両手で交互に振ると「逆位相」でもう一人の方の縄が振れ幅ゼロになる事象。これ即ち「重ね合わせの原理」なり。うん、分かりやすい! 小・中学校辺りで受けたい授業ですね(笑)。
芥山龍三郎(寺田農)
国語担当。あくたやま・・・あくたがわりゅう・・・まあいいか(笑)。古文の授業では、古文そのものを読ませるような小難しいものではなく、古典マンガや語呂合わせで直感的に理解させようというもの。「ゴロで覚える古文単語」では、「あいなし→『あいなし』では『つまらない』」、「あたらし→『あーたらし』ちゃった『もったいない』」、「あまた→『あまった』?『たくさん』」、「むつかし→『むつかしい』試験、『いやだ』」、「かなし(かなしうす)→『かなし(い)うす(いくん)』、『かわいい』」等々。確かに分かりやすい! もっと語呂合わせの例を知りたいね!
「勉強」というものは、ある種楽しくやるべきだと思いますね。かつて大学時代の恩師が、「何事も遊びから入れ」という言葉を私たち研究生に教えてくれたことがあります。「楽しさを理解しながら、興味があるものについてさらに理解を深めていく」という精神ね。今の私にとっては、それがここ「あずスタ」の運営だったりします。
まあそんなところで、「勉強をしなければ!」とか「(どうせなら)楽しく勉強しよう!」とかいう心が芽生えている、特進クラス6名の今後に注目していきたくなりました! このドラマ、やっぱり来てるよ?
●原作コミックス&関連書籍
・原作コミックス「ドラゴン桜」(三田紀房)
・書籍「ドラゴン桜」公式ガイドブック(三田紀房・モーニング編集部)
・書籍「ドラゴン桜 東大合格をつかむ言葉161」
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コメント
あずさん、こんばんわ~。
かなり力が入って、それでも、ぐんぐん引っ張られます。
早い話が、お気に入りになってます。ガンバレ、桜木!
応援しちゃいますよ♪
いつも、TBありがとうございます。
投稿: mari | 2005.08.07 23時37分
今晩は。TBありがとうございました(笑)
私、当初見ていなかったのですが、はまりそうです(笑)
投稿: たまちゃん | 2005.08.08 00時27分
あまり好きな絵では無かったのに、何故だかモーニングでの連載をいつしか毎週楽しみにするように・・・で、今回のドラマ化に際して何を楽しみにしてたかというと、個性豊かな講師陣をどんな俳優さんが演じるかって事だったんです!事前に物理講師が小林すすむさんと知り、失礼ながらがっかりしてました(汗)。
んがっ!実際に登場となると・・・あの風貌にすっかりヤラレちゃいました~♪やるじゃんコント赤信号!(笑)
投稿: まこ | 2005.08.08 00時49分
・・・じゃ無かった!何だっけ?アダモちゃんこと島崎がいたコント名が思い出せな~い!
投稿: まこ | 2005.08.08 00時51分
>mariさん
いや~、何だかホッとした~。結構批判的なことにも触れていたから、内心どうかと不安だったけど。何でしょう、桜木が自信たっぷりに生徒たちを付いて来させるのが良いんですかね? 応援しよう。ガンバレ、桜木! またまたどうぞよろしく~。
>たまちゃん
どうもありがとう! そうそう、中盤戦になってグッと来てますよね。登場した特別講師たちの独自の授業も見ものでした。次回は何かエアロビやってたけど、何を見せてくれるんだろう?(笑)
>まこさん
そうそう! 某テレビ誌の原作マンガ紹介で、「紙相撲のような立体感の薄い絵が少々気になる」等とズバリ書いてあって、口あんぐリング! でも絶賛はされていたんですね。うん、確かに面白いです、これね。なるほど、まこさんは「各特別講師を誰が演じるか?」に注目していましたか! はは、阿院先生には当初ガッカリング?(笑) でも実際に姿を見てやられリング?(しつこくなってきた) 彼がかつていたコントグループは「ヒップアップ」ですね。昔過ぎてネタは良く知りません(苦笑)。私は、「阿院」で「アイーン」から「志村けん」の光臨を望んでいました!
投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.08.08 03時20分
はじめまして。TBありがとうございます。
自分が高校時代にこんな先生いたら東大うけていたかもなー
なんて思わせる番組だと思います。
今後も楽しみですね。
投稿: nobody | 2005.08.08 12時24分
個性的な教師たちにハマっています。
あんな授業受けたかったな。(勉強しなかった言い訳か!?)
あずさんは、アダモちゃん知らない世代なんですね。(笑)
まこさん、私は知ってるよー!!^^
投稿: ちーず | 2005.08.08 13時11分
あずさんこんばんは
あんな授業受けたくなりますねー。
勇介たちが、うらやましいです。
投稿: まりこ@どらまにあ | 2005.08.08 22時23分
わたしも当初はあまり見るつもりはなかったのですが,たまたま見て面白かったので,先週もみました。
なかなか面白いですね☆
わたしは某進学校にいたものですから,受験というとなんだかなつかしいです(笑)。
東大合格へ,桜木がどう導いていくのか,目がはなせなくなってきました^^
投稿: うさこ | 2005.08.08 23時56分
>nobodyさん
はじめまして! nobodyさんが思う気持ちは私も同じで、「あんな授業を受けていたらなあ」と羨ましくなります。勉強は楽しさを覚えたら乗ってくるものだし?
>ちーずさん
普通っぽい講師がいないのも妙で面白いですよね! あっ、アダモちゃんは微妙に知っているんだけど、「ひょうきん族派」じゃなくて「ドリフ派」だったのもあって、「良く知らない」と言っているだけなんです(笑)。
>まりこさん
そうですねー、受けたい授業ばかりですよねー。できれば中学校くらいで?
>うさこさん
うん、結構面白いでしょう? 私もだんだん面白く思えてきましたよ。うさこさんは地元じゃ有名な進学校にいたから、受験時代が特に懐かしく思えるんでしょうね。生徒たちがだんだんやる気を出しているし、後は桜木マジックがどう光るか、そこが見ものです!
投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.08.09 03時37分