はるか17・第1~3話
雑誌「週刊モーニング」で連載中の同名マンガが、このたびテレビ朝日系でドラマ化されました。平山あやさんの連続ドラマ初主演作になるんだけど、制作サイドが原作の主人公・はるかを演じられる女優を検討した結果、「平山あやしかいない」という結論に達したそうです。ほほう、そこまで言うのなら、彼女の演技っぷりを見てみましょうか。ところで、関東地区ではこのドラマが今クール最初のスタートを切ったわけですが、こちら東海地区では土曜深夜に放送されるため2番手になり(1番手は「女王の教室」)、ここでのレビューとしては全ドラマの足並みを揃えたせいで、今クール最後のスタートとなりました。
○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○テレビ朝日系「はるか17」
第1話「なんで私がアイドルに!?」
芸能事務所に就職した女子大生がアイドルとして活躍する姿を描くコメディー。女子大生・遥(平山あや)は就職先が決まらず焦っていた。芸能プロのマネジャー職に応募し、即日採用されて喜ぶ遥だが、社長の福原(古田新太)は彼女を17歳のアイドルとして売り出そうと考える。数日後、何も知らない遥は、グラビア撮影の仕事をさせられる。
第2話「水着!?オーディションの罠」
遥(平山あや)は映画のオーディションを受ける。大手芸能事務所のマネジャー・崎谷(杉本哲太)は、自社の新人タレント・ユリ(瀬戸早妃)が合格するように圧力をかけていた。ほかの参加者に気後れしていた遥だったが、2次の水着審査に進む。だが、監督・河原崎(ケーシー高峰)のセクハラにキレた遥はオーディション会場を追い出される。
第3話「グラビアコンテストの秘密」
新人カメラマンの仁(冨田翔)が、遥(平山あや)に漫画雑誌の水着コンテストのモデルを依頼。遥は父・岩男(ガッツ石松)にバレるのを恐れるが、周りの説得でコンテスト出場を決める。雑誌発売後、岩男が偶然、遥に会いに童夢企画を訪問。遥は内証でタレント活動していることに胸を痛める。そんな中、遥は読者投票の中間発表で1位を獲得する。
にゃは、にゃはは、にゃはははは。一言で語ると、「テレ朝らしい~」っていう印象(笑)。何と言いましょうか、お笑い・シリアス・チープさの間でうごめくいつもながらの作りで、それが「テレ朝らしい~」の一言に集約されるってことです。「面白い・面白くない」のどちらかと問われたら、うん、これは面白いですよ。弱小芸能事務所「童夢企画」にマネージャー志望で就職した“宮前遥・22歳”が、事務所の意向でタレントにさせられて“はるか・17歳”として活動するという、いかにもマンガっていうかベタなストーリー。でもそのプロセスっていうのがなかなか面白くて、原作に沿って程よく展開させているところなんかが「テレ朝らしい~」と思わせる。さすがにしつこくなってきましたね(苦笑)。
「童夢企画」は、社長・福原剛史(古田新太)、遥の同期&マネージャー・桃田猿男(金子貴俊)、経理担当・幸子(大島蓉子)、それに宮前遥がいて、超売れっ子の天才メイクアップアーチスト・尾倉兼三(深沢敦)がサポート。一方、ライバルとなる大手芸能事務所「ファインプロ」は、社長・松永洋一(橋本さとし)、マネージャー・崎谷浩平(杉本哲太)、栗山賢吾(マギー)、所属女優・佐倉ユリ(瀬戸早妃)、長谷川菜々子(相沢紗世)がいて、両事務所は激しく対立中。遥の父親・岩男(ガッツ石松)と母親・ミドリ(高橋ひとみ)も登場して、ストーリーが進行しています。
最初はあれだけアイドルになるのを嫌がった遥だったけど、いつの間にか対抗意識が強くなってアイドルになることを決意。かなり地味路線でいたのに、急に「意見を言う時はキッチリ強気で言う」っていうキャラに豹変したもんだからびっくり。その間笑いあり涙ありで、普通に楽しめていつの間にか1話分が終わってしまう感じですね。なんと、ドラマに合わせて「はるか」名義のイメージDVDがリリースされたから、また面白くなってきました。そうそう、平山あやさんの演技っぷり、なかなか良いですよ。「はるか」としても、ここは一つ応援していきましょう!
●ドラマ
・イメージDVD「はるか 17歳」
主題歌「アオバ」(メレンゲ)
・「はるか17」オリジナル・サウンドトラック
●原作コミックス
・原作コミックス「はるか17」(山崎さやか)
※あっ! 著者の山崎さやかさんって、大問題になったあのマンガ「マイナス」の作者か~!
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