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2005.05.23

タイガー&ドラゴン・第6話

Macの新OS「Mac OS X 10.4 Tiger」が、約1年半ぶり・4度目のメジャーアップグレード版として4月末に登場しました。あいにく私はMac派ではないんだけど(生粋のWindowsユーザ)、「隣の国が気になるぞ?」って感じだけで注目だけはしています。ただ現在は、商標権侵害問題やセキュリティ問題でも騒がれているようですね・・・。ところで、「Tiger」といえば「タイガー&ドラゴン」(強引?)。脚本のクドカン(宮藤官九郎)は、このドラマを始めとする作品を愛用のMacで書いています。ああ、「Tiger」は導入したかな? それともまだかな? もしかして脚本を書きながら、「タイガータイガー使いタイガー!」なんて言ってたのかな?(笑)

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「タイガー&ドラゴン」
第6話「明烏」

竜二(岡田准一)らは女性に興味がないどん吉(春風亭昇太)のために、合コンツアーを企画。虎児(長瀬智也) は銀次郎(塚本高史)に任せていた債務者・克子(薬師丸ひろ子)が逃げて、ドタキャンする。さらに、メグミ(伊東美咲)ら女性陣もひとり欠員が出たため、竜二は会場の温泉地にいた女を誘う。その女こそ、虎児が追う克子だった。

「えっ? もう時間ですか? しょう~がないわね~。 タイガー&ドラゴン!」

この時点ではまだ何者かが明かされなかったので役名は置いといて、数々のドラマや映画で活躍する女優の薬師丸ひろ子さんが、こんな一言を叫んで始まりました。出囃子は、彼女の出世作となった大ヒット映画「セーラー服と機関銃」の主題歌「セーラー服と機関銃(原題:夢の途中)」でした。こうしてようやく「女流落語家」の噺が見られたわけだけど、「クドカンドラマに薬師丸ひろ子」と言えば、やっぱり“美礼先生@木更津キャッツアイ”でしょう~。ぶっさん(岡田准一)やアニ(塚本高史)も出ていることだし、映画「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」以来久々に会話なんてしたのかもしれませんね!

今回のお題は「明烏」。「あけがらす」と読みます。私は当初大ミスして「明鳥(あけどり)」だと思っていました(笑)。でもそれは私だけではないはず・・・。真面目で堅物過ぎる若旦那のことを気にする父親は、町内の遊びである源兵衛と太助に頼んで吉原へ連れて行かせました。「お稲荷さまのお参り」と聞いていた若旦那も、着いてからはさすがに気付いてすぐ帰ろうとするけど、源兵衛たち二人は「大門(入口)で止められる(チェックされる)」とウソの脅しを入れて何とか留まらせました。しかし若旦那は、そこで出会ったある花魁と一夜を過ごして良い気分。逆に二人は良いこと無しで悪い気分。若旦那と花魁のいる部屋へ行き、すっかり吉原が気に入ってしまった若旦那へ「ゆっくりして行きなさい、私たちは先に帰ります」と言いました。そこで若旦那が、「あなたたち、先に帰ってみなさい、大門で止められます」と言うのがオチ。ウソの脅しを最後まで本当だと信じたところが、真面目って言うか何と言うか。まあ普通はそうなりますけどね。ちなみに「明烏」とは「夜明けに鳴く烏(からす)」という意味だけど、「男女の朝の別れ」を意味するところもあります。

さあこれが、現代ストーリーとどう結び付くか? 小虎(虎児)の腕の見せ所です。ここで、2つの要素が重要になってきます。

1つ目は「落語ユニット“喜利喜利ボーイズ”」。寄席の人気を集めようと、林屋亭一門が中心となってユニットを結成し、日本テレビ系「笑点」の名物コーナー「大喜利」を真似た演目で客を笑わせます。人気コーナーは「あいうえお作文」。「“あ”わてず “い”そがず “う”でを組んで “え”がおで “お”しくらまんじゅう!(これは自作)」等と順に言うやつですね。オチまで終わったところで、5人が立ち上がって“OH! 喜利喜~利!(ぎりぎり)”と言って決めポーズ。これが結構笑えました~。そして「本家・大喜利」での座布団運びの山田くんに当たるのが、名前が微妙に似ている山崎くん、つまり虎児。司会がどん兵衛(西田敏行)で、あいうえお作文をやらせる5人の弟子がいて、座布団運びをする名前の似た人が1人がいるということで、上手いこと「大喜利」とつながっていますね。クドカンは、当初からこのスタイルを想定していたのかな?

2つ目は「堅物の落語家・林屋亭どん吉」。超マザコンでいて、昔からメガネを掛けた姉3人に圧倒され続け、女性不信になってしまったどん吉。彼が「明烏」の若旦那になります。実はこの放送の前に、NHK「スタジオパーク」にて春風亭昇太さんがゲスト出演したんだけど、実生活でも独身ということでその辺りのことをいろいろと質問されていました。

3つ目は「謎の行きずり女・白石克子」。借金を抱えながらもblogで日記を更新するという変わった設定の克子。実は冒頭で高座に上がったのはこの人だったんですね。彼女が「明烏」の花魁になります。ただ、「現地の女」ではなく「行きずりの女」というのが落語と異なる所。後は、年齢かな・・・。

さてここからはスムーズに。「明烏」の源兵衛と太助は、どん太(阿部サダヲ)と竜二。彼らは合コン温泉旅行を企画してどん吉を無理矢理連れ出すんだけど、その合コン相手とはメグミ(伊東美咲)を含むバスガイドたち。しかし女性陣の頭数が足りず、たまたま現地近くに来ていた克子を誘って、合コン開始! 若い者(竜二たち)は弾けてたけど、若くない者(どん吉と克子)はしんみり。でもその二人はいつの間にか良い関係になっちゃって、なんと一夜を過ごしてしまいました。一方で虎児はある借金女を探していたんだけど、それは何と克子! 翌朝、「明烏」に合わせてどん太や竜二たちが、また「借金取り」で虎児や銀次郎(塚本高史)が、彼の泊まった部屋へ行きました。すると、どん吉と克子が一つの寝床の中にいて、しかも既に愛を誓い合ったと聞いてびっくり! 虎児たちは任務を優先して、克子の夫となるどん吉へ二百万円近い借金の返済を要求すれば、どん吉は「返しますよ! 返しゃあ良いんでしょう?」と強気な発言。これで何となく万事片付いた形になって、どん太が「あたしら、寄席がありますんで東京へ帰ります!」と言って一同が去ろうとすると、どん吉が「あんたたち、帰れるもんなら、帰ってごらんなさいよ。」と呼び止めるのでした。そして続けて(ここからは小虎による)、「私がいなきゃね、『あいうえお作文』ができませんよ」と言って「明烏」のオチへと何とかつなげました! ほほう、設定も違えばオチも違うんだ? OH! 喜利喜~利!(笑)

ストーリの紹介が終わったところで、今回見どころだった3つの要素を書き連ねます。

1つ目は「虎児の銀次郎への思い」。喜利喜利ボーイズたち(どん兵衛とどん吉を除く)が上野のランパブへ行った時、組長(笑福亭鶴瓶)たちから克子の借金取り立て話を電話で受けた虎児は、「今回は銀次郎に一任させたい」と伝えました。それは、いずれ銀次郎が組を背負うことを想定した虎児の気遣い。しかし真実は、ランパブで思う存分遊ぶための言い訳(笑)。ただ、一度克子に夜逃げされた時、虎児はその気遣いとやらを銀次郎へ直接伝えました。そのシーンは良かった! 虎児から見れば、銀次郎はまだ半人前だけど可愛い舎弟。今の時点では良いコンビです。

2つ目は「竜二とメグミのラブゲーム」。これまで数話にまたがって二人の(叶わぬ?)恋模様が端々で描かれてきたけど、今回の合コン温泉旅行では混浴風呂に入って、ついにキスしました! 竜二、良かったね。でもメグミは、ちょっと面倒くさい女かも?

3つ目は「小虎の新パターン」。今回ついに出たよ、「タイガータイガーありがタイガー!」が! これは第4話の冒頭文でも紹介したけど、いきなり登場しましたね。やはり間違いではありませんでしたね。これで謎は解けました。ありがタイガー!

喜利喜利ボーイズたちは今回限りかな? 無くすには惜しまれるユニットですけどね。それにしても、ドラマレビューどころか通常記事の公開が、都合により大幅に遅れています。でも、「私がいなきゃね、『あずスタ』が成り立ちませんよ」なんて言いたい。ありゃ、普通過ぎて笑えない? OH! 笑いもギリギ~リっすか?

●「タイガー&ドラゴン」・私的な満足度ランキング
第1位: 「厩火事」の回[第5話]
 (笑いと涙の夫婦漫才劇。全編に渡って、完璧に近い出来でした!)
第2位: 「三枚起請」の回[スペシャル]
 (約2時間もあるこのストーリーは、作り込みもすごくて面白かったです。)
第3位: 「饅頭怖い」の回[第2話]
 (どん太が面白過ぎ! 元も有名な落語だし、知っている分かなり楽しめました。)
第4位: 「茶の湯」の回[第3話]
 (新登場のキャラが良い味を出していました。)
第5位: 「明烏」の回[第6話]
 (喜利喜利ボーイズの演目が実際に見てみたくなりました。)
第6位: 「権助提灯」の回[第4話]
 (落語はベタだけど、現代ストーリーの立場逆転には驚かされました。)
第7位: 「芝浜」の回[第1話]
 (これが「クドカン流」と言わしめた、スペシャルと連続ドラマの掛け橋的存在です。)

○関連記事『タイガー&ドラゴン・ドラマスペシャル』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/01/post_11.html
○関連記事『「タイガー&ドラゴン」が連続ドラマ化決定!』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/02/post_2.html

・「タイガー&ドラゴン」オリジナル・サウンドトラック

「タイガー&ドラゴン」
オープニングテーマ「タイガー&ドラゴン」(クレイジーケンバンド)

DVD「タイガー&ドラゴン」( 「三枚起請」 の回)
DVD「タイガー&ドラゴン」[「三枚起請」 の回]

シナリオ本「タイガー&ドラゴン」[「三枚起請」 の回](宮藤官九郎)
シナリオ本「タイガー&ドラゴン」[「三枚起請」 の回](宮藤官九郎)

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★TBさせていただきます★ハンガーハンガー、クリフハンガー!独身貴族な崖っぷちっっ(笑)! 『タイガー&ドラゴン』第6話、「明烏(あけがらす)」の回の感想です♪ [続きを読む]

受信: 2005.06.02 09時02分

» テレビドラマ。 [クロフクブログ。]
もともと結構好きな人。 でも、1人じゃなくなってから、前ほど見なくなったかも。 この2週間は相方が帰省していたので、早く帰った時とか・気になっていたヤツを録画したり、とかで今クールのドラマを本当に『今更ながら』チェックした、ら、結構面白そうなヤツがあるんで..... [続きを読む]

受信: 2005.06.04 18時55分

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