タイガー&ドラゴン・第3話
いやいやぃゃぃゃぁ~、ドラマ「タイガー&ドラゴン」は回を重ねる毎に面白くなっていくようですね! ヤバいよなあ~、来てるよなあ~。おっと! 今回ばかりは、そんな風に「ヤバい」だの「来てる」だのとあまり言わない方が良いみたいです・・・。
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○TBS系「タイガー&ドラゴン」
第3話「茶の湯」
アマチュア落語家・淡島(荒川良々)が、どん兵衛(西田敏行)に弟子入りを志願する。無礼な態度が気になるが、どん兵衛は承諾。だが、どん兵衛が虎児(長瀬智也)に教えるために高座で披露しようとしていたネタを、淡島は師匠の前に演じてしまう。一方、竜二(岡田准一)はファッション界で高名な片岡(大森南朋)にコラボレート商品を作る話を持ちかけられる。
「何か俺今日あんま出番ねぇみたいだし・・・(誰一人笑わない客席)。
何だこの空気・・・何か言うんでしたっけ? あっ。タイガー&ドラゴン!」
リーゼントとモミアゲが特徴で、ヤクザの組長の息子である銀次郎(塚本高史)が、こんな一言を叫んで始まりました。「自分大好きだもんで、アハハ」等と、自分や彼女のリサ(蒼井優)の自慢話ばかりしていたけど、それよりも恒例のオープニングとは言え、まさか落語をやらない銀次郎が高座に上がるとは! てっきり落語家つながりで、第2話で登場済みのどん太(阿部サダヲ)、SPで登場済みのどん吉(春風亭昇太)、どんつく(星野源)、どんぶり(深水元基)、あと・・・うどん(浅利陽介)か?(お約束の笑い?) そんな風に続いていくと思っていたけど、それだけでは無さそう? でもこうなると、師匠のどん兵衛や本来素質のある次男の竜二はもちろん、女流落語家としてメグミ(伊東美咲)、落語好き代表として辰夫(尾美としのり)、そして組長役で本物の落語家である笑福亭鶴瓶さんも登場してしまうかも? 何だか楽しみになってきました!
今回のお題は「茶の湯」。私、全く知りませんでした、はい(笑)。だから復習しようと思うんですな! ある御隠居さんが老後のたしなみとして「茶の湯」を始め、丁稚の定吉と見様見真似でお茶を立てるんだけど、抹茶ではなく青きな粉を使い、泡は椋の皮(昔の石鹸代わり)で作ったため、できたお茶はまずくて腹を壊す始末・・・。それでもハマリにハマって、手当たり次第に人々へ飲ませたり、妙な材料を揃えてお菓子までこしらえてしまうんですな。それで、ある日尋ねてきた3人にも同じように飲ませたは良いが、彼らも作法なんて分かりゃしない。適当にその場をやり過ごしたけど、口にしたお菓子はもうまずくてまずくて。慌てて便所へ駆け込んで、隣の畑へお菓子を投げ捨てるんだけど、それが農民の顔にベチャ! それを見て「また茶の湯か・・・」と呟くのがオチでさぁ。チャンチャン♪
これが最初分かんなくてさぁ~(苦笑)。理解するのに苦労しましたよ。最初は後から来た3人が1人の適当な作法を真似るところがツボだと思ってたんだよね(それはそれで合ってます)。たまにドラマなんかで、高級料理店に入ったものの作法が分からなくて、他人の作法を真似てあたふたするシーンがあるよね? それに似たものだと思っていたけど、オチではない。オチはあくまで「また茶の湯か」だし? でも文字にして見ると良く分かりました。つまり、農民は現場にいなくとも、「妙な茶の湯」を楽しんだ(?)者が同じようなことをするのを日々見ているから、「また茶の湯やってんの?(虎児のセリフより)」と察して呟くんですね。こうした“間接的な判断”は現実にも良くあるもので、例えば道頓堀川へ人が次々に飛び込むのを見て、「また阪神タイガースが優勝か・・・」と察するのと同じ。これって「タイガー&ドラゴン」的にもナイスな例?(ニンマリ)
さて今回は、2人の新キャラが登場! まずは、「ジャンプ亭ジャンプ」と名乗る淡島ゆきお。アマチュア落語のチャンピオンで、彼が目を付けた若手は必ず売れるという存在らしいです。そんなキャラを演じるのは、脚本のクドカンも所属する劇団「大人計画」の荒川良々さん。今年はNHK大河ドラマ「義経」で破戒僧・大日坊春慶を真面目に演じていたけど、このドラマでもバッチリ役にハマってる! いきなりどん兵衛に弟子入りを頼んだかと思えば、今度は彼に対抗するかのように「茶の湯」を披露。どん兵衛もたまらず「茶の湯」を披露して、後々小虎(虎児)も「茶の湯」のアレンジ版を披露。辰夫も言っていた「なんだぃまた『茶の湯』か?」に強く同感したり(笑)。荒川さんの落語シーンはごく自然体で、「笑点」の大喜利に出演中の三遊亭好楽さんみたいなイメージだったなあ。でもスタイルは林家こん平さん並みの豪快さがあったけど(笑)。それで彼の普段着の一部に大注目! なんと今は無き「近鉄バファローズ(現・オリックスバファローズ)」の帽子をかぶってるよ~! 服装も古ければ考え方も古い。でもそれゆえに、古典落語は滅法強い。う~ん、ナイスキャラですね~!
次に、ストリートファッションのカリスマ的存在で、プロデューサーとしても名高いBOSS片岡。とにかく活動の幅が広く、彼に認められたら間違い無く売れるという存在らしいです。そんなキャラを演じるのは、大森南朋さん。最近ドラマ等に多く出演して良い演技を見せてくれるけど、このドラマでのキャラもかなりインパクトが強くて、通称“BOSS”の口癖通り、彼もヤバいよね~、来てるよね~!(笑) 上手い具合に“コラボ”ってて“カテゴライズ”されてるって感じぃ?(意味不明) それでね、後々小虎も高座で「最近の人は『ヤバい』とかね『来てる』なんて言いますね~」って言うんだけど、ドラマ内でも「どん太がヤバい」とか「今年はメッシュが来てる・来る」なんていうセリフが頻繁に出ますよね? それってクドカンの「自虐」だったりする? そういう私も、自分で書いた過去のレビューを読み返したら、そんな言葉を連発してるんだよね(笑)。小虎さんよ、私のことも含めてそう言うかい? えっ、どうなん? ぶっふぁーっ!
さあそんな中、「茶の湯」を現代ストーリーとどうリンクさせていくのかが見ものなわけで・・・。まずBOSSが「燃えるドラゴンナイト」というクラブイベントを企画し、竜二の気を乗せてチケット代わりのリストバンドを作らせました。竜二は業界の有名人に自分を認めてもらえたことがあまりにもうれしくて、ドラマ「木更津キャッツアイ」のぶっさんライクに喜んでいたっけ(それもある意味「コラボ」だぜぃ!)。でも実際に量産された現物は、竜二のデザイン(赤色で花みたいな形)でないダサいやつ。黄色で「竜的炭酸」って書いてあったけど、なるほど、竜二の店「ドラゴンソーダ」の漢字版ですな? この辺りから小虎の「茶の湯」につながっていくんだけど、竜二は不満を訴えにBOSSの事務所へ出向いても、BOSSは言い分を聞かないばかり。そんな竜二は、こんな形でリストバンドがバカ売れするとしても、自分の「こだわり」ってやつは捨てきれなかったのでした。そこで再びBOSSの所へ出向き、量産したリストバンドと得た売上金を叩き付け、BOSSへ怒りをぶつけるように「どっかのダセー奴とコラボすりゃあいいじゃんっ!」と言ってやったんですね。ああ、スカッとした~! 後日そのイベントに出向いた虎児はBOSSに会って、竜二に「来てる」等と言っていたのが真実かを問い(結局適当だったらしい)、また軽々しくそう言われた者が一喜一憂する理由として「必死だからだよ!」と伝え(強みあるセリフだった!)、最後に「自分の言葉に責任持てよ!」と静かに力強く説得したのでした。そして“虎児的「来てる」”の寄席の招待券を手渡して、そこを後にしました。このシーンはものすごく良かったですね! それでその「ドラゴンナイトとやら」は毎週土曜の夜から翌朝にかけて行われ、帰る参加者たちが墓地の横を通って、その墓地内へダサいリストバンドを投げ捨てるんだけど、それが掃き掃除中の坊主の顔にペタ! それを見て「ああ、またドラゴンナイトだ・・・」と呟くのが「茶の湯」の現代版でした。よっ! 小虎、やるね~! あのチケット代わりのリストバンドを捨てずに持っていれば、いつでも何度でも入場できるという裏技はあるけど、どうやらわざわざ行くほどの大したイベントじゃないみたい? ああ、所詮BOSSも「『センス』という名の『作法』」は大したことが無かったわけね(この辺りが元の落語と何となくコラボってる)。斬新なオチで拍手喝采の客席には、虎児にもらった招待券で来たBOSSもいて、演目が終わるとそそくさと逃げていきました。よっ! 虎児、上手く言い負かしたね~!
これにて虎児は、どん兵衛の判断によって「二つ目(前座の次の位)」に昇格! そう言えば、虎児って毎回「現代版落語」で楽しませてくれるけど、その裏で「つまんない落語」も日々披露しているんだよね(苦笑)。今回はそれを「ネットでの評価」としてちゃんと取り上げていたけど、中盤で披露した何かの落語については確かに「萎えー(ある書き込みより)」だったかも? でも時々繰り出す「独自の落語」が評価されているみたいですね。それから、どん兵衛の借金の返済について。序盤でも虎児より10万から20万への値上げを求められていたけど、その時どん兵衛は「虎児が肩代わりして全額払えば、後は虎児のペースで落語を好きなだけ覚えてもらって(落語1つの授業料は10万円)、お互い満足♪」みたいなことを提案していましたね。これはまさに、良くある「定額制の○○放題」! 普通利用者は喜ぶものだけど、虎児は気に入らないようです(笑)。ヤクザの取立て役として、そのつどキッチリ支払う「即時払い」の方が慣れているもんね。いやいやぃゃぃゃぁ~、しかしまあこのドラマは、どんどん面白くなっていきますね! いずれ連続ドラマ分もDVD化されると思うけど、それを前にお店でも予約注文が殺到するはず。事情を良く知る先輩店員が受けた走り書きの予約メモを、何も知らず驚くばかりでいる新人のバイト店員が見て、きっとこう呟くことでしょう。「また『クドカン』か・・・」。
●「タイガー&ドラゴン」・私的な満足度ランキング
第1位: 「三枚起請」の回[スペシャル]
(約2時間もあるこのストーリーは、作り込みもすごくて面白かったです。)
第2位: 「饅頭怖い」の回[第2話]
(どん太が面白過ぎ! 元も有名な落語だし、知っている分かなり楽しめました。)
第3位: 「茶の湯」の回[第3話]
(新登場のキャラが良い味を出していました。)
第4位: 「芝浜」の回[第1話]
(これが「クドカン流」と言わしめた、スペシャルと連続ドラマの掛け橋的存在です。)
○関連記事『タイガー&ドラゴン・ドラマスペシャル』
【 http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/01/post_11.html 】
○関連記事『「タイガー&ドラゴン」が連続ドラマ化決定!』
【 http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/02/post_2.html 】
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コメント
そうそう、冒頭誰が高座に上がるのか楽しみですよね。最初はそんなに気にしてなかったけど、話のまくらもおもしろくなりそうです。
虎児が話がおもしろくないとかって言われながらも、案外古典をアレンジした落語が好評だったりして、ウケて最後に嬉しそうな表情を見せるのが、こっちまで嬉しくなります(笑)。
投稿: ちゅん | 2005.05.06 02時06分
おはようございますー。トラディー素敵過ぎ。んでもってクドカン連ドラでこの数字はビックリ(笑)。ブームはイヤなんだけどなぁ…。
投稿: lovelytelly | 2005.05.06 05時17分
あずさんこんにちは
TBありがとうございます。
私も最初「茶の湯」まったくわかりませんでした。
どこが笑うツボなの??(大汗)
ドラマの方を見て、そして、ここで道頓堀川ジャンプで
なーるほどーと思いました(笑)
投稿: まりこ@どらまにあ | 2005.05.06 10時31分
テレビウオッチャーでございます
TBありがとうございました
こちらもお返しでございます
今週も野球の後なので開始時間が気になりますです
4話はどんな話しになっていくのか楽しみですなぁ
投稿: tvwatcher | 2005.05.06 11時11分
あずさん、こんにちわ。
今回の話は確かにちょっと難しかったですよね。
私も最初は「知ったかぶりの話?」かと思ってましたが、2回見て
リンクの絶妙さに気付きました。
冒頭のあらすじの担当も、今後誰が上がるか楽しみですよね。
投稿: みんと | 2005.05.06 11時38分
>ちゅんさん
冒頭の高座担当は確かに楽しみですよね! 私は組長こと笑福亭鶴瓶さんの「本物の落語」を見てみたい! それから、虎児がアレンジした落語を披露した後に見せる顔。かなり充実感にあふれていますよね。でもその理由が分かりました。次回説明することにしましょう。
>lovelytellyさん
虎ボルタ、サイコー!(笑) 最近視聴率は追えていないんだけど(そろそろ再開予定)、割と良いと思っていたら最近ちょっと下がり気味? でも応援しています。
>まりこさん
私もだけど、素直に予習した方が良いみたいですね・・・。今回は笑いのツボってやつを見つけるのに笑いながら苦労しました。再現シーンは再現シーンで面白いですからね。オチになるのは、それだったか~と思いました。“オチ”だけに、川へ“落ち”る例え話も書いてみたり(笑)。
>tvwatcherさん
プロ野球の延長で毎回のように放送時間が繰り下がるもんだから、悩まされますよね。録画派はちゃんと考慮しておかないと。このドラマは、「次はどんな古典落語で来るか?」なんていう楽しみがありますね~。
>みんとさん
そうなんです、私も「知ったかぶり」の所を笑うんだとずっと思っていました。でも再び見たりレビューを書いているうちに、「ははぁ~ん、なるほど、よっ!」とそば屋の辰夫みたいに絶賛してしまう私がいます(笑)。冒頭の高座担当は、きっと今後も期待できることでしょうね!
投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.05.07 00時43分
「気ままなNotes...」へのTBありがとうございます。
この回は予習していないと、結構難しいお話でしたね。
まぁリサがたくさん出てきたので嬉しかったです。
第4回はまだ見てないです。録画早く見ないとな。
投稿: pixy_japan@気ままなNotes... | 2005.05.07 01時59分
おはようございます~。
「燃えるドラゴンナイト」が「茶の湯」に変わるのは
流行りものに何でも飛びつく子たちを皮肉っているよーでもあり、
大したイベントじゃなかったと軽薄なとこもシュールだったな~と(笑)。
「芸事の奥の深さなんてのは“ノリ”だけで安易に理解できるものじゃない」って言われているよーな気もしました。
投稿: 青いパン | 2005.05.07 10時25分
>pixy_japanさん
コメントありがとうございました! そうですね、予習無くしては理解し辛い回でした。リサが良い感じでしゃしゃり出てきますよね。落語をあまり知らないというのに、虎児が悩んでいた「茶の湯」のオチの笑いどころを淡々と説明していたし(笑)。
>青いパンさん
あっ、それはあるかも! 流行モノに飛び付きがちな若者がしっかり描かれていましたもんね。それにその流行モノも、実際体験すると実は大したことがないという・・・。「たま○っち」とかの部類かな?(苦笑) 「安易に理解できるものじゃない」という意見は、私も同感ですね~。
投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.05.08 03時26分
いや~,ほんとこのドラマ面白いですね!!!
今日この話の録画を見たのですが,おそらく前の野球中継が延長していたため,半分までしか録画できていなくて,全部見られなかったんです(泣)。
でも,あずさんのレビューを読んで話の結末とオチがわかってすっきりしました!
(ドラマを見るよりわかりやすかったかも!?)
実は次の回も同様のミスをしていて,いいところで切れてしまっています。
なので,次のレビューもよろしくお願いしますっ!!
投稿: うさこ | 2005.05.09 17時42分
うさこさん、どうもです~。そうなんですよね、ここんとこ延長繰り下げばかり! 録画したのを確認するといきなり「金スマ」だし・・・。でもうちの新DVDレコーダーくんは野球延長対応だから、延長が決まると自動で延長録画してくれるのだ~! って、うさこさん、残念でしたね・・・。でも私が毎回力をいれてレビューを書いているドラマなので、補完は任せといて! しかも落語に興味を持ち始めているので、レビュー内でもそれっぽく演じていたりします。そこもお楽しみに!(笑)
投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.05.10 02時10分
すごーい!自動で野球延長に対応してくれるんですね!
私がHDレコーダーを買ったときは,自動で対応してくれる機種はでてなかったので,うらやましいです!
EPG番組表はついてるので便利ですけどね~。
今週こそ,ばっちりとるぞー!
(前に野球がある番組は,終了時間を手動で(笑)延長対応しておきました!)
投稿: うさこ | 2005.05.10 10時20分
うさこさん、最近のDVDレコーダーは、ますます優れモノになっていますよ~! おかげさまで現在は、電子番組表で予約さえすれば、後は放置! 延長繰り下げで泣いたことはありません。まあ、録画予約だけは必須になりますけどね(笑)。今後は延長も考慮してバッチリ録画予約してくださいね!
投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.05.12 01時30分