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2005.05.25

あいくるしい・第7話

由美の死により、家族の絆を一段と強くした真柴家の面々。いつまでもメソメソしているわけにはいきません。早く前向きな気持ちになってもらいたいものです。何といっても、笑顔に包まれた明るさが取り得だからね!

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「あいくるしい」
第7話「家族のチーム力」

由美(原田美枝子)を失った真柴家では、あえて明るく振る舞い、悲しみを乗り越えようとしていた。ある日、幌(ほろ・神木隆之介)は紺のビー玉を落とし、乱暴者の同級生・章司(中屋力)に取られる。放課後、取り返そうとこっそり近づいた幌は、涙を流す章司を見て動揺。そんな中、みちる(綾瀬はるか)に恋人がいることが徹生(竹中直人)にバレる。

冒頭で、由美が亡くなった直後のしんみりとした朝の食卓風景が描かれました。しかし徹生が中心となって、明るさを何とか取り戻そうとしていました。庭で円陣を組んで掛け声を上げる真柴家の面々。徹生、みちる、豪(市原隼人)、幌、唄(松本梨菜)、明示(杉浦直樹)による家族の団結力は素晴らしい! “真柴家ー、ファイト!(オー!)×数回”の姿が、TBS系ドラマ「木更津キャッツアイ」の“木更津ー、キャッツ!(オー!)×3”のように見えました。掛け声にしてもカメラアングルにしても、絶対狙ってるよね?(笑)

○幌・冒頭のナレーション

皆が付き合っているのは、
もしかして、一番悲しいのはお父さんかもしれないからです。
一番悲しい人が頑張ろうとすると、
釣られてしまうものなんですね。
僕も、そういう人になりたいと思います。
一番悲しい時に、頑張ろうとする人に。

ここで「あいくるしい」のタイトル画面へ。ただその直前に、幌は学校のトイレで落とした紺色のビー玉を声変わりした長身の少年に取られてしまいました。虹色の戦士を後二人集めるか迷っていた矢先にこの事件。果たして彼は何者? それにしても、スポンサー紹介のバックで流れた映像が、キスとかケンカとか驚かせるものばかり! これから明らかになることだけど、何が怒ってしまうんだ?

紺色のビー玉を取ったのは、幌と同じ学年の羽生章司。幌や仲間たちが必死に取り戻そうとするのを、逆に面白がるかのように振舞って一向に返そうとしません。でも幌が唄を連れて章司を尾行したある夜、なんとその章司はビー玉を見ながら涙を流していました・・・。そしてある日、章司は幌に放課後神社へ一人で来るように言い、来たら返してやると伝えました。しかし約束通り向かってみると、返すどころか幌のビー玉まで奪おうとしたんですね。密かに現場へ来ていた愁(本郷奏多)も章司を責めたけど、章司は幌たちに暴力を振るって反撃。それでも幌は、「ビー玉をあげる」とか「友達になろう」とか言って、章司と仲良くなろうとしました。幌って、ほんと良い子! そのうちに、耕作(春山幹介)、奈々(志保)、聖子(後藤果萌)も現れ、5人の戦士が勢揃い。これには章司も圧倒されたようで、あの夜の涙の理由を話し出しました。母親が助からないかもしれない手術をするそうで、7色のビー玉を集めて願をかけていたとのこと。おお、幌と同じだ! そこで幌と仲間の戦士たちは、章司の手の平に自分のビー玉を次々に乗せて、お百度参りを始めました。100往復する必要があるけど、5人でやるから20回でちょうど100。イギリス民謡の「ピクニック」を口ずさみながら、夜になるまで願い続けた幌たち。呆れて帰ったと思われた章司も木の陰でずっと様子を見ていました・・・。その甲斐あってか、章司の母親の手術は大成功! そして章司は、同じ病院で以前同じようなことがあったと看護師の女性に聞かされました。また章司と同じくらいの子がいて気の毒だったとも聞き、章司はその人物の名前を聞き返しました。その直後は描かれなかったけど、「章司と同じくらいの子」というのはもちろん幌。自分のために願をかけてくれた幌が、同じ悲しみを既に体験していたという事実に驚いたことでしょう・・・。

翌日、学校で幌たちの前に章司が現れ、手術の成功の報告と共に、預かっていた7つのビー玉を全て返しました。すかさず幌は、紺色のビー玉を章司に手渡しました。少し上に持ち上げてかざす章司。それを見て笑顔を浮かべる幌。こうして新たな仲間が加わりました! 虹色の戦士集めは一応継続の方向? 残るはオレンジ色のビー玉。ドラマでは「みかん色」という表現だったけど、幌はみかん色の夕陽を見て母親のことを思い出すとみちるへ伝えていました。みかん色のビー玉を夕陽にかざす幌。そこには母親の姿が見えたのでしょうか?

○幌・ラストのナレーション

一番悲しい時に、一番頑張ろうとする人になりたいです。
あの夕陽みたいに、真ん丸で。
それは、ニコニコ笑う、お母さんの色。
みかん色の、優しい、優しい、お母さんの・・・。

みかん色のビー玉は誰にも渡されることの無い“お母さんの象徴”になると思っていた最中、「Amano(天野?)」という表札の家で、部屋の中から夕陽を見て涙を流す謎の少女が一時映りました。みかん色の夕陽と少女・・・もしかして最後の戦士になるのはこの少女なのでしょうか?

「今回気になったこと」は、以下の通りです。

・豪の原チャリのナンバーが確認できました。「ま 50-50」。
 “『ま』しば『ゴーゴー』”かよ(笑)。
 今まで気付かなかったけど、細かいこだわりの演出があったんですね~。
 細かいついでに、豪こと市原くんの眉演技にも注目してね(笑)。

・矢口(小栗旬)の病院の院長である父親が登場。中丸新将さんですか!
 “エリートの父親”という役が多いけど、今回も良く似合ってる。
 その矢口だけど、父親が勝手に決めた結婚の相手がいる中、
 みちるのことを本当に大事に思っているようですね。ホッとした~。

・みちるが由美の墓参りに出かけると、そこには瀬戸(田中幸太朗)が。
 そして矢口(小栗旬)とのことを聞くや否や、いきなりキス!
 驚いたというか、アキとスケちゃん(By セカチュー)って感じで(笑)。
 でもどうもわざとっぽい? 瀬戸って本来何かと良いヤツだし?

・虹には何故明るい色の中に暗い紺色があるのか?
 幌の素朴な疑問に、明示は「一日を表している」と言いました。
 静かな緑で始まって、ゆっくりお日さまが上がり、やがてみかん色の夕陽が沈む。
 つまり紺色とは「夜」。うん、見事な例え。理論ばかりが答えじゃないさ!

・亡き妻・由美の写真を助手席に置いて、タクシーでドライブする徹生。
 つい先日までのことを思い出しながら、涙を流して運転していました。
 由美の病態が悪い時も同じようにしてたっけ。徹生が一番悲しかったんだね。
 タクシーの中というのは、思う存分泣ける彼の大事な場所なのでした。

・夕子(桜井幸子)によると、中川(萩原聖人)はボクシングの後遺症で、
 いずれ記憶が無くなってしまうらしい!
 奈々も部屋で彼の丁寧な日記を見つけたけど、
 今ある記憶を忘れないようにするためだった! また悲しい事実が・・・。

・中川の事実を聞き、あえて彼からボクシングを習いたいと再び交渉。
 その熱意が伝わったのか、ようやく中川は承諾しました。
 自宅にて、唄を背中に乗せて腕立て伏せをする豪。
 唄も大喜びしていたけど、なんか良い兄妹の姿だったなあ。

・原沢家が崩壊寸前。離婚届まで登場してしまった。
 全ては千秋(南果歩)の不倫のせい? 篤(浅野和之)にも原因がある?
 事実を知った聖子(後藤果萌)の表情が、前回に続いて可哀想だったなあ。

・徹生が寄ったある食堂「ひがしやま」で、なんと由美に良く似た女性が!
 思わず水を注いだコップを地面に落としてしまい、茫然としていました。
 これは意外な展開。次週以降描かれていくようです。
 
・余談だけど、今回出た「紺色」は、私が掲示板等で常々使う「オレ色」。
 夜の管理が多いから、自然にそうなったのかな? 元々好きな色だし?
 章司と同じ“Knight of Kight(夜の騎士)”といったところかな。
 ありゃりゃ、戦士じゃなくなった~!(笑)

●関連記事
○第1話~キャスト紹介&それぞれの一言感想
○第2話~音楽(主題歌&BGM)大紹介
○第3話~野島伸司の過去作品への思い

「ベンのテーマ」
主題歌: マイケル・ジャクソン「ベンのテーマ」

・「あいくるしい」オリジナル・サウンドトラック(千住明)
 (「砂の器」等のBGMで知られる音楽家です)

●野島伸司・過去の名作ドラマ「私のオススメ・お気に入り」
「未成年」DVD-BOX 「高校教師」DVD-BOX 「聖者の行進」DVD-BOX
「未成年」DVD-BOX/「高校教師」DVD-BOX/「聖者の行進」DVD-BOX

●市原隼人 in 「ウォーターボーイズ2」
○関連カテゴリ「ウォーターボーイズ2」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/waterboys2/

●綾瀬はるか in 「世界の中心で、愛をさけぶ」
○関連カテゴリ「世界の中心で、愛をさけぶ」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/sekai-ai/
○関連記事『大塚製薬・「ポカリスエット(POCARI SWEAT)」のCM』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/03/post_7.html

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コメント

あずさん、こんばんは。
第7話のあらすじ書けるまで落ち着いたようですね。
よかったです。

どこかで見たのですが、今回の第8話からが2部スタートみたいですね。
7話からじゃなかったのが、ちょっとビックリ。

7話はなんだかいろいろな事が起こりすぎて、テンポよくすすんじゃって「もう終わり?」みたいな、ちょっと拍子抜けっぽい印象を受けました。
まあ、2週空いたのでそのぐらいでよかったんですけれどね。

矢口院長は、中丸新将さんでしたか。
見逃してました(^-^;;)

(8話も入れて)残り4話でどうまとめてくるんでしょうねぇ。。。

投稿: misato | 2005.06.06 00時01分

misatoさん、こんにちは! 身も心もボロボロ状態ですけど、ゆっくりと追い付きたいと思っています。なかなかフル稼働できないんですけどね・・・。

第2部スタートなんてことがあったんですか? ほほう、また面白いことをしますね~。中盤から終盤へ向かう時期だけあっていろんなことが起きているけど、見逃せないことも多いですよね。そこだけは変わらずチェックしていかないと。さあどうまとめてくるか? それ次第でこのドラマの最終的な評価も大いに変わりますね!

投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.06.08 03時27分

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今週なかなかupできなくてすみません。{/face_gaan/} 大変遅くなりましたが、「あいくるしい」第7話の感想を。 由美を亡くした真柴一家です。 やはり、意気消沈した、どんより気味の朝の食卓。。。 「父親としての責任」に目覚めた、徹生が家庭を盛り上げようと一生懸命です。 (幌に、「前から責任はあったよね」と突っ込まれていましたね。{/face_tehe/}) 徹生が頑張ろうとすることで、皆も頑張�... [続きを読む]

受信: 2005.06.05 23時52分

» (追記)「あいくるしい」情報 [Misato's Only One]
「あいくるしい」情報、追記です。 月刊ザテレビジョン(関西版)で、「いい男グランプリ(4〜6月期)」の発表です。{/onpu/} 「あいくるしい」メンバーで受賞したのは、下記の通り。  ・<弟にしたい男>    1位:真柴幌(神木隆之介)    2位:真柴豪(市原隼人)  ・<抱きしめたい男>    2位:真柴幌(神木隆之介)    3位:真柴豪(市原隼人)  �... [続きを読む]

受信: 2005.06.05 23時53分

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