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2005.03.31

2005年冬ドラマ批評ランキング

2005年冬ドラマの、私的批評ランキングを発表します!

※批評対象:21:00~24:00の時間枠で放映される民放の連続ドラマ。
  ただし、2クールにまたがるドラマ、シリーズものの常連ドラマは、一部対象外。

第1位: 救命病棟24時(フジテレビ系・火曜21:00)
私はいわゆる「第2シリーズ」から見始めたファンだけど、「(関東での)大震災」をコンセプトにして描かれた今回「第3シリーズ」にはかなり注目しました。レビューの方も、回が進む毎に「あらすじ&感想」のうちあらすじが膨らんでいき、臨場感を意識した長文スタイルになっていきました(執筆側としては表現力の勉強にもなるんです)。多くの方々と積極的に交流して(きっかけ作りで動いたこともあるけど)、時には真面目に、時には楽しく会話できたし、いろんな意味で「想い出に残るドラマ」となりました。それを記念に、いつか「まとめサイト(ファンサイト)」を用意して今日までの記録をまとめて残し、“いつのまに”、いや“何度でも”来ると思われる「第4シリーズ」を待とうと思います。というわけで、文句無しで今クールの私的No.1作品でした!

第2位: 3年B組金八先生(TBS系・金曜22:00)
ドラマ自体は見続けるけど、レビューは書かないことに決めたこの作品。でもあまりに良過ぎて、初回話以降3つも記事を書いてしまったという作品。つまり、書かずにはいられない状態にさせられたということです。半年間の放送だったけど、最後まで何とか追ってこられました。これでまた確信しました。私は「金八先生シリーズ」が好きなんだ、と・・・。

第3位: ごくせん(日本テレビ系・土曜21:00)
子供から大人まで見て楽しめたドラマでした。超ベタなストーリー(生徒の問題発生→ヤンクミ登場&説教)ながら、魅力あるキャラクターや印象に残るセリフで、とにかく大盛り上がり! そして何といっても、驚異の高視聴率続き! ネットの活用率も高くて、「ごくせん」絡みの記事を書いたらアクセス数が急増したサイトも多いはず? それほど、日本全国が「ごくせん」ブームにあったんでしょうね。こんなにも大人気だったことだし、続編シリーズは間違い無くあるでしょう?

第4位: H2~君といた日々(TBS系・木曜22:00)
原作マンガをほとんど知らないまま見たけど、だからこそ割と楽しめたドラマだったかな。比呂役の山田孝之くんと春華役の石原さとみさんの恋愛シーンが“ホームラン”級に大好きでした。残念に思ったのはBGMで、はっきり言うとグッとくるものが少なくて、自分の中では“ヒット”しなかったかな。近日原作を読み始める予定です。

第5位: 優しい時間(フジテレビ系・木曜22:00)
「H2~君といた日々」と放送時間がかぶったけど、今回変わった試みとしてネット配信コンテンツでストーリーを追ったという異例の作品でした。驚くほど静かな世界の中で展開されていたけど、だんだん面白くなっていったような気がします。ところで、梓(あずさ)ちゃん(長澤まさみ)がおっちょこちょいのせいで、彼女の周りの人が「あず!(あだ名)」って言うんだけど、そのたびに真顔で驚いていたのは、言うまでもなく管理人のads(あず)だったのです(笑)。

第6位: Mの悲劇(TBS系・日曜21:00)
実は全話見ていました! 私的に言えば、「M(未レビュー)の悲劇」だった・・・(笑)。美沙の衛への重い復讐劇が続くと思ってレビューをやめたけど、そこからは友情が芽生えたり過去の事件と絡んだりで、挙句の果てには予想外の人間が真犯人、という推理ものに大変化。そうなるのなら早く言ってよ! まあ真犯人発覚後は、最後の意外性も無く終わっていったのはちと残念だったけど(苦笑)。初回話を改めて見ると、衛が暴漢に襲われるシーンがちゃんとあったりします。覚えていたかな? それで衛の幼少期のシーンで、覆面をかぶった泥棒と対面するカットがあるんだけど、私は当初その泥棒の目を見て「あっ、佐々木蔵之介さんだ!」と思いました(第1話のコメント部分参照)。真実は? それもあって、いずれ何らかの形で衛と明(佐々木さんの役)は関係してくると思っていました(これは事実)。明が突然「俺のオヤジ(泥棒だとして)が、安藤家(衛)を陥れたんだよ!」とか言うんじゃないかと・・・(すごい妄想)。まあ実際は、予想した関係とは違ったけど、一応過去との結び付きはありましたね。それにしても、Sister Qの主題歌「Night and Day」は本当に良かった!(近々記事にしますよ!) 重いストーリーが終わった後でタイトルバックと共に流れ出して、最後に海岸で衛と美沙が微笑む映像を見ながら癒された~。この二人は美男美女だよなあっていつも思ってた~。うぅ、レビュー書いとけば良かった。「M(マジ)で悲劇」・・・。

第7位: みんな昔は子供だった(フジテレビ系・火曜22:00)
実は全話見ていました! 前クールのドラマ「めだか」を思い出させる展開で、それは当初の予想通り。山村留学に嫌々参加し始めた生徒も、その学校が廃校になる頃には学校自体が好きになっていた、という話でした。生徒たちが山村を出て行く別れのシーンも予想通りあったけど、やっぱり泣けたなあ・・・。そもそも、唯一山村育ちだったタッペイくんのナレーションが、毎回過去形の悲しげな語りだったから目に見えて辛かったけど。音楽担当は服部隆之さんで、良く流れていたメインBGMを始め、安定して素敵な曲ばかりで期待通りでした。国仲涼子さんも、民放の連続ドラマで初主演ながら頑張りましたよね。もう一つ内緒だった話。今クールのドラマで、見ていて泣けた最も最初のドラマが、この作品でした。第2話辺りで、国仲さん演じるアイ子先生が大人しい女子生徒へ糸電話で呼びかけて、こっちへこっちへと誘い出すシーンね。思わず子供のようにポロっと涙がこぼれました。みんな昔は子供だったのさ・・・。

第8位: 87%-私の5年生存率-(日本テレビ系・水曜22:00)
実は全話見ていました! 「乳がん」について、男性として理解を深め考えていきたいと思ったけど、そうして見ていられたのは中盤話辺りまで。そこからは医療ミス(実際は違った?)の問題を掲げて、ドラマならではの展開になっていったので、ちょっとのめり込めないところは正直ありました。CHEMISTRYの主題歌「キミがいる」にも、どうも入り込めなくて。「オススメ度87%」はならず終いでした。

第9位: 特命係長・只野仁(テレビ朝日系・金曜23:15)
リタイアではありません。中盤話辺りまでは見たけど、多忙な時期で視聴を犠牲にして断念した形になりました。つまり、決して悪い印象では無かったという意味ね。只野係長役の高橋克典さんが、たくましくて、カッコ良くて、エロくて(笑)。シリーズものだけど、今回シリーズは視聴率面でも頑張ってたし、評価は良い方でした。中でも、小林ひとみさんや鈴木早智子さんが出た回はすごかったらしい・・・。また、こちら東海地区の話だけど、かつては1週遅れで放送されていたドラマ枠が今クールからは翌夜に変更されて、話題に乗り遅れることが無くなりました。これは良い傾向! でも依然として放送日遅れなのは納得いかず・・・特命係長・只野仁を派遣しちゃうよ?(笑)

第10位: 富豪刑事(テレビ朝日系・木曜21:00)
リタイアではありません。序盤数話は見たけど、多忙な時期で視聴を断念しました。今思うと、流し見だけでもしとけば良かったかなあと思った作品でした。だって、あの金遣いはすごかったもんね! 「あの~、ちょっとよろしいですか?」という名言も生み出したことだし、金銭感覚面で世間知らずの女性が深田恭子さんの独自のキャラ性と上手く合っていたように思いました。ところで、あの~、ちょっとよろしいですか? テレ朝系2作品の視聴を犠牲にしたのは、別に意図的ではありませんよ~?(笑)

第11位: 不機嫌なジーン(フジテレビ系・月曜21:00)
中盤話辺りでリタイアし、最終話だけ見た視聴スタイルとなりました。最後まで私と合わなかった~。一つ分かったことがありました。主演の竹内結子さんは嫌いじゃないけど、最近彼女のドラマでの役で多い「何かと強がる役」はかなり苦手。同じことがキムタクにも言えるけど、次クールの月9「エンジン」で「待てよっ!」とか「うるせえよ」みたいなのを言う、いつも通りの役になるのかな? もうそういうキャラは飽きてしまいました。制作側もそろそろ年相応の役をぶつけても良いのでは? ストーリーについては、笑い所がどうも合わないためか拍子抜けすることが多く、「コメディドラマ」なのにほとんど笑えず。笑おうとしても笑えず。山口P作品として大いに期待していたけど、彼のプロデュース作品としては、初めての「ダメ出し系」です。言わせてもらえば、タイトルで失敗したと思います。「不機嫌」という言葉はまずいです。「不思議なジーン」の方が良かったかも・・・(自分が間違えて覚えていたタイトル)。

※「渡る世間は鬼ばかり(TBS系・木曜21:00)」は、今回対象外。

○参考サイト・過去の私的批評ランキング(本館「adsTV-web」該当コーナーより)
http://homepage1.nifty.com/sodey/adstv/orange/drama/
○参考サイト・ドラマ視聴率表(本館「adsTV-web」該当コーナーより)
http://homepage1.nifty.com/sodey/adstv/orange/drama/rating.htm

ここでも関連記事が探せるかもしれません

○2005年冬ドラマ・総評
見て分かるように、「完全リタイア」がありませんでした! 自分としてはすごいこと! 前クールが「不作のクール」だっただけに、今クールは結構注目できました。こうでなくっちゃ! 書き足らないことや誤字脱字はきっとあるけど、週末にちゃんと見直します。さて次クールは、「アタック! うーんじれっタイガー、あいくるしいなあもう~アネゴったら!」って感じで注目することになるのでしょうか、その辺りに期待!(笑)

※皆さんなりのランキングも知りたいです。コメント欄かトラックバック通知で、教えてもらえませんか?

○関連記事「2005年冬ドラマ・レビュー方針」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/01/post_23.html
○関連記事「2005年冬ドラマ視聴率ランキング」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/03/post_34.html

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コメント

あずさんこんばんは
ほとんどドラマ見てるじゃないですかー!!
他のレビューも見たかったです^^

投稿: まりこ@どらまにあ | 2005.04.01 20時10分

実は、結構見ていますねー(笑)。ただ、レビューを書いた作品以外は流し見なので、皆さんのレビューを読んでは楽しく読んでいました。

投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.04.02 07時48分

ads(あず)さん、こんにちは!
Mの悲劇、私も最初ノーチェックで、第1話は
見ていなかったんです。
そしたら、第2話放送日に第1話再放送が!
で、見始めたらあんな展開に!!

ads(あず)さんのランキング、うんうん、と
頷きながら読ませていただきました。
次クールも宜しくお願いいたします!

投稿: ちーず | 2005.04.02 11時40分

各個人の総評って独自で面白いですよね。それを一番楽しみにしているのかも? そちらはナイスな部門賞が展開されていて楽しかったです! 私は逆にその手のことができないので、やれても「○○で賞」くらいかなあ(笑)。

「Mの悲劇」は記事に書いた通り本当に意外でした! もうびっくりですよね? だからドラマは面白い、なんてね(笑)。次クールももちろん視聴するけど、「数作を事細かに」か「多作を薄々と」というところで迷っています。まあ、今クールよりは規模を縮小することは決めているんですが・・・。今後もまたよろしくお願いしますね!

投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.04.02 12時23分

『Mの悲劇』がads(あず)さんの身にも起きていたとはっ!(笑)
うんうん、私もリタイア無しでした。初回チェックしたものを結局最後まで見てしまった!今までの人生で史上最大のドラマ漬け生活だったかも~^^;
次クールはセーブしつつもはまれるドラマが一つでもあればな~と思ってます。

投稿: まこ | 2005.04.04 00時40分

いや~、「Mの悲劇」にはやられましたよ~。ドラマってそんな所も面白いですよね。リタイア無しの完走、おめでとうございます! ドラマ漬け生活だったそうだけど、その甲斐あってまこさんのドラマ最終評は大好評でしたね。かなり充実したクールだったのでは? 私も次クールはセーブすることにしたけど、たぶん見るドラマはかぶるはずなので、またお話しましょうね!

投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.04.04 01時05分

 こんばんは!「気ままなNotes...」へのコメントありがとう!
 ランキングを見ると、「ごくせん」と「金八」を除くと、自分の上位のランキングに似ているなぁと思いました。「ごくせん」は毎回は楽しんでいたんですけどね。「金八」はもうながーーーいこと見てないです。
 人それぞれ感じ方が異なるから、おもしろいですね。blog初めて1ヵ月程度なのですが、楽しかったです。
 春もそろそろ勉強します。

投稿: pixy_japan | 2005.04.04 01時36分

pixy_japanさん、こんにちは! なるほど、ランキングは似ていましたか! 「救命病棟24時」がトップなのは共通していたけど、やっぱり“不動の首位”ですよね?

私以外の皆さんがやっている(苦笑)、「部門賞形式」はやってみたかったです。でもそれをやるには、ドラマをほぼ全て追わないと完全には評価できないと思っていて、いつもやれず終いです。っていうより、1作・1人が絞り切れないかな? でも大丈夫! 各blogでの部門賞パーティーへ参加しては楽しんでいますから(笑)。

各人の総評って、本当に面白いものですね。blogを始めて間もないというのに、pixy_japanさんのパワーだけはいつも感じていました。次クールもまたよろしくどうぞ!

投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.04.04 02時54分

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