救命病棟24時・第5話
大震災が起きた時、誰でも真っ先に身内の人や身近な人の安否を心配するはずです。今回は、大震災を機に「家族の絆」をより強いものにした二家族の様子が描かれました・・・。
○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「救命病棟24時」
第5話「初めて分かった父の想い」
東都中央病院に裕樹(石黒賢)が運ばれて来た。再会に喜ぶ楓(松嶋菜々子)は、病状が回復したらいっしょに裕樹の赴任先に行くと約束する。続けて避難所で働く河野(平田満)が倒れ、病院に。河野を心配する長男・純介(川岡大次郎)は東京を離れるよう勧めるが、河野は聞き入れない。進藤(江口洋介)は河野に冷たい態度をとる次男・和也(小栗旬)に、河野を説得できるのは家族しかいないと説く。一方、望(京野ことみ)は父親・武彦(渡辺哲)と再会。連絡をしなかったことを責める武彦だが、望は素直に話を聞くことができない。
地震発生後6日目。各地からボランティアが集まって、医局長・黒木(香川照之)も娘と電話でゆっくり話ができるほど、救命救急センターは随分と落ち着きを取り戻した模様。胸部大動脈損傷で運び込まれた楓の婚約者・裕樹も意識を取り戻したけど、診察結果を数値的に見れば安定しているとしても、まだ何が起こるか予測のつかない状態にありました。その頃、元看護師の望の父親・武彦が、連絡の無い娘を心配して遠い福岡から車で現地へやって来たけど、娘の住家の惨状を見て驚嘆。別の場所にいた寺泉議員(仲村トオル)は、救急支援物資の水や弁当が届いても、人手が足りず充分に配給ができないことに激怒。でもマスコミのカメラが近付けば、態度を変えて政治家としての良い面をアピール。こやつは・・・(苦笑)。また、休む暇も無く患者を治療し続けた河野医院の院長は、高熱でついに倒れて救命病棟センターに運び込まれてしまいました。同じ頃望の父も行き着き、そこで望と再会! そして連絡をくれなかったことで怒って突然望を殴った! ここまでで早くも放送開始後15分経過。Dreams Come Trueの主題歌「何度でも」もBGMとして流れ、タイトル画面もようやく出ました。「ここで終わり?」と思わせるほどの展開で、これだけでも内容が濃かったなあ。でもストーリーはまだまだ続きます!
進藤先生はベッドで休む河野院長と再会。まさかこんな形でなんて・・・。その頃、望から医療ミスのことを話されたボランティアのリーダーの和也(次男)は、望の話を熱心に聞いてあげていました。同じ頃、父親に転院を求めた研修医の純介(長男)は、「自分が地元住民を助ける」と言って拒否する父親を責めて話を聞こうとしませんでした。この河野兄弟、やっぱり性格が異なりますね。ここで、進藤先生や楓が各々に対してアドバイスをすることに。まず、楓は純介へ感情的な態度を注意し、「医者」と構えずに「人間」として向き合うのも大事だと話しました。また、判断は正しいとしてもどう説得するかを考えるように、「指導医」として宿題を出して、純介の心を動かしたんですね。次に、進藤先生は和也へボランティアについて話したけど、「やりたくてやってるんじゃない」と言ったり「俺は完璧な進藤先生とは違う」と言う和也に、進藤先生は「救えなかった患者の方が多かった」と言ったり「余裕なんて無い、必死だった」と話しました。また、河野院長のことで「医者の言葉は聞かないが、家族の言葉は聞く」とも伝え、和也の心を動かしたんですね。この医師たち、やっぱり素晴らしいアドバイスをしますね。
和也は自分と同じように親を非難していた望に「もし、俺の親父が地震で死んだら、俺は泣くと思う」と言い残したことで、望は病院の公衆電話で災害伝言ダイヤルを確認すると、父からのメッセージがいくつも吹き込まれていました。その中に「お前が生きとってくれさえすればいい。望、望・・・」という言葉があって、その時外で被災者たちに温かい食事を配給していた父親の姿を見て涙を流したのでした。望は追加録音の操作をして、「ごめんなさい!」と何度も電話に向かって伝えたけど、距離を取って見つめ合う親子二人を見て、思わず私も涙が・・・。また、温かい食事を口にした人たちは、心まで温まる気分になって喜び合ったんですね。またここで涙が・・・。一方、河野院長の病室には和也と純介がやってきて、和也は「きっと母さん寂しがってるよ。東京を離れて二人でゆっくりしてこいよ。」と言い、純介は「無理しないでくれよ。避難所の人たちのことは俺たちが考えるから。親父には長生きしてもらわなきゃ。」と言ったんですね。微妙に距離を取っていた親子だけど、「心を変えた兄弟とその父親」という絵がまた良くて・・・。また、裕樹の病室には楓がいて、久々に話をして将来のことを考える約束をしたのですね。楓が裕樹に温かい食事を食べさせてあげる絵もまた良くて・・・。もう本当に、涙無しではいられない終盤でしたね!
○「災害伝言ダイヤル」について(NTT東・西日本のサービス紹介より)「災害用伝言ダイヤル」(NTT東・西日本ではこれが正式名です)
ダイヤル「171」 “忘れてイナイ(171)?”地震、噴火などの災害の発生により、被災地への通信が増加し、
つながりにくい状況になった場合に提供が開始されます。○NTT東日本「災害用伝言ダイヤル」
【 http://www.ntt-east.co.jp/voiceml/ 】
○NTT西日本「災害用伝言ダイヤル」
【 http://www.ntt-west.co.jp/dengon/ 】ちなみに、望が操作した「3#」は、「伝言の追加録音」です。
その後、「ごめんなさい」というメッセージを何度も吹き込んだんですね!
初めて分かった父の想い。河野親子や望の親子は「家族の絆」をより強くすることができました。病院も全機器が使えるようになる見込みがついたその時! 裕樹がただ一人いる病室で大変危険な状態に! 予告では、「霊安室」がどうとか言っていたり、寺泉議員が謝罪していたり、もめ事が起きていたりで、とんでもないことになっていた? 再び何か事件でも起こってしまうのでしょうか・・・。
「救命病棟24時」・DVD-BOX(第2シリーズ)/スペシャル2002
「救命病棟24時」主題歌
第3シリーズ「何度でも」(Dreams Come True)
第2シリーズ「いつのまに」(Dreams Come True)
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コメント
あずさんこんばんは。
今回は、家族の絆って感じでしたね。
それ以上に気になってしまったのは、やはり
来週の予告でしょうか。
あの白い布をかぶっていたのは、加賀??
違っていて欲しいと願うばかりです・・。
投稿: まりこ@「どらまにあ」 | 2005.02.09 02時03分
「大震災時の問題」に対して「楽しいコメント」を管理人の方は待っておられるのですか?
今回のドラマの感想はありますが「楽しいコメント」では決してないから
きっと管理人の方のスタイルには沿わないでしょう。
あ、気軽な感じで書いてますので熱くならないでくださいね。
投稿: ゆう | 2005.02.09 07時13分
今回は家族への愛について
また考えさせられましたね。。
というか、今一人暮らしをしているので、
両親が恋しくなってしまいました。
たまたま今週末は実家に帰るので、
顔を見てきたいと思います。
次回の予告、気になりますね。。
あの楓の様子は。。。まさか。。。
投稿: りえこ | 2005.02.09 14時29分
震災6日め、病院はだいぶ落ち着いて来たけど
相変わらず食料も水も不足してるみたいですね。
皆お風呂に入りたいでしょうね。
暖かい食事もほんとに久しぶりみたいで。
当たり前の様にしてる事が、どんなにありがたい事か。
考えさせられますね。
投稿: TAMA | 2005.02.09 16時57分
>まりこさん
サブタイトル上は「父」との話だったけど、二家族とも母の存在を含めていましたよね。良いストーリーでした! それにしても、あの予告・・・。裕樹に見せかけていたと思うんだけど、気にはなりますよね。
>ゆうさん
そんなことは書いてないけど、記事やコメントを読んだりして、そう感じる? それは残念です。
(※追記)
なるほど、コメント書き込み欄に書いてあった「注意書き」の話ですね。このblogの多くの記事が楽しい話題だからついそう書いたんだけど、そのことで誤解を招く場合もあるということですね。いつかまた同件で問われると嫌なので、その「注意書き」を今のうちに書き改めます。指摘どうもです!
>りえこさん
おお、立場上は望と同じなんですね! だから「自分の両親もあのように考えてくれてるのかな?」と思ったり? 実家へ帰る際は、顔を合わせてゆっくり話でもしてきてくださいね。それはそうと、次回はどうなるんでしょうね?
>TAMAさん
食料や水は何とか配給されたけど、他にも衣料を欲しがったり風呂に入りたくなりますよね。特に女性はそう思うんだろうなあ。温かい食事を食べている皆の喜ぶ顔が良かったですね。普通でいられることを幸せに思わないとね。
投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.02.10 00時12分
今回はたくさん泣いてしまいました。
特に望親子の場面など・・・
自分にも子供がいるので、どうしても親の視点で観てしまい、「心配しない親はいない」その通り!と思ってしまいました。
でも自分が親になる前は親の気持ちなんて少しもわかっていなかったんだなぁと実感し、望さんや河野兄弟も気付くことができて良かったなあと思いました。
投稿: まぴこ | 2005.02.10 00時15分
はじめまして、こんにちわ。
勝手ながらTBさせていただきました。
うちのブログでも簡単ながらドラマの感想なんかを書いております。よろしくお願いいたします。
今週の救命は涙なしで観れない名作でしたね。って、毎週言ってますけどw
投稿: KUBOTCHI | 2005.02.10 08時32分
あずさん、おはようございます!
人の絆っていいな~と思わせる第5話でしたね。
そして、望の父親が娘の無事を答えたときの
周りの人々の反応も、温かかった。
自分のことのように喜んでくれました。
次週の展開が気になります。あれは誰なんでしょう!?
投稿: ちーず | 2005.02.10 08時43分
あずさん、初めまして。こんばんは!
TBありがとうございました。
本当に今回はもう涙を流さずにはいられませんでしたね。
望が災害伝言ダイヤルで「ごめんなさい」と何度もいう姿に涙腺が壊れました(苦笑)
2組の親子が仲直りできて本当に良かったです。
また、今回食べ物(特に温かいもの)の力をあらためて感じました。普段当たり前のような事がとてもありがたいものだった事を気づかされます。
来週も加賀と寺泉がどうなるのか?目が離せません!
投稿: 多紀 | 2005.02.10 18時04分
暖かい食事、あれ見てても心があたたまる
感じで良かったです。父ちゃんが、救世主って
風に見えました^^。二組の親子のおはなし
けっこう良かったですよね。
投稿: ちゅん | 2005.02.10 19時21分
今回家族の絆を取り戻した二つの家族,ほんとによかったです。
望と会った瞬間,平手をたたくのにはびっくりしましたけど^^;。
娘は生きてました,って住民の人にいうシーンや,望が災害伝言ダイヤルをきいているシーンでは私も泣いてしまいました。
河野兄弟へ楓や進藤先生がアドバイスするのもよかったです。二人ともいいこというな~って感じました。
でも次回が気になります。
裕樹は死んでしまうのかな・・・。
せっかく楓とこれからの二人について話し合おうっていっていたのに。
投稿: うさこ | 2005.02.10 21時40分
adsさん、TB&コメントありがとうございました!
今回の「親子の絆の再生」の話は、それぞれ泣けるお話でした。とくに望が武彦の伝言ダイヤルを聞きながら、遠くで目が合うシーンのところでは、ボロボロ泣いてしまいました。2年も反発をしていた望が、親の思いの重さを知るシーンです。ちゃんと仲直りが出来て良かったですね。
投稿: ミウミウ | 2005.02.11 00時18分
adsさんこんばんは。
やっぱ子の事を思う親の気持ちってすごいんですね。二つの親子にあったわだかまりが解けたとき、すごくよかったって感情移入してしまいました。
前にお話させていただきましたとおり、私のサイトからリンク張らせていただきました。
よろしくお願いします。
投稿: ryoryo | 2005.02.11 01時25分
>まぴこさん
うん、泣けましたー! 特に望の親子はどちらも表情が良くて・・・。親の視点と子の視点は別物だけど、生きていく上でどちらも経験することになるんでしょうね。河野兄弟も、この事件を機に親への気遣いそのものを再確認できて良かったですね!
>KUBOTCHIさん
初めまして! 「くぼっち」という若い後輩と同じあだ名で、一瞬びっくりしました(笑)。ドラマの感想は人それぞれだけど、このドラマについては思ったことの共通点は多いですね。今後ともどうぞよろしくね!
>ちーずさん
「おはよう」に対して「こんばんは」! この時間差がいつもながら悔やまれるというか・・・。そうそう、望の父親が現場の人たちと娘の無事を喜び合うシーンも良かったですよね。本当にうれしそうだったし・・・。あの予告、ね~、裕樹とは決め付けられないけど、誰かが亡くなったのは事実だろうし、かなり気になる映像でした。
>多紀さん
初めまして! 毎回涙の出るシーンやタイミングは異なるけど、今回もまた良かったですね! うん、涙腺が壊れるほどに泣けた~。望役の京野ことみさんの泣く演技と、その父親の渡辺哲さんの力強く表現豊かな演技に、感動させられましたよ。普段何気なく目にする温かい食事も、あの状況下では「こんなにも良い物なんだ!」と思わせるものになるんですね。このドラマによる再認識は本当に多いです。次回も見逃せませんね!
>ちゅんさん
「父ちゃんが救世主」、これは「なるほど」といった感想です。今回のサブタイトル「初めて分かった父の想い」にリンクする名言ですね。温かい食事で心も温まれて良かったですよね!
>うさこさん
望の父親が望をひっぱたいた時は、今日までの音信不通の怒りもあったけど、陰ではそんな娘の生存を確認できた喜びもあったんでしょうね。あれから娘と離れても、「生きてました!」と大声で喜びの雄叫びを上げていたし。災害伝言ダイヤルは、あのように使うんですね。いずれ残念ながら利用する日が来るかもしれないし、使い方を軽く予習するのも良いかと思いましたよ。
>ミウミウさん
「親子の絆の再生」について、二家族のそれぞれの形が見られましたね。でもやっぱり注目は、望の親子ですか。寂しげな顔をした父親と目が合った後の望に、私も思いっきり感情移入してしまいました。これは既に名シーンの一つになりましたね!
>ryoryoさん
親から見れば、子はいつになっても変わらず「我が子」なんですよね。それを思い知らされたかのようでした。河野兄弟は意見を曲げないと思っていたけど、進藤先生や楓によるアドバイスで心を入れ替えてくれて良かったですね。リンク掲載、ありがとうございました!
投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.02.11 02時24分