ごくせん・第4話
てめえら! 「ごくせん」の第3話視聴率が27.0%も・・・という恒例の書き出しは辞めることにしました。毎回見ているんだけど、「てめえら!」は初回話以来あまり聞いていないんだよね。それに、記録的な高視聴率を達成した初回話以降も、さらに上がり続けてきたんだよね。「ごくせん」ブームの変わらない勢いに驚かされました。とりあえず、以後「てめえら!」を使うのは辞めます。最近多い「お前ら!」にします(おいおい)。
○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○日本テレビ系「ごくせん」
第4話「自分の人生、人と比べんな!!」
4月から男女共学となる黒銀学院で女子中学生を対象とした学校見学会が行なわれた。見学会当日、3Dはヤンクミ(仲間由紀恵)を教室に閉じ込めていたずら三昧(ざんまい)。大目玉をくらう。そんな折、土屋(速水もこみち)は見学会に参加した中学生・菜緒(秋本未莉)の万引き現場に遭遇。優等生にも悩みがあると知った土屋は、塾をさぼった菜緒に夜遅くまでつきあう。ゲームセンターにいた2人を菜緒の担任・石川(山崎一)が発見。土屋が菜緒を連れ回したと思い込んだ石川は、黒銀学院に厳しい処分を要求する。
黒銀学院が男子校だということをすっかり忘れていた、管理人の分身・ダメアズ(笑)。この春から男女共学になるということで、女子中学生対象の学校見学会が行われることに。3年D組の生徒たちは大喜び! でもアンタたち、春には卒業する予定しあんまり関係ありませんから! 残念!(波田陽区かよ) 生徒たちは一斉に落胆。でもそこでヤンクミが「先輩・後輩の良い仲になれる」と絶妙な(いらぬ?)フォロー。生徒たちは想像しながらまた大喜び! 君たち、反応が単純過ぎて面白い(笑)。それにしても、竜(亀梨和也)は相変わらず冷静でいたけど、隼人(赤西仁)は髪型を変えたりおちゃらけキャラになったりで、微妙にイメチェンしたようですね。私はこのドラマがきっかけで、この2人と所属するアイドルグループ「KAT-TUN(カトゥーン)」を初めて注目し始めたんだけど、クールそうな雰囲気でかぶってた分、今回からはキャラがはっきりしてて良かったなあ~。
そして学校見学会当日。女子中学生たちが黒銀学院へやって来たんだけど、当然学校側はイメージダウンの恐れがある“悪の巣窟・3年D組”を見せたがらないわけだ。でも“ツッチー”こと土屋が中心となって「盛り上げよう企画」を実施。見学会の公開授業に忍び込んでは、いたずらばかりしていたのでした。しかしそれも度が過ぎて、担任のヤンクミや学校側に対して説教を始めた引率の先生は、なんと土屋の中学時代の担任・石川だったんですね。土屋を目の敵にしていた石川は、土屋には相変わらず見下すような発言をし、ヤンクミには指導力が無いと言い放ち、学校側には宮崎菜緒という優秀生を紹介しつつ名門高校を狙っていることを伝え、黒銀学院は滑り止めとまで言い残しました。この石川という先生、敵増やすタイプだな・・・。
夜に本屋で漫画誌「YOU」内の「ごくせん」を立ち読みしていた土屋(これ笑った~)。しかしそこで、あの優秀生の菜緒が参考書を万引きしようとしているのを発見! 店員にバレないように止めて外で話を聞けば、自分でもなぜやろうとしたか分からず、塾もサボってそこにいたらしい。ファミレスさえも行ったことがない「勉強三昧の毎日」を聞かされた土屋は、「嘘だろ?」と驚きながらも塾が終わる時間まで「時間潰し」で付き合ってあげることに。向かったゲームセンターに入るのも初めての菜緒は、土屋からUFOキャッチャーで取ったぬいぐるみを渡されて思わず笑顔。ツッチーさー、「塾が終わる時間まで付き合ってやるよ」とか「お前笑えんじゃん」とか声を掛けてあげたりして、本当に優しいんだよね。単なるムードメーカーじゃない一面が見られたのは良かったけど、そこに現れたのが石川だ! 叱られる菜緒をかばって、全て自分のせいだと言う土屋。黒銀学院に乗り込んだ石川は土屋の処分を求め、理事長が帰るまで自宅謹慎に。ヤンクミは土屋に真実を問うけど、一方的に付き返されるばかり。土屋の人の良さが仇になって、退学処分が濃厚になってしまいました。
翌日ヤンクミは、竜と隼人から「偶然ゲームセンターで土屋たちの様子を見た」と聞き、土屋を信じてかばおうとしたんですね。その行動というのが得意の怒鳴り込みではなく、菜緒やその親に対する頭を下げての謝罪と弁解要求でした。自分のためにここまでしてくれるヤンクミの姿を見た土屋は、そこで何を思ったか? そして処分決定の日。なんと土屋は「辞めたくないです!」と言って頭を下げた! しかし理事長は規定に従って退学処分を命じたんですね。ヤンクミも必死に説得して頭を下げ、3年D組の生徒たちも心配して現場に乗り込んできたけど、なんとそこに菜緒も現れた! 万引きをするところを土屋が止めてくれたことや、勉強ばかりの毎日が嫌になったことを告白した菜緒だけど、それに対して石川は「土屋に“言え”って言われたのか!」と激怒。ここで、待ってました~! ヤンクミがいつもの怒り口調で「まだ分かんないのか!」と大激怒! 「自分の生徒をもっと良く見ろ」と言ったヤンクミだけど、見ているのは石川も同じ。ただその視点が違うんですね。常に生徒へ上からの視点で自分の思いを押し付けて無理矢理ついて来させようとする石川と、時には生徒と同じ視点になって自分より前をも歩かせようとするヤンクミ。理想的な学校教育として、どちらが良いかは明白というもの。これで土屋の処分は何とか取り消されて一件落着。菜緒も「私、黒銀学院を受験しようかな?」と言って、3年D組の生徒たちは大騒ぎ。なんだかホッとしましたねっ!
“私に一言言わせてくれないかっ!”。ここで管理人の分身・ダメアズ再登場!(笑)
上にある「石川とヤンクミの視点の違い」。これは良い対比だと思っている。特にヤンクミの視点。これは、トヨタ自動車の張富士夫社長の姿に似ている。生産現場上がりの彼は、かつての体制だった豊田家子孫のトップ時代よりも素晴らしい功績を実現させている。その理由の一つは、自分の信念を抱いて前へ突き進む強力な眼を持ち備えていると同時に、会社ではどんな社員にも時には低姿勢にさえなって声を掛けたりすることだ。これは本社社員等から聞いた話なので事実である。つまり、自分について来させるだけではなく、社員の視点にもなって会社全体を自ら持ち上げようとしているのである。このように、視点を変化させられることが大事なのではないか? 「学校見学会」を何気なく見ていた我々だが、実は暗に「社会勉強会」を見ていたとも言えるのだ!
・・・ダメアズも、少しは良いこと言えたかな? (^_^;)
○集英社「ごくせん」サイト(漫画誌「YOU」内)
【 http://you.shueisha.co.jp/gokusen/ 】
原作コミックス「ごくせん」1~10巻(森本梢子・集英社「YOU」連載中)
「ごくせん」主題歌
今シリーズ「NO MORE CRY」(D-51・ディーゴーイチ)
前シリーズ「Feel your breeze/one」(V6)
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コメント
今回の「ごくせん」はヤンクミの変身がなかったので、少し物足りない感じがいたしましたミャー。
やっぱり、髪をほどいて、眼鏡を外して...変身! がないとヤンクミらしくないミャン。
投稿: gtt | 2005.02.08 11時27分
第一話から全部見てるぜ(まだ4話しかやってないけど・・・。)毎週見るのでがんばって下さい!応援してます!
投稿: さおいず | 2005.02.09 16時15分
>gttさん
そうそう、今回はヤンクミの変身が無かったですね! 何かが足りないと思ったけど、やっぱりあの気合いぶりが見たいですよね。でも先生をあの口調で責めたのは痛快でした。
>さおいずさん
おお~、しっかり見てますか! 私も見逃さずにいますよ。スタッフ陣にも頑張ってもらいたいですね~。
投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.02.09 23時57分