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2005.02.21

回文読んで楽しみますか

私が昔から好きなのは「回文」。「前から読んでも後ろから読んでも同じ音になる文(または語)」のことで、「三音節(一まとまりとして聴き取れる単音3つ分)以上」という暗黙のルールがあります。有名で単純な回文には、以下のようなものが挙げられます。

・トマト(とと)
・新聞紙(しんんし)
・竹やぶ焼けた(たけややけた)

ところで、もう10年以上も前のことだけど、山田邦子&渡辺徹の司会で楽しめたフジテレビ系の深夜番組「いきなりフライデーナイト」(「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ・通称“やまかつ”」の原型番組)で、「回文」の投稿コーナーがあったのを思い出します。それで一度、優秀作品を集めて一斉に発表されたことがあったんだけど、今も覚えているその回文たちは本当にすごくて面白かった! いくつか挙げてみます。面白いよっ!
(以下は全て投稿作品で、私の自作ではないことを強調した上で紹介します。)

・ロダンの酒を今朝飲んだろ(ロダン:美術品「考える人」の作者)
 (ろだんのさけけさのんだろ)
・池にたまたま谷啓(谷啓:タレント)
 (いけにたままたにけい)
・ヘアリキッドけつにつけドッキリアヘ(あえて説明無し)
 (へありきっどけつつけどっきりあへ)
・[他、深夜番組ならではのエッチ回文もありました・・・。]

うーん、どれを取っても、面白い! 「こんなのを良く考えるなあ!」と思ったり、「どうやって考えるんだ?」と思ったりしたものです。しかしその中で、私が今でもお気に入りできれいにまとまっていると思うのが、この回文!

・澄んだ波はご機嫌 乾杯サイパン 感激後は皆ダンス
 (すんだなみはごきげんかんぱいいぱんかんげきごはみなだんす)

もう何て言うか、普通に聴いたらそのまま納得して終わりそうなくらい自然な文章! 情景が浮かんでくるかのようです。日本語のこんな言葉遊びも面白いものですね!

もっと知って極めて作ってみますか?

『さかさ言葉「回文」のすべて』
『さかさ言葉「回文」のすべて』(なんと著者名まで「回文」!)

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