めだか・第10話
「何かと考えさせられるサブタイトルが多いなあ」と思うこのドラマ。今回は「不可能な夢」ですか。その夢が叶ったのか叶わなかったのかは、ドラマを見た人やこのレビューを読んでくれる人が分かることだけど。ちなみに今年は、「Pink~奇妙な夢」なら良く見たし良く聴きました。ミスチルネタですが・・・。
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○フジテレビ系「めだか」
第10話「不可能な夢」
椎名(原田泰造)が三葉学園を辞めるつもりだと知っためだか(ミムラ)は動揺、自分にとって椎名の存在の大きさを思い知る。そんな中、桜木(瑛太)は病状が悪い母・智恵子(山口美也子)を入院させることに。難関大学を志願していた桜木だが、お金もなく勉強の時間も取れない現実を前に、めだかにもう夢をあきらめると言い放つ。あきらめてほしくないめだかは、入院した智恵子の世話をして桜木をフォロー。めだかのいちずな思いに桜木はもう一度夢を追いかけようと決意。めだかは椎名や矢部(山本太郎)と、桜木の補習授業を企画する。
今回は、前回「問題提起」止まりだった桜木くんと椎名先生がメイン。でもどちらかと言えば桜木くん寄りの話で、会社を解雇されて大学進学の道を改めて選んだ姿が描かれました。サブタイトルの「不可能な夢」
桜木くんは、病状が悪い母親を入院させ、自分は超難関大学である東明大学を目指し、大変厳しい生活状態。椎名先生から会社を解雇された話を聞いためだかは、彼に会って真相を聞いて、お金が必要であることを知りました。何とか手伝いをしてあげようと思って、彼の母親の世話をすることに。その母親、桜木くんが解雇されたことを知らされていない様子でした。余計な心配をかけさせたくなかったから、母親には黙っていたのかな? その桜木くんは、新たに始めたファミレスでのバイトでは絡まれた客に掴みかかってクビになって、模試(入試センター試験プレテスト)の結果は、「東明大学・工学部建築学科 判定E・可能性9%」と絶望的。でも大学入試経験者の私から言わせてもらうと、大学入試ってある種ギャンブルみたいなもので、通常学力よりも運や潜在能力がモノを言う時もあるんですよね。試験での大問4題のうち3題が前日復習したものだったり、記号式問題で出題者の意図を読んで見事に的中したりね。合格圏内の大学が「まさかの不合格」で、合格圏ギリギリの大学に「まさかの2学科合格」ということもあったっけ。他人のもっとすごい例も知っています。ああ、東大を受験していたら、どうかなってたかな?(笑)
模試の報告で向かった桜木くんの部屋で、相変わらず「どうして?」や「頑張って」という禁句を生徒に掛けてしまうめだか。桜木くんは「どう頑張れっていうんだよ!」とやはり怒ってしまったけど、そこでめだかは以前話してくれたという「東大寺の大仏殿」の話を持ちかけたんですね。子供の頃に見て、作った人たちに会ってみたいと思って、いずれ同じように自分に会いたいと思ってくれるのを願っていた桜木くん。「桜木くんには負けてほしくない」。この言葉が、桜木くんにあるきっかけをもたらしたようです。母親に会いに行った後、なんと東大寺の大仏殿を訪ねたんですね! 子供の頃の「原点」に帰った桜木くんは、めだかに謝って「諦めないで頑張る」と伝え、めだかは笑顔で特別補習のために動きました。他の先生たちや、理科が優秀なクラスメイトの高杉くん(テストは100点!)にも手伝ってもらい、補習は順調。当初「合格は無理」と非難していたクラスメイトだったけど、刈谷さん(泉谷しげる)はちゃっかり差し入れを買ってきてくれたり、「当番制にしよう」と持ちかけたり応援したりで良い感じでしたね。ただ悪いことに、英語を上手く教えられる人がいない! 英語と言えば国見先生(浅野ゆう子)なんだけど、進学率を重視して桜木くんの志望まで変えさせようとする校長の命を受けている状態。そのせいでめだかとも意見が合わずに対立して「頼むのは無理」だったけど、定時制部をも非難する校長に対して強気の発言! 「受かればいいんでしょ? 桜木が受かれば文句無いんでしょ? 失礼します」だってさ~! そして英語のスーパー教師・国見先生が“見参”。「こうなったら、何が何でも合格してもらうわよ!」と桜木くんに一言言って、英語の学力強化が始まりました。それから驚いたことに、国見先生が桜木くんへ、「アニマル消しゴム」を贈呈! これは彼女も良く使った「お守り」らしく、見ていると緊張がほぐれるらしいです。一つ欲しいもんだね!
その夜、めだかと歩いて帰っていた桜木くんが、恩師の故・森村先生が言い残した言葉「大切なのは舞台へ上がること」の意味が何となく分かったと伝えました。「とにかく全力を尽くすよ。明日も本番も。」という見解みたいです。めだかは笑顔で「うん」と一言。うん、間違い無いね! そして迎えた模試(第二回入試センター試験プレテスト)。同高校からのもう一人の東明大学志望者で、以前から定時制部生徒の受験を非難していた、「判定A」の優秀な全日制部生徒・橋本くんに、桜木くんは不敵に笑ってあの「アニマル消しゴム・桃いるか」を贈呈(笑)。そして自分は、「茶白の犬」を手にしてリラックスしていました。効果は絶大? そして後日、その模試の結果が出ました。職員室で最初に見た国見先生は無表情のまま。でも職員室を出る時、何かスキップしてたぞ?(笑) 今回は“ラブリー☆国見先生”って感じで可愛かったね~。橋本くんは30位以内(27位)に入ってほぼ合格圏内。そしてそのまま順位を見ていくと・・・82位の所に「桜木拓 三葉学園高校 判定B」という記載が! 最後に「B」の文字がアップになった瞬間、ちょっと涙が出ました。まあ「夢物語」とは思わずに。サブタイトルの「不可能な夢」が、もう少しで実現に至るかもしれないから・・・。
いよいよ次回は最終回! めだかやクラスメイトはどうなる? めだかは椎名先生に他校行きを辞めてもっと教えてほしいと願っていたけど、決意は固い? 今回タイトルバックの映像を改めてじっくり見たんだけど、学校を背にして歩くめだかが振り返ってふと笑う表情と、校舎をバックにした定時制部の生徒と教師陣の集合写真の静止画が、ドラマ「めだか」そのものの結末につながるかのようですね。
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