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2004.11.27

おかえり、「さよなら、小津先生」

11/26のフジテレビ系「金曜エンタテイメント」で、2001年10~12月期に放送されたドラマ「さよなら、小津先生」が、「スペシャル」として復活しました。ただスペシャルとは言っても、構成は本編の続きや回想ではなく、全く新しいその後のストーリーでした。

○「さよなら、小津先生」・公式サイト(更新は終了)
http://www.fujitv.co.jp/jp/b_hp/ozu/

○「さよなら、小津先生」スペシャル・ストーリーのあらすじ

2001年秋に放送し、好評を博した連続ドラマのスペシャル。レギュラー放送時には、森山未來、瑛太らが生徒役を演じ、話題となったが、今回は、期待の若手・森田彩華、そして映画『スゥイング・ガールズ』でも話題の上野樹里、貫地谷しほりらが生徒役を演じる。
エリート銀行マンから光蔭学園の教師となった小津(田村正和)は、生徒たちとの関わりの中で、次第に教師としての自覚と人間らしい感情を取り戻していた。そんな小津に、またしても女子バスケット部顧問という新たな試練が課せられた。目的のためにどんなことも割り切ってやる生徒たち。小津は小津のやり方で彼女たちを立ち直らせようとするのだが…。そんな小津を冷ややかに見つめる新任の美術教師・郷田静子(財前直見)。実は彼女は小津同様、理由あって銀行を辞めさせられ教師となっていた。人と関わることで辛い思いをしてきた静子は、小津の行動が理解できずにいた。

(フジテレビ・番組紹介コーナーより引用)

かつて男子バスケ部の顧問を担当した小津先生は、今回ひょんなことから女子バスケ部の顧問になって、いろんな問題に直面するという内容でした。小津先生の「偽りの噂」が広まったせいで、部員が次々とバスケ部を辞めてしまった中、残ったのは5人。これがまた問題ありの生徒ばかりで、モデル志向(上野樹里)・ひ弱な彼氏にゾッコン(邑野未亜)・援交少女(貫地谷しほり)・小津パパ好き(大久保綾乃)・バスケ部キャプテン(森田彩華)でした。そもそも“小津パパ好き”が小津先生の家に忍び込んで泊まったせいで、偽りの噂が流れてバスケ部が一次崩壊。残った5人で存続するも、“援交少女”が渋谷で拉致されて二次崩壊。小津先生がナイフで傷つけられながらも保護して何とかまた存続。しかしここで“バスケ部キャプテン”ですよ。バスケに情熱を燃やし、唯一“まとも”そうだったけど、実は幼少期から「ネグレクト(放置虐待)」を受けていたことが発覚。ニュースでたまに聞く「肉体的虐待」は知っていたけど、自宅で完全に無視され続ける「精神的虐待」もあるんですね。そんな彼女がある日手首を切って自殺未遂を図ったことで、職員室には警察で保護された彼女と小津先生を始めとする先生が集まり、そして両親が形だけで迎えに来ました。しかしそこで、今回もう一人の新キャラだった元銀行ウーマンの郷田静子先生が、両親の言う「放任主義」がネグレクトだということを強く訴えたんですね。すると母親が、元々は父親の不倫が原因で、嫌なことをネグレクトという形で娘にぶつけていたと告白。やはり「ネグレクトの原因」が存在したんですね。強気で訴えた郷田先生は、「新米、ですから・・・」と一言。この件で両親は離婚し(むしろ遅い?)、娘と暮らすことになってひとまず一件落着。また、郷田先生はかつての小津先生と同様に、教師生活を次の就職までのつなぎとしていたけど、いつの間にかその心も変わっていたんですね。でも小津先生は、銀行ウーマンに戻ることをアドバイスしました。郷田先生は歩き去る小津先生に向かって言いました。「さよなら、小津先生・・・」。

教師陣は、学長(谷啓)が亡くなって“泣き虫教師で学長の娘”のまなび(西田尚美)が学長になっていたり、横森先生(京野ことみ)がいなくなったりしていたけど、カトケン(ユースケ・サンタマリア)やみゅー(瀬戸朝香)や佐野先生(小日向文世)は健在。かつての生徒は卒業したからもういないはずだけど、渋谷のシーンでワンコ(勝地涼)が登場したのを見て、懐かしかったです。まあ2時間のスペシャルとしては、なかなか面白かったかな。しかし! もう少し早く復活してくれても良かったような気がするなあ。主題歌だったaikoの「おやすみなさい」さえ無くて残念。「さよなら」とは言えども、本編のストーリー自体は小津先生が教師を続ける「継続形」で終わったし、できれば連続ドラマで「おかえり」としてほしかった・・・。

「さよなら、小津先生」DVD-BOX
「さよなら、小津先生」DVD-BOX(ドラマ本編は大好きでした!)

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