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2004.10.19

3曲選評[02]・松任谷由実(荒井由実)

3曲選んでレビューする企画「3曲選評」・第02回。
今回は「松任谷由実(荒井由実)」編です。
ご存知“ユーミン”。早くも日本ポップス界の女王を挙げました。
その歴史はあまりに長く、選曲は困難極まりなかったです。

○3曲選評・記事インデックス
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/10/3music.html
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○「3曲選評」・松任谷由実(荒井由実)

1. 「やさしさに包まれたなら」 (アルバム「MISSLIM」収録)
2. 「サーフ天国、スキー天国」 (アルバム「SURF&SNOW」収録)
3. 「守ってあげたい」 (アルバム「昨晩お会いしましょう」収録)

1. 「やさしさに包まれたなら」(1974年)
荒井由実時代のヒット曲だけど、スタジオジブリの宮崎アニメ映画「魔女の宅急便」で使われたリテイク版の方が有名かな? 私はその映画で採用されたことで初めてこの曲を知りました。少しゆっくり目のオリジナル版よりは軽快さを感じるリテイク版が好き。コード進行も好きで、メジャーとマイナーを交互に繰り返す“揺さぶり”ってやつが面白かったりします。「小さい頃は神様がいて」から始まる詞は、「目に写る全てのことはメッセージ」で締められて、「希望」をもたらす内容になっていますね。実際子供でも歌いやすくて、映画のテーマとも良く合っていたなあ。

2. 「サーフ天国、スキー天国」(1980年)
ちょっと待ったっ! これって単なるアルバム曲だったの? まるでシングル曲かと思わせるほどに有名過ぎる名曲だけど・・・。そうかなるほど!(すかさず調査) 映画「私をスキーに連れてって」の主題歌になったから有名なんだ!(実は未見です) 毎冬近県の雪山へスキー(最近は専らショートスキー)をしに行って、まだきれいな早朝のゲレンデを滑り降りる時に、自動的に頭の中で流れ始める曲になっています。「派手なターンで転んで 煙が舞い立つ」という詞があるけど、バランスを崩してゲレンデを転がり降りたことなら何度もあるさ(笑)。「雪山ソング」としては「BLIZZARD」が好きっていう人も多いかも。「ブリザ~ド ブリザ~ド」ってね。ほらほらあなた、両手でストックを振る真似してるって(笑)。この曲は、1番でスキー、2番でサーフィンがテーマになっています。サーフィンの方はいまだ未体験でイメージが湧かないけど、やっぱりスキー映画の主題歌になったこともあるし、「雪山ソング」という見方が強いよね。この曲が収録されている「SURF&SNOW」は、あの「恋人がサンタクロース」もあるしかなりの名盤です。

3. 「守ってあげたい」(1981年)
初めて聴いたのは子供の頃で、田舎の親戚ん家の、いとこのお姉ちゃんの部屋。父親とこっそり忍び込んで(ごめんなさい)、ステレオの電源を入れたら流れてきて、子供ながら感動してしまった想い出があります。「So, you don't have to worry, worry.」が、当時何と言ってるか、どんな意味かも分からず、口ぶりだけ真似して歌って覚えたことも。でもそんなこともあって、この曲を聴くたびに今でも鮮明に、お姉ちゃんの部屋の花の香りを思い出します。調べたら映画「ねらわれた学園」の主題歌だったそうですね。それは今日まで知らなかったです。ちなみに、昔この曲と共に流れていて同じように思い出すのは、「あの日にかえりたい」。ほんと、あの日にかえりたい・・・。

○ちょっと一言
挙げてみれば、3曲とも映画の主題歌という面白い結果になりました。超有名な「卒業写真」が好きな人は多いだろうけど、私は随分後になってから知った曲でした。最後に、ユーミンにまつわる「私のちょっと良い話」。1998年にリリースされたベスト盤「Neue Musik(ノイエ・ムジーク)」を聴きまくっていた頃、もう何年も音信不通だったネットの知人と、某メッセンジャーで久々に出会いました。プライベートでとにかく忙しく、入院もしていたとのこと。そんな中、私のようにヘビーローテーションで聴いていたのは、そのベスト盤だったそうです。「え? ずっとノイエ聴いてたの? 自分も聴きまくりだよ!」、「本当に? こっちも聴きまくり!」みたいな驚きで始まった会話は、しばらく止まることがありませんでした。お互い遠く離れた地で生きながら、同じベスト盤を同じように聴いていて、同じ感動を共感していたんですね。数年間のブランクを意識せず、昔のように楽しく会話していました。うん、ええ話や・・・。

「Neue Musik」
「Neue Musik」(2・3曲目も収録)


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コメント

w(゜o゜)w オォー2番目にユーミンを持って来てくれるなんて、
うれしいです!
ユーミンはファーストアルバムからリアルタイムでレコードを買ってたものすごく大切なアーティストです。
この前やってたドラマ「あの日にかえりたい」もツボにはまりまくりでした!

楽曲の数は膨大で3曲選ぶのは至難の技だけど、
私も3曲選んでみました。

1、「あの日にかえりたい」(体に染み付いてます)
この曲はシングルレコード買ってそれこそ擦り切れる程?聞いた覚えが有ります。

2、「紅雀」
この曲ふとした拍子に頭をよぎるんですよね。
やっぱり体に染み付いてる?
同名タイトルのユーミン6枚目のアルバムもそれこそ
「擦り切れる程」聞きました。

3、12月の雨
これも12月になるといつも頭の中で鳴ってるかも。
冬の歌なのに何だかわくわくします。

音楽で繋がれるっていいですよね!
これからも3曲選評、期待してます。

投稿: TAMA | 2004.10.20 00時53分

 特に私の3曲推薦...ではないんですが、あずさんの選曲にすごく私も好きな曲が2曲もあり、自分のように嬉しくなってしまったので、コメントさせて下さい(^^)。

 「やさしさに包まれたなら」リテイク版大好きです。映画の主題歌に使われてからより一層好きになったなぁと昔を思い出します...出だしからウキウキしてしまうような明るい音色がとても好きなんですよね~

 「守ってあげたい」もかなり好きです。
1993年後期~1994年3月頃の夜中(時期失念...)にフジテレビにて放送された「音楽の正体」という番組で、この曲の音楽理論面の解析をやっていたんです。シンコペーション(Bメロで多用されてますよね)という言葉は学校の音楽の授業でも習ったような憶えがありますが、倚音(いおん)とかカデンツとかいう言葉は初めて聞く言葉で、なんだかすごいんだなぁとただ感心していました。もちろん技法うんぬんよりパッと聴いた感じでもすごい好きなんですけど(笑)。

 そんなわけで今、上記のビデオ(確か録画していたんです)を探しながらユーミンの「ノイエ」聴いています(笑)。

投稿: LX | 2004.10.21 00時44分

>TAMAさん

自分なりのベスト3を挙げてくれてありがとう! やっぱり本来のファンの声っていうのが知りたかったです。TAMAさんはレコード時代からですか、相当のファンだったんですね~! 現代はCDが主流だから、「擦り切れるほど聴いた」っていう誇張表現が使えないんですよね(苦笑)。ものすごく聴いたことをどう表現すれば良いんでしょう? 「CD○万回転分聴いた」とか、「レーザーが壊れるほど聴いた」とか? イマイチ・・・。

「あの日にかえりたい」は、荒井由実時代の超名曲ですね。ユーミンを知った当時は、これがデビュー曲だと勘違いしていました(実際は「返事はいらない」)。

「紅雀」は全く知りませんでした。読みさえも・・・「べにすずめ」らしいですね、桂紅雀(かつらこうじゃく)という落語家もいるようですけど。結婚後初のアルバムだそうで、そのタイトル曲なんですね。

「12月の雨」も知りませんでした。何だかすみません・・・。普通なら「雪」が来そうなところだけど、あえて「雨」ですか。どんな感じなんだろう、気になるなあ。

せっかく紹介してくれたので、機会を作って聴こうと思います! 「3曲選評」、見るのも考えるのも、なかなか面白くないです?

>LXさん

おお~、2曲がヒットしましたか! それはうれしいです。

「やさしさに包まれたなら」は、やっぱりリテイク版の方が音のバラエティも増えて、良いんでしょうね。1番の終わりは2番に続くような音で締めて、2番後のラストはちゃんと閉じるんですよね(伝わったかな?)。そんなのも好きです。

「守ってあげたい」は、やはり名曲中の名曲。へえ、シンコペーションの多用か、これは興味ある理論! 順に下がっていくコードがAメロとサビで共通してることは、気付いていましたけど。随分昔のそのビデオ、頑張って探してみてね。ノイエは良いベスト盤ですよ、ほんとにね!

投稿: ads(あず)@管理人 | 2004.10.21 01時11分

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