セカチュー・「ソラノウタ」全文
ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」の最終話で明らかになった、アキ(廣瀬亜紀)が残した写真付きの絵本「ソラノウタ」。添えられた写真はサク(松本朔太郎)が撮影したもので、「二人の合作」と言っても過言ではないでしょう。この本のアキによる文章が実に良くて、ドラマ最終話のラストを飾る非常に印象深いものになったので、その全文を書き残しておこうと思います。
「ソラノウタ」生きていくあなたへ
もしも、おまえが枯葉って何の役に立つのってきいたなら
私は答えるだろう 病んだ土を肥やすんだと
おまえは聞く 冬はなぜ必要なの?
すると私は答えるだろう 新しい葉を生み出すためさ
おまえは聞く 葉っぱはなんであんなに緑なの?
そこで私は答える なぜって 奴らは命の力に溢れているからだ
おまえはまた聞く 夏が終わらなきゃいけないわけは?
わたしは答える 葉っぱどもがみんな死んでいけるようにさ
おまえは最後に聞く
隣のあの子はどこに行ったの?
すると私は答えるだろう もう見えないよ
なぜなら、おまえの中にいるからさ おまえの脚はあの子の脚だ(ホイッスルを吹く女の子の挿絵)
がんばれ※文章のあったページ毎に改行。ページ内の文章の改行は無視。
途中で聞き取りのみの部分はあるが、その他の表現は忠実に再現。
(「わたし」と「私」、読点の有り無し等)
これ、「番組グッズ」として実際に販売したら、売れるのでは? 泣ける・・・。 (ToT)
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