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2004.09.30

2004年夏ドラマ視聴率ランキング

2004年夏ドラマの、平均視聴率ランキングを発表します!

※計算対象:21:00~24:00の時間枠で放映される民放の連続ドラマ。
  ただし、2クールにまたがるドラマ、シリーズものの常連ドラマは、一部対象外。
  平均視聴率は、加重平均ではなく単純平均(全視聴率の和÷放送回数)。

○関連記事・「2004年夏ドラマ・レビュー方針」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/07/post_12.html

順位 タイトル 平均視聴率/放送回数 最終話 前回比
1位 ウォーターボーイズ2 16.19 /12 22.8 7.4
2位 世界の中心で、愛をさけぶ 15.9 /11 19.1 3.9
3位 逃亡者 14.22 /11 16.2 0.8
4位 東京湾景 13.82 /11 16.3 2.6
5位 人間の証明 12.04 /10 13.3 1.8
6位 バツ彼 11.78 /12 13.8 2
7位 君が想い出になる前に 11.77 /11 12.1 0.4
8位 ラストプレゼント 11.7 /11 14.1 1.2
9位 南くんの恋人 9.4 /11 10.9 2.5
10位 ああ探偵事務所 8.93 /11 10.7 1.0
11位 愛情イッポン! 7.04 /10 5.4 0.3

○参考:ドラマ視聴率表(本館「adsTV-web」該当コーナーより)
http://homepage1.nifty.com/sodey/adstv/orange/drama/rating.htm
(全ドラマ全放送回の経緯が見られます)
○関連記事:「2004年夏ドラマ批評ランキング」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/09/post_34.html

ここでも関連記事が探せるかもしれません

○2004年夏ドラマを視聴率で語ります
・「ウォーターボーイズ2」は全12回にも関わらず堂々の首位! 連続ドラマで枠のドラマとしては、唯一20%超えを達成しているから目立つなあ。
・「人間の証明」と「バツ彼」の、木曜22時枠の戦いが熱かった。どちらも同じように支持があってか、勝負は五分五分。過去の名作の前者が逃げ切ったけど、後者の奮闘に拍手! という意味も含めて、オツ彼!(おつかれ)
・「愛情イッポン!」は、アテネオリンピックの話題性と共に踏ん張るかと思えば、かなりの低迷。やっぱりつまらなかったしなあ・・・。主演の松浦亜弥って、歌やCMでは割と好評だけど、何故かドラマだといつも数字が悪い。なんで?
・全ドラマが最終話で一つ前の回の視聴率を超え、上り調子という形で完結。実はこの傾向は近年珍しいもので、何かうれしい気がしたっていうか、すっきりした。
・私的な批評ランキングの上位5作と視聴率ランキングの上位5作が、順位は異なるけど同じ! さらに視聴率ランキングの上位4作は、ここでレビューを書き続けたものばかり! 話題作や注目作に絞って見ていたとも言えるけど、一応ながら見る目があったなあと感じた。うれしい~!

※皆さんはこのランキングに納得? 不満? 安定?

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2004.09.29

2004年夏ドラマ批評ランキング

2004年夏ドラマの、私的批評ランキングを発表します!

※批評対象:21:00~24:00の時間枠で放映される民放の連続ドラマ。
  ただし、2クールにまたがるドラマ、シリーズものの常連ドラマは、一部対象外。

第1位: 世界の中心で、愛をさけぶ(TBS系・金曜22:00)
原作小説が売れたり映画が大ヒットしたりで知名度が高かったけど、私は全て未見のまま新鮮な気持ちで見た。ストーリーがとにかく素晴らしく、感動できて本当に良かった。制作陣が映画に負けない勢いで取り組んだせいか、随所で丁寧な作品作りを感じた。文句無くこれが首位でしょう!

第2位: 人間の証明(フジテレビ系・木曜22:00)
昔の名作を現代風に上手くアレンジしたストーリーが良かった。4つの相異なる事件が1つに重なっていく展開も面白かった。再び見返しても十分に楽しめると思うし、見ていない人には是非見ることをお奨めしたい。

第3位: 逃亡者(TBS系・日曜21:00)
真犯人予想で夢中にさせてくれた。結果的には誰もが予想できた結末だったけど、放送中は次の回が早く見たくてしょうがなかった。キャスティングも豪華で見応えがあった。アメリカドラマのオリジナル版がまた見たくなったなあ・・・。

第4位: ウォーターボーイズ2(フジテレビ系・火曜21:00)
最終話で行われるであろうシンクロ公演を楽しみにしていたけど、肝心なシンクロ公演は演出面でガックリしまくり。まあそれまでのサイドストーリーはそれなりに楽しめたかな。

第5位: 東京湾景(フジテレビ系・月曜21:00)
「夏のソナタ」ぶりはすごかった。あそこまでやられると逆に感服。ツッコミ系レビューに徹してみた。今後は「冬の香り」とか「美しき月々」とかをやる予定?

第6位: ラストプレゼント(日本テレビ系・水曜22:00)
第2話辺りからイマイチ乗り切れず、たまに見る程度だった。でも思ったよりは重く悲しいドラマではなかったみたい?

第7位: バツ彼(TBS系・木曜22:00)
リタイア。でもドロドロさはあまり無く、爽やかで良いドラマだったみたい? 「オレンジデイズ」の大人版といったところでしょうか。オツ彼!

第8位: 南くんの恋人(テレビ朝日系・木曜21:00)
リタイア。過去のシリーズ作も見たことがないけど、やはり視聴の優先度は下げた。「東くんの変人」とかだったら興味本位で見たかも(笑)。

第9位: 君が想い出になる前に(フジテレビ系・火曜22:00)
リタイア。今回改めて確信したこと。私は観月ありさ主演のドラマとは相性が悪過ぎるみたい。ほとんど未見のまま“想い出”になってしまった。

第10位: ああ探偵事務所(テレビ朝日系・金曜23:15)
リタイア。ああ、このドラマよりもアテネオリンピックを優先してしまったよ、んん。

第11位: 愛情イッポン!(日本テレビ系・土曜21:00)
リタイア。アテネオリンピックの柔道メダルラッシュに便乗するかと思えば、自ら早々と棄権? いや、一本負け?

※「渡る世間は鬼ばかり(TBS系・木曜21:00)」は、今回対象外。

○参考サイト・過去の私的批評ランキング(本館「adsTV-web」該当コーナーより)
http://homepage1.nifty.com/sodey/adstv/orange/drama/
○参考サイト・ドラマ視聴率表(本館「adsTV-web」該当コーナーより)
http://homepage1.nifty.com/sodey/adstv/orange/drama/rating.htm

ここでも関連記事が探せるかもしれません

○2004年夏ドラマ・総評
「夏ドラマ」と言えば、毎年各局とも冒険的な試みをするもの。また、夏休みがあり帰省&出国ラッシュがあり、今年2004年は特別でアテネオリンピックがあり、ドラマ視聴も優先度が下がって見逃しがちになるもの。そんな中、私的にはやっぱり知名度の高い作品が上位を占めました。「セカチュー」は文句無しで、早く映画版を見てみたい。「人間の証明」と「逃亡者」はテーマが似ていた分同時進行で楽しんでいたかな。「ウォーターボーイズ2」は後日放送されるシンクロのドキュメント版を見ないと収まらないかな。「東京湾景」は、まあどうとでもなれ!(笑)

※皆さんなりのランキングも知りたいです。コメント欄かトラックバック通知で、教えてもらえませんか?

○関連記事「2004年夏ドラマ・レビュー方針」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/07/post_12.html

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2004.09.28

blogクライアントで使い良いのは?

私のように、「昼間は仕事、夜間はホームページ&blog更新」というスタイルの人は多いと思います。でも夜間はネットアクセスが集中する時間帯。最近(ずっと前から?)ココログでも、せっかく記事の草案を用意してあっても、ログインして「記事の作成」から記事を投稿して公開完了するまで、もう重くて重くて。帰宅後の貴重な時間が無駄に過ぎていくようで、本当に辛過ぎます・・・。

そこで登場するのが、少し前から試用して導入を検討していた「blogクライアント」。簡単に説明すると、「ブラウザ(IE等)を使わずにデスクトップからblogへの記事投稿や管理ができるソフトウェア」のことです。ログイン情報を事前に設定しておいて、記事を普通に書いて投稿ボタン等を押せば、blogへ投稿して公開することができるという優れもの。私はWindowsユーザなのでWindows版のblogクライアントを探していくつか試用してみたけど、確かにブラウザを使うよりは若干速いです。さすがにネットアクセスのピーク時の負荷は逃れられないけど、昼間や休日だったら難なく便利に使えると思われます。さすがにマイリストの編集やコントロールパネルの設定等は、blogシステムに依存するものだからブラウザから行わなければならないけどね。

今までに「BlogWrite」と「ecto for windows」を試用したけど、「BlogWrite」がなかなか良い感じです。もし他にWindows版の使い良いblogクライアントを使用中の方がいましたら、是非紹介してください。できれば無料ソフトで・・・(有料ソフトが結構多いんだよね)。

※ちなみにこの記事は、「BlogWrite」で投稿しました。

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2004.09.27

USB2.0ボードを無事装着完了

以前パソコン(デスクトップ型)の調子が非常に悪くなったことがあって、データの消失を恐れて外付けハードディスクを購入。それ以来、データのバックアップを日々心掛けるようにしています。そのハードディスクはUSB2.0/1.1接続の製品で、現在使っているパソコンはUSB1.1ポートがあるので問題無く使えていました。ただ、やはりデータの転送速度が遅い、遅過ぎる! 理論値上、USB2.0ならUSB1.1の12Mbpsよりも遥かに速い480Mbpsで40倍。USB2.0のインターフェースボードなんて\2,000以下で買えるようなものなので、このたび導入を決意しました。転送速度の向上によって快適さが得られるのなら安い買い物だし・・・(実際安いけど)。

市内のパソコンショップで国内メーカーのUSB2.0インターフェースボードを購入した後、自宅でパソコンの筐体カバーを外しました。な、なんと、空きのPCIスロット(拡張ボードの接続先)が無い!(苦笑) 既にLANボードやSCSIボード等でいっぱいになっていたのを忘れていて、冷や汗をかきました。なんで大事な接続先を事前に確認しておかなかったんだろう・・・と落胆していたら、筐体の支柱の陰にひっそり残っていました(ホッ・・・)。積もっていたホコリをかき分けて(掃除しろよ→了解です!)、支柱を取り外して、無事装着完了。早速そのUSB2.0ポートと外付けハードディスクをUSBケーブルで接続して、50MB近い大きなデータファイルを転送してみたところ、速い、速過ぎる! これでNetMDの曲データ転送も速くなるし、購入検討中のiPod系の必要条件もクリアできるし、何とか快適さを手に入れました。購入の際は商品選びで慎重になったけど、その前に接続先の方で慎重になるべきでした。良い教訓になりました!(遅い?)

忘れないうちに、自分に言っておこう。今度こそPCIスロットの空きは無いぞ! (^_^;)

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2004.09.26

逃亡者・第11話(最終話)

真犯人がついに発覚! “お前たち”だったか!

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「逃亡者 RUNAWAY」
第11話(最終話)「真犯人は誰」

淳子(戸田菜穂)殺害の動機が、病院での臓器移植に関連していると知り、永井(江口洋介)は病院に潜入。淳子の部屋で永井の疑いは確信に変わる。だが、国枝(加藤浩次)は永井の無実を知る峰島(阿部寛)、尾崎(水野美紀)の身柄を拘束し、永井を急襲。狙撃班に追い詰められた永井は、ついに手錠をかけられてしまう。そこへ、峰島、尾崎と八木(近藤芳正)が現われる。

詳しい真相は、既に多くの方が書かれているレビューで確認していただくことにして、私はここでしか見られないような独自のレビューを書き残しておこうと思います。関連記事のあったblogには、トラックバックを送らせていただきました。もちろん送り返しもOKです。

とりあえず、永井の妻殺しに関わった人間は5人。来栖慶介院長、国枝真澄、郡司直巳、田所豊(死亡)、都留正(死亡)でした。事の発端は、警視総監の娘・藤堂ナツミの手術時の失敗から。

国枝が紹介した郡司はナツミの臓器を傷つけてしまったが、脳死状態のある少年が偶然適合する腎臓を持つことが判明し、来栖が移植手術を実施。それが娘の淳子(被害者)に気付かれてしまい、口封じのために娘の殺害を思案し、国枝や郡司に指示(これが一連の犯行の引き金)。殺害自体は田所に依頼し、淳子は死亡し息子の陸は重傷(事件発生)。都留は田所から囮(おとり)になることを依頼された。

来栖がそもそもの指示者、国枝が計画者、郡司が補佐、田所が実行犯、都留が囮とは言えども共犯者、という相関関係でした。それぞれが罪を犯しているけど、真犯人、いや黒幕とされるのは、来栖・国枝・郡司の3人。しかし犯行に及ぶ引き金を引いたという点で来栖が大黒幕だった、というのが結論です(間違いがあれば指摘してください)。

いや~、最終話の早い段階で、国枝と郡司が自供してしまってびっくり! 国枝も郡司も、問い詰めてみればまあしゃべるしゃべる。国枝に至っては、銃口を口に含んで自殺してしまうし。でもまだ放送が30分以上残っているけど・・・と思っていたら、永井と峰島と尾崎が各々引っかかっていた点から来栖の名が挙がって、問い詰めてみれば大黒幕だった、というひねりの無い結果でした。うさぎの着ぐるみを着た子供たちの人気者“ぴょん吉”さんだったというのが、一応のひねり?(笑)

ちなみに私の予想は、“伊川が黒幕”という線が濃厚でした。警察の人間であり、病院での不祥事の件で鋭く捜査をしていたことから、ナツミか脳死の少年の実の母と察知し、いずれにしても警察の立場を利用して病院への復讐をしていたと思っていました。永井を良く知り、警察と病院に関与し、「意外」という言葉に一番近い名前の「伊川」(笑)、これで間違い無いと・・・。ごめんなさい、疑ってしまってね。それから、意外性を追及するあまり、「実は死亡した淳子は生きているのではないか?」と最後まで疑っていました(苦笑)。一度淳子の死体を前に永井が泣き崩れるシーンがあったにもかかわらず、「いや、あれは息を止めて我慢していたに違いない」と密かに思っていたり。最後の最後に腕を組んで現れる淳子の姿を夢で見たか見なかったか、「全てあなたが悪いのよ!」という声を聴いたか聴かなかったか、とにかくその予想は大きく外れました。てへっ!

さて本題。元々このドラマは、デビッド・ジャンセン主演のアメリカオリジナル版の「逃亡者」やハリソン・フォード主演の映画版の「逃亡者」をモチーフにしていて、両方見たことがある私はどこか重ねて見ていました。あちらは「The Fugitive」、こちらは「RUNAWAY」。「義手の犯人」や「身近な人物が意外にもキーマン」という要素があっても、ストーリーは全く異なるものだと認識するようにして、“サングラス”を掛けたかのように過去作品のことを暗く遮断していたつもりでした。しかし実際には、片方にオリジナル版、もう片方に映画版というレンズを入れた“色眼鏡”を掛けて見ていたのかもしれません。だから「通例の予想に反して、ものすごく意外な人が真犯人に違いない」という心が拭えませんでしたね。それが無ければ、真犯人は一応意外な人物だったと言えるし、怪しい人物の5人もが犯行グループだったというのも意外と言えば意外。でもやっぱり、多くの人が一度は予想した結末だっただろうし、ちょっと物足りなかったかな?

数々の伏線も回収しきれていないのも確か。当初永井の手に渡った200万円の出所も不明のままだし、指紋の入れ替えが発覚したけど、永井の家に残る生活上の指紋(永井のものだがシステム上は田所のもの)を鑑識は見落としているし、捜査員は捜査しきれていないし、警察は何をしてたんだか。永井も永井で、最後は無罪放免だったけど、偽証罪や窃盗罪や住居不法侵入罪等、問われるべき罪はたくさん犯しているぞ? それから、「逃亡者」シリーズでこれほどまでに「追跡者」になったのも妙な点(笑)。オリジナル版や映画版の話になるけど、逃亡生活中にいろんな地で出会った人とのエピソードも面白さの一つなのに、このドラマで触れ合った人物は富ばあさん(菅井きん)くらいで、北海道という遠い地へも飛び立ったけど、あとは驚くほど近場での逃亡。これもちょっとね。つじつまが合わない点や解明されていない点を順に洗い出して解決させていく「逃亡者・特別編」を希望。司会は永井が扮する“新ぴょん吉”さんで・・・(笑)。

今度はドラマ&映画リンクの話。まず、伊與田Pが過去に手掛けた同局ドラマ「ブラックジャックによろしく」から、出演歴のある出久根こと加藤浩次さんと心臓外科医の北三郎先生こと原田芳雄さんが、悪の一員だったのが悲しい! そのドラマでは良い人だったのに。また、これは前回のレビューでも書いたけど、2004年冬に放送された同局ドラマ「砂の器」で、大量殺人の凶悪犯・本浦千代吉を演じたのが原田芳雄さん。「砂の器」も「逃亡者」も、同局同枠の「日曜劇場」の作品で、まさか今年だけで二度も悪役を演じるなんて思ってもみなかったけど、それが事実になってしまったのが悲しい! それから、今クールのドラマは、やけに同局ドラマ「木更津キャッツアイ」の要素とリンクする作品が多いなあと思って、リンク探しなんてやりながら見ていた私(ドラマ毎に必ずどこかで書いてます)。「逃亡者」も「木更津」という道案内の看板が出たことでリンクしていたけど、最終話の終盤で「裏の回(真相が明かされる回)」が発生して、グイングインと映像の巻き戻しがあったら面白かったのになあと思っていました(笑)。それが無かったことが悲しい!(これは単なる「願望」か) もう一つ、第4話のレビューで、そもそも「逃亡者」という作品と映画「ショーシャンクの空に」は似ていると書きました。それはその時に書いた通りだし、最終話で追い詰められた国枝が銃口を口に含んで自殺したシーンなんて、映画でショーシャンク刑務所の所長が行った行為と一緒だったなあなんて思いました。

ふう・・・これで書きたかった独自のことは全て書き尽くしたかな? まあ最終話まで予想以上に予想して、毎回ハラハラドキドキした点は良かったかな。前クールの日テレ系ドラマ「仔犬のワルツ」みたいな感じね。“ナガイ(長い)”レビューはここまでにしておきます。読んでくれてありがとう! ドラマの視聴は逃亡せず全て見られました。最後に、新米刑事・ads(あず)の“解決メモ”を残しておきます。

○解決メモ「登場人物の整理」

・永井一家
永井徹生(江口洋介): 無実の罪が晴らされた後、犯した罪を償うべき主人公。
永井淳子(戸田菜穂): 正義を貫いたんですね。ご冥福をお祈りいたします。
永井陸(鈴木宗太郎): りっくん、強くなれ! パパのように!

・警察チーム
峰島隆司(阿部寛): 今度は「アットホーム・ダッドSP」。ダディだ、ダディ(笑)。
尾崎カオル(水野美紀): あなたは絶対犯人じゃないって信じてたよ。
国枝真澄(加藤浩次): “極楽”ところか“とんぼ”に。意味わかんねえ~。
八木(近藤芳正): 確固たる証拠が出たから、最後峰島を信じたとみた。
伊川貴子(原田美枝子): イガイと伊川が黒幕じゃなかったです。
警視総監(未登場): 出てねぇじゃん!

・病院チーム
郡司直巳(別所哲也): 手術の腕は財前の方が上手(「白い巨塔」ネタ)。
小野寺千秋(片平なぎさ): 口で手袋を引いたら義手だったとか(分かる人だけで)。
来栖慶介(原田芳雄): 本浦千代吉の名残り・ぴょん吉、永遠に・・・。

・関連チーム
鬼塚咲(長澤まさみ): “たすけてください!”、無事助けられました、はい。
藤堂ナツミ(黒川智花): 次は「金八先生」に出るし、イメージ良く終わると思ってた。
峰島の妻(役者不明): 結局予想をかき回す存在だったようです。
永井の保護観察を受けた少年: 現在は更正して生きていることでしょう。
東弁護士(尾美としのり): 東じゃないもん、イボリーだもん! 生肉食いてえな。

・真犯人ではないが、共犯者であることが確定した人物
田所豊(田中要次): 「人間の証明」でも悪い役を演じてたよね。
都留正(遠藤憲一): あなたも「ダッド」・・・違う、あれは宮迫さんか(笑)。

・その他
松たか子(本人): 主題歌「時の舟」は良い感じでした。

「逃亡者」DVD-BOX
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「逃亡者」オリジナル・サウンドトラック
「逃亡者」オリジナル・サウンドトラック

時の舟 [MAXI]
「逃亡者」主題歌・「時の舟」(松たか子)

「逃亡者」ノベライズ
「逃亡者」ノベライズ
(ネタバレ書くと・・・書けませんって)

「逃亡者 RUNAWAY」公式完全ガイドブック
「逃亡者 RUNAWAY」公式完全ガイドブック
(正直、要りますか?)

「逃亡者 1」(講談社コミックスデラックス)
「逃亡者 1」(講談社コミックスデラックス)
(コミックで見る逃亡者)

「逃亡者」映画版
「逃亡者」映画版(ハリソン・フォード主演)
(約2時間の作品にしては上手くまとめられています)

「逃亡者 RUNAWAY」関連商品リンク

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2004.09.25

天花・花は咲き乱れた?

2004/03/29(月)から09/25(土)まで半年間に渡って放送されてきた、NHK・朝の連続ドラマ小説「天花」が、ついに幕を閉じました。

○NHK・連続テレビ小説・公式サイト
http://www3.nhk.or.jp/asadora/

朝ドラというと、ちょうど出勤後辺りに放送されるし、元々熱心に見るタイプのドラマではないので、視聴回数は少ない私。でも話題性だけは一応チェックしていて、ドラマ自体も少なくとも初回話と最終話だけは必ず見るようにしています。そして本日、朝(本放送)と昼(再放送)の2回分を見てやりました(笑)。

何だか普通っぽい終わり方でしたね。まあ私視点で言えば、「初回話で佐藤天花(藤澤恵麻)が許婚(いいなずけ)とされる鈴木竜之介(平山広行)と七夕の夜に出会い、いろいろあって(これがほとんど未見)、今回の最終話で既に結婚している二人が息子と共に現在を生きる」というストーリーでした。まあ普通に良いハッピーエンドだったのでは?(説得力はありません) ちなみに、同じような視聴スタイルで見た前作「てるてる家族」については、感動的なエンディングもあったしかなり大好きでした。

この作品、いろんなところで叩かれて、話題になったんですよね(苦笑)。朝ドラ史上最低視聴率を記録したり、ヒロイン役の藤澤恵麻さんの素人演技っぷりが取り上げられたり、とにかくひどいものでした。思えばNHKのこの半年は、「冬のソナタ」人気へ民放局並みに便乗しまくり、その裏で職員の着服問題が浮き彫りとなり、話題を常に発信し続けた激動の半年でした。そして「天花」もその一つ? 「女優の登竜門」と言われる朝ドラヒロインに、全くの未経験者を抜擢したことについて、私も当初疑問視していました。そんな中、最近になってこんな記事を目にしました。

○ZAKZAK(夕刊フジ)・「天花晴れて満開…遅咲きヒロイン藤澤恵麻」
http://www.zakzak.co.jp/gei/2004_09/g2004091305.html

「天花」制作の表裏話が満載で、いろんなことが把握できて興味ある記事です。これによると、当初酷評された藤澤恵麻さんの演技も、徐々に良くなったとか。初回話と最終話しか特に見なかった私は、「そう劇的な変化は無かったけど?」という感想でした。でもまあ女優として少しでも成長したのは確かで、現在はまだ“わかば”のような段階かな。今後の活躍に期待しつつ、“わかば”から育って“天花”という花が咲きますように・・・(「女優業としての成功」を意味)。

さて9/27(月)からは、おっと偶然先に書いてしまったけど(わざとらしかった?)、「わかば」がスタートしますね。「天花」の再放送後に放送された「土曜スタジオパーク」で、ヒロイン役・若葉の原田夏希さんが出演していたけど、この人は見るからに元気があって光るものがありますね~。ドラマでも元気な姿が見られることを期待しています!

○関連記事「てるてる家族・感動のグランドフィナーレ」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/03/post_7.html

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2004.09.24

とんねるず・豪華ゲストの食わず嫌い王

昨日フジテレビ系「とんねるずのみなさんのおかげでした」で、「豪華ビッグスター夢の大競演SP」と題して、大人気コーナー「新・食わず嫌い王決定戦」が二本立てで放送されました。対戦は(以下、敬称略)、一回戦が宇多田ヒカル(歌手)VSデイヴィッド・ベッカム(サッカー選手)、二回戦が谷亮子VS野村忠宏(共に柔道選手)でした。

※コーナー説明
有名人が数種類の料理を食べ合って、相手の嫌いな料理(食材)を当てる。
画面左が石橋貴明チーム、右が木梨憲武チームで、各々有名人に付き添って対決。

一回戦 [× 宇多田ヒカル VS デイヴィッド・ベッカム ○]

○見どころ
ベッカムと対決する日本人として、宇多田の抜擢は相応しいと思う。宇多田は英語を使って直接ベッカムを攻める? 両者とも性格がはっきりしている分、嫌いな食べ物を前にしたらきっぱり断ったり顔や行動に出てしまうかも?

○会食
先手[石橋チーム]・宇多田ヒカル メニュー
もずく酢・納豆・ブルーチーズ・ハンバーグステーキ

後手[木梨チーム]・デイヴィッド・ベッカム メニュー
焼鳥の盛り合わせ・パエリア・スパニッシュオムレツ・野菜のポトフ

○実食(指摘の順)
宇多田ヒカル: ブルーチーズ→ハンバーグステーキ・×
理由: (デミグラス)ソースがダメ・子供の時に一回も食べなかった
    肉がバラバラになってまたくっつくのが何でなんだろう、みたいな

デイヴィッド・ベッカム: 焼鳥の盛り合わせ→パエリア・○(野菜のポトフ・×)
理由: パースニップ(白ニンジン)がダメ・皿にはそれだけ残っていた
    親には食べろと言われたが、一度も食べたことが無かった

○対決の感想
ベッカムが負けると思ってた(笑)。はっきりしてて、苦手なものは「No」と言って必要以上に食べないだろうと思っていたから。でも実際は、焦りまくってた宇多田が自滅。でも出されたハンバーグステーキは、やけに安っぽく見えたんだけどね。

ベッカムは、将来プロサッカーの経営や監督をすることに興味が無く、サッカー教室を開きたいらしい。そこはしっかりと発言していました。まあいろいろ問題はあったけど、今は家族を愛していると強調してたし、大目に見て応援しましょうか。“ベッカム様”なんて日本で騒がれたのが懐かしいね。今じゃ“ヨン様(ペ・ヨンジュン)”ばかりだもんね。

宇多田は、いろんな話を聞いていて「この人は天才だ」と思ったけど、「料理が全くできない」というのを聞いてその気持ちが少しだけ軽減したかな。料理は面倒くさくて本当にやらないんだろうね。それは「光」のPVの皿洗いの雑さでわかるけどさ(笑)。「Utada」名義での全米デビューもあって、応援しています。

ニ回戦 [○ 谷亮子 VS 野村忠宏 ×]

○見どころ
アテネ五輪柔道の男女最軽量級王者同士の決戦がこんな形で実現! “新聞の一面記事掲載対決”では、谷(旧姓・田村)に負け続けている野村(試合が毎回同日対決だから仕方無い)。柔道では見ることのできないこの男女対決は、どちらが“一本”を取るのか?

○会食
先手[木梨チーム]・野村忠宏 メニュー
フォアグラ・生春巻・レバ刺し・麦とろご飯

後手[石橋チーム]・谷亮子 メニュー
いくら丼・焼ホタテ・つみれ汁・タコの塩辛

○実食(指摘の順)
レバ刺し→フォアグラ→生春巻・×
理由: ムキエビがダメ・じんましんが出たこともあった

タコの塩辛→つみれ汁→いくら丼・○(焼ホタテ・×)
理由: 臭いがダメ・食べて熱が出て体調が悪くなったことがあった

○対決の感想
野村の「参りました」の直前、木梨の「イクラちゃん(“ヤワラちゃん”の間違い)」で思わず微笑。また「参りました」の直後、石橋の「やっぱり(新聞の)一面でしたね!」で思わず爆笑。野村は完璧なポーカーフェイスで頑張ったけど、谷の嫌いな料理を先に当てることができず、またもや“一面”という名の勝利を持っていかれてしまいました。

谷は、“ヤワラちゃん”という愛称で有名だけど、この人はアイドル性と共にトークもはっきりしていて好印象。だから人気があるんだよね、憎めない人だよなあ。今後の五輪や世界選手権での連覇記録への挑戦のため、子作りはしばらく保留だとか。でも夫の谷佳知さん(プロ野球選手)とは今なおラブラブそうでした。

野村は、“五輪柔道3連覇”という偉業を成し遂げたけど、リーダー性も持ち備えていると思う。トークもきびきびしていて、しっかりしていそう。テレビ出演する度に一面記事のネタを振られて、相当辛いとは思う(苦笑)。各種柔道大会の、国内外での食物摂取の苦労話は貴重だった。食べたくても食べられないこともあれば、少ないお金だけ渡されて自由に食べることもあるという。

二対決とも面白かったです! 見応えあった~!

今回のゲスト4名には3つの共通点がありました。「世界的に有名」・「既婚者」・「金」。このうち最後の「金」は、「お金」という意味と「金メダル」という意味を集約したものです。一回戦の両者が「お金」。「この二人だけでどれだけ稼いでいるんだ?」という感じでしたね。二回戦の両者が「金メダル」。これまでに五輪で獲ったメダルをスタジオへ持ってきていたけど、金が5で銀が2ですよ。この絵がすごかった!

「食わず嫌い王」自体は好みのゲストが対決する時しか見ないけど、今回はスペシャルだけあって見たくて仕方がありませんでした。結果的には本当に楽しくて満足。視聴率もなんと24.7%という記録を達成。納得のいく面白さでした!

P.S. 「とんねるずの食わず嫌い王決定戦」という番組名がよろしいのではないかと・・・(笑)。

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2004.09.23

気が付けば楽天会員

ずっと以前、外部公開用の転送メールアドレスが欲しくなり、当時の知人Aに相談したところ「Anet(エーネット)」というサービスを紹介されたのでユーザ登録。その後「Anet」は、ポータルサイト「infoseek(インフォシーク)」と統合したため、それ以後はinfoseekユーザとして今日まで来ました。

また以前、仕事で東京長期出張生活をすることになった際に、宿泊するホテルの電話予約が困難で困っており、当時の知人Bに相談したところ「旅の窓口(たびのまどぐち)」というサービスを紹介されたのでユーザ登録。その後「旅の窓口」は今月9/14に、日本最大のインターネットショッピングモール「楽天(らくてん)」が運営する「楽天トラベル」と統合したため、本日楽天会員への移行手続きをして、楽天会員になりました。

「楽天」は「infoseek」をかつて買収し現在は傘下にある状態なので、本日持っていた両アカウントを関連付けする手続きをして、サービスやユーザ情報が統合された楽天会員になりました。5年以上の時を経て、サービスの統合が繰り返されて、気が付けば楽天会員に。事が上手く運んだというか、裏でいろいろあった結果というか、何だか妙な感じです・・・。

考えてみると、口座を持っていた別々の銀行が合併したこともあれば、昔好きだったゲームのソフト会社がライバル社と合併したこともあり、日頃良く行く家電店も近い将来に別の家電店と事業を統合する話も聞いています。今回の件は、現在としてはそう珍しい話ではないかも? ところで、今回の件のキーワードとなる「楽天」・「合併&統合」と言えば、今まさに話題となっている「プロ野球問題」に通ずるものがありますね。できれば本件のように、事が上手く運んでくれれば良いのですが・・・。

さて、このたび楽天会員になったことで、ネットライフの幅が一気に広がったような気がします。オンラインショッピングを初め、ツールや宿予約等のサービスを使え、アフィリエイトもできます。便利な世の中だよなあ・・・。また適度に活用していきます!

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2004.09.22

波田陽区が本とCDとDVDを出しますから!

人気急上昇中のお笑いピン芸人“ギター侍・波田陽区”が、ついに本とCDとDVDを出すことが発表されました! ここでも彼を5月以来応援し続けていることもあって、このニュースは本当にうれしかったですから!

○ここでも関連記事が探せるかもしれません。
ちょっと関連記事を探してみる
○サンケイスポーツ・「“ギター侍”波田陽区、返す刀でCD・ネタ本・DVD発売」
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200409/gt2004092102.html
○スポーツ報知・「波田陽区11・17CD出す …っていうじゃな~い」
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/sep/o20040920_30.htm
○「波田陽区ゲートウェイ」 (サイト内総合リンク集)
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/05/hata.html

○10/29 書籍「ギター侍の書」(日本テレビ出版・税込 \1,000)
○11/17 CD「ギター侍のうた」(ポニーキャニオン・税込 \900)
○12/01 DVD「ギター侍は波田陽区。」(ポニーキャニオン・税込 \3.990)

「ギター侍の書」 「ギター侍のうた」 「ギター侍は波田陽区。」
「ギター侍の書」(本)

→本の感想記事
「ギター侍のうた」(CD)

→CDの感想記事
「ギター侍は波田陽区。」(DVD)

→DVDの感想記事

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2004.09.21

ウォーターボーイズ2・第12話(最終話)

ドラマ「ウォーターボーイズ2」は、夢のシンクロ公演が無事終了! どうでした? 私の感想は・・・。ちょっと待ってね、とりあえず、水中に潜っちゃえ!(笑)

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「ウォーターボーイズ2」
第12話(最終話)「忘れられない夏~旅立ちの時~」

学園祭でのシンクロ公演に向け泳吉(市原隼人)らは練習に励む。だが、うまく演技できない新メンバーを見て、粕谷(佐野史郎)は全員参加は難しいと泳吉に忠告。メンバー間にも亀裂が生じる。一方、理解し合えない父の泳太郎(矢島健一)を気にする泳吉に、栞(しおり・石原さとみ)はちゃんと話し合うようすすめる。そんな中、台風が上陸。学園祭の中止が決定する。

「え~~~~~っ!」っていう感想。わからないか(笑)。とりあえず、どこよりも早い(?)シンクロ公演の使用全曲リスト、いっときますか!

○「ウォーターボーイズ2」姫高男子シンクロ公演・使用曲リスト

・男子シンクロ部員32人登場
・陸ダンス1
01. バンビーナ(布袋寅泰) ←そういう始まり方ですか~
・水中シンクロ1
02. Sugar Baby Love[シュガー・ベイビー・ラヴ]
   (The Rubettes/ルベッツ) ←Winkがカバーして有名
03. THE REFLEX[リフレックス]
   (DURAN DURAN/デュランデュラン) ←ズランズランではない
04. Love In The First Degree[第一級恋愛罪]
   (BANANARAMA/バナナラマ) ←またWinkカバー曲か
・陸ダンス2
05. MICKEY[ミッキー]
   (B*WITCHED/ビー・ウイッチド) ←最近ゴリエがカバーした
06. ラムのラブソング(松谷祐子) ←アニメ「うる星やつら」テーマ曲
・水中シンクロ2
07. ウィリアム・テル序曲(ロッシーニ作曲) ←「オレたちひょうきん族」OP曲
・早乙女先生・ソロ演技
08. 伊勢佐木町ブルース(青江三奈) ←先生の想い出の曲、出た(笑)
・水中シンクロ3
09. We're Not Gonna Take It[ウィー・アー・ノット・ゴナ・テイク・イット]
   (Twisted Sister/トゥイステッド・シスター) ←そうきますか~
・ラストは5段やぐら! 1回失敗した後、2回目で大成功!

さて、初回話のレビューで「ストーリー展開はどうあれ、最終話で披露されるシンクロ演技を見れば、絶対に感動して泣くはずだしさ・・・。」と書いた私。その最終話を見た感想は、「ちょっとガッカリ」でした。理由は、「やってしまったフジテレビのミステイク」。順に書きましょうか。

○やってしまったフジテレビのミステイク

1. シンクロシーンの随所にサイドストーリーを入れた
今回は特別に「2時間スペシャル」にしたのだから、最後のシンクロ公演はCM無しでシンクロシーン全編をじっくり見られると思ったのに、余計な所でサイドストーリーに切り替わって、何度か興奮度が冷めてしまった。そっちも大事だけど、もっと上手くできないもんかなあ? まあどうせ、後日放送される特番で「シンクロ公演・完全版」を放送するんだろうけど。特番を見込んだストーリー構成は、ちょっとね・・・。

2. ドラマ前に男子シンクロの特番を放送した
19:00より同局バラエティ番組「カスペ!」にて、「全国高校ウォーターボーイズ選手権」と題した男子高校生のシンクロ特番が放送。ドラマの放送前に少し見たけど、これからドラマで最高に盛り上がるっていう時に、こんな企画を事前に当てるのはまずいんじゃない? 内容が良い悪いはどうあれ、別の日に放送すれば良かったのに。ドラマでのシンクロ公演のレベルと比較してしまうって。これが呆れた点。カス、ペ!

3. シンクロ公演の選曲ミス
2004年の高校生らしからぬこの選曲は・・・(笑)。たぶん現役高校生でも全部は知らないぞ? 時代の幅が広過ぎだ~! ちなみに9曲目は、多くの人が謎の曲だと思ったはずだけど、ドラマのサントラ盤にも収録されていません。こんなのって、あり?(シークレットトラックに入っていたらこちらのミスです)

感動できず、泣けませんでした・・・。 (´-`)ゞ かなり期待していたのに

でも、5段やぐらは良くやったよね。前作「1」が4段やぐらだったから、それ以上を目指したんだろうね。でも逆に、シンクロ演技のネタは、「1」で出し尽くした感はあったなあ。今回の演技は、「シンクロ」というよりは「水中パフォーマンス」というイメージが強かったです。もっと“イメージの向こう側へ(主題歌「虹」より)”行くような演技が見たかった・・・。その他には、観客はシリーズ作の中では最も多かった、栞役の石原さとみさんがマジ泣きしてた、シンクロコーチの不破央さんがお坊さんに化けて出てた(笑)、といったところでしょうか。

ストーリーのあらすじを一応説明。学園祭当日、悪天候により学園祭自体が中止。それでもシンクロ部員たちが「何としてでもシンクロをやろう」と決意して、シンクロ公演が実現したのでした。一度は別れた泳吉の父親も泳吉を励ましてくれたけど、その泳吉はシンクロ公演の後、アメリカで父親と暮らすことに決め、最後は姫乃高校を後にしたのでした。前回のタイトルバックであった、シンクロ部員たちのポージングの暗示通りになったという結末ね。

うーん、口直しに、ドラマの裏側を編集した特番とやらを見てカバーするしかないかな? それを見たら、今度こそ泣けるかも? やっぱりシンクロ公演は通しで見なきゃ! というわけで、レビューはもう少し続く予定です。皆さんの感想をお待ちしています!

「WATER BOYS 2」DVD-BOX
「WATER BOYS 2」DVD-BOX

「WATER BOYS 2」オリジナル・サウンドトラック
「WATER BOYS 2」オリジナル・サウンドトラック

虹~もうひとつの夏~
「WATER BOYS 2」主題歌・「虹~もうひとつの夏~」(福山雅治)

「WATER BOYS」DVD-BOX
「WATER BOYS」DVD-BOX(前作ドラマ版)
(シリーズの中ではこれが一番好きです!)

「WATER BOYS」オリジナル・サウンドトラック
「WATER BOYS」オリジナル・サウンドトラック(前作ドラマ版)

虹 / ひまわり / それがすべてさ
「WATER BOYS」主題歌・「虹 / ひまわり / それがすべてさ」(福山雅治)

「WATER BOYS」スタンダード・エディション
「WATER BOYS」DVD・スタンダード・エディション(映画版)

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「WATER BOYS」オリジナル・サウンドトラック(映画版)

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原作本「ウォーターボーイズ」(矢口史靖)

「ウォーターボーイズ2」関連商品リンク

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2004.09.20

スウィングガールズがテレビ生演奏すっぞー!

本日、フジテレビ系の朝番組「とくダネ!」で、今月9/11より全国で上映中の映画「スウィングガールズ(SWING GIRLS)」のスウィングガールズ(アンド ア ボーイ)たちが出演して、ライブ生演奏を披露します! 私もまだ雑誌で見ただけであまり知らないので、今日は祝日で休みだし朝からしっかりチェックします!

○「スウィングガールズ」・公式サイト
http://www.swinggirls.jp/

「スウィングガールズ」は、映画「ウォーターボーイズ(WATER BOYS)」で原作・監督・脚本を手掛けた矢口史靖さんの新作で、片田舎の高校の女子高生たちがジャズバンドを結成して活動する姿を描いたストーリーです。映画やドラマの「ウォーターボーイズ」シリーズ全作を楽しく見てきた私は、それだけで以前から気にはなっていたんだけど、この放送を見て詳細が分かりそうです。

今からみっぞー! (見るぞー!・正しい方言かは不明)

(視聴前)
--------
(視聴後)

見たべー! 良かったべー!(笑) ジャズやるべー!

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番組内コーナーの「とくダネ! 特捜部」で、「指令・生演奏でジャズやるべ♪ 素顔の“スウィングガールズ”を特捜せよ」というテーマで、「スウィングガールズ」の特集がありました。そしてスタジオ内には、スウィングガールズ(アンド ア ボーイ)の皆が! まずは映画では披露されなかった曲「オーバー・ザ・レインボー(OVER THE RAINBOW)を演奏し、インタビューや映画のメイキング映像が流れた後、映画でも盛り上がった(らしい)「シング・シング・シング(SING SING SING)」が演奏されました。特に「シング・シング・シング」は往年のジャズナンバーで、聴き応え十分で良かった~!

04092003.jpg 04092004.jpg

演奏前後に前へ出てきた5人は、左から、上野樹里(主役)、貫地谷しほり、本仮屋ユイカ、豊島由佳梨、平岡祐太。上野樹里ちゃんと豊島さんと平岡さんには単独質問があったけど、本仮屋ユイカちゃんや貫地谷さんにはなくてちょっと残念。上野樹里ちゃんはさすが主役って感じで、可愛くて色白で光ってたなあ。まあスタジオの照明がやけに強かったのもあるけどね。「シング・シング・シング」ではサックスのソロパートがあるんだけど、やっぱりサックスは持つだけでカッコ良く見えるし、そこで目を閉じてソロ演奏する姿なんて見たらかなり良い感じ! 他のメンバーも、トランペット・トロンボーン・ギター・ベース・ドラム・ピアノで応戦。うん、ジャズは良いっ!

スタジオセットの色使いは、NHK朝ドラ「てるてる家族」の最終話エンディングのものに似ていました。三女・秋子役だった上野樹里ちゃん&来々期ドラマ「ファイト」のヒロインに決定した本仮屋ユイカちゃんとの、“朝ドラ”つながり? それから、実際は17人のはずだけど、今回出演したのはどう数えても16人でした。調べたらトロンボーンの子が1名いなかったようです。また、「スウィングガールズ」は映画内の架空のビッグバンドだけど、理由を付けてしばらくの間バンド活動を維持させて、歌番組等にもどんどん出てほしいですね。番組内で小倉智昭さんも同じようなことを言ってて、そこで先に言われちゃったけど、中国の人気アーティスト「女子十二楽坊」に通ずるものがあると思っていてね。あちらはエリート集団だけど、日本では「モーニング娘。」みたいに素人集団っぽい方が売れたりするんだよね。今回見た中でも各列の真ん中辺りにいた子は可愛いと思ったし、それなりにいけると思うんだけど、どう?

映画のメイキング映像中で、今回出演しなかった矢口史靖監督のインタビューがあって、「音楽の雰囲気がリアルじゃないと表現しきれない。お客さんに届かない。演奏は本人たちがやるということは決めていた」と言っていました。この映画の魅力はここなんですね。プロ奏者の音をアフレコで当てず、本人たちに猛練習させて、本当に演奏させるところね。これなんかは、映画「ウォーターボーイズ」でボーイズたちに与えた試練と方針そのままですね。それがあって良い作品に仕上がったと思うんだけどね。でもまだ映画は見てないんだけどね(笑)。

ところで、矢口史靖監督。前作「ウォーターボーイズ」は「シンクロに懸ける男子高校生」というモデルが先に実在したけど、今回の「スウィングガールズ」は有りがちなブラスバンドのストーリーながら、「ジャズ」と「山形弁」に目を付けたあたり、「やるなあ~!」と思いました。特にジャズは、日本では「大人の音楽」というイメージが強かったけど、近年では各地で行われるジャズフェスティバルには若者も多く集うし、ジャズ奏者の活躍ぶりも目立つようになりましたよね。それに、映画「海の上のピアノスト」やドラマ「マンハッタンラブストーリー」でもジャズが取り入れられたりしたことで、新たにジャズを聴くようになった人や、本来ジャズが熱狂的に好きな人も、興味をそそられるだろうし。しかもそれに「山形弁」という独特の方言口調を取り入れたことで、作品に面白みのエッセンスが加わっただろうし。こういった所が「やるなあ~!」と思わせた点でした。名作映画「Shall we ダンス?」等で有名な周防正行監督のやり方にどこか似ている感じもしますね。日本の映画監督も、こうしてどんどん活躍してほしいですね。

とにかく、テレビ生演奏は良かったです! みんなー、スウィングすっぞー!(映画みっぞー!)

映画「スウィングガールズ」プレミアム・エディション
映画「スウィングガールズ」プレミアム・エディション

映画「スウィングガールズ」スペシャル・エディション
映画「スウィングガールズ」スペシャル・エディション

映画「スウィングガールズ」スタンダード・エディション
映画「スウィングガールズ」スタンダード・エディション

映画「スウィングガールズ」オリジナル・サウンドトラック
映画「スウィングガールズ」オリジナル・サウンドトラック

(出演者本人たちの演奏が収録)

原作小説「スウィングガールズ」
原作小説「スウィングガールズ」(矢口史靖)

スウィングガールズ公式ガイドブック Swing a gogo!
スウィングガールズ公式ガイドブック Swing a gogo!

「スウィングガールズ」絵コンテ集
「スウィングガールズ」絵コンテ集

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逃亡者・第10話

今話の終了直後から日付が変わるまでの22:00~0:00の2時間に、1000以上のページビューがあったようです。そのほとんどがこのドラマの真犯人予想を求めるものでした。私用で今話のレビューをすぐに書くことができなかったけど、ここへたどり着いてくれたの方々の“捜査(閲覧)”には感謝します。まあ残念ながら、真犯人はここへは逃亡していませんが(笑)。それから、今話は非常口や非常階段が多く映ったけど、現在ここの上部バナーを「非常口のパロディ画像(逃亡者 style)」にしていた私は、喜びと笑いがこみ上げてしょうがなかったです。TBS、何となくサンクス! それで私、真犯人は完璧に断定できていませんが(笑)。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「逃亡者 RUNAWAY」
第10話「犯人の顔」

永井(江口洋介)らは、田所(田中要次)を操る黒幕の正体を、寸前で知り損ねた。田所の携帯電話の発信履歴をたどり、永井と尾崎(水野美紀)は、田所が宿泊していたというホテルへ。尾崎が田所の泊まっていた部屋に行くと、荒らされた形跡があった。部屋に入る前に同じフロアで見かけた、黒いスーツの男に思い至った尾崎は、永井とともに男を捜しはじめる。

真犯人がわからない! いや、予想はいろいろしてるのだ! しかし、終盤だけあって登場人物の誰もが怪し過ぎるのだ! “シロ”と“クロ”が混在して、予想そのものが“グレー”なのだ! とりあえず、新米刑事・ads(あず)の“捜査メモ”という名の予想を書いて、最後の整理をしておきましょう。

○捜査メモ・1「登場人物の整理」

・永井一家
永井徹生(江口洋介): 無実の罪が晴らされるべき主人公。
永井淳子(戸田菜穂): 被害者で既に死亡。だが、もしかして生きている?
永井陸(鈴木宗太郎): 現場にいた被害者の一人。りっくんこわいよ?

・警察チーム
峰島隆司(阿部寛): 一度は疑いが晴れたが、いまだに裏で動いている?
尾崎カオル(水野美紀): 警察の中では最も可能性が薄いと思うが?
国枝真澄(加藤浩次): 永井を罠に陥れて、自分は“極楽”気分か?
八木(近藤芳正): 下の名前が不明で困っているのだが?
伊川貴子(原田美枝子):身内が怪しいかも等と言っていたが?
警視総監(未登場): ここにきて、ラオウ登場か?(笑)

・病院チーム
郡司直巳(別所哲也):今最も注目されている人物?
小野寺千秋(片平なぎさ):病院と警察のパイプ役?
来栖慶介(原田芳雄):黒幕にふさわしい風格ではあるが?

・関連チーム
鬼塚咲(長澤まさみ): 永井を強力に協力している。たすけてくださいっ?
藤堂ナツミ(黒川智花): 持ってるひまわりは、ボタン押すと何か出る?
峰島の妻(役者不明): ここにきて、ユリア登場か?(なぜか北斗の拳ネタ)
永井の保護観察を受けた少年: 爆弾作りは遊びだったが、殺しの行動に出る?
東弁護士(尾美としのり): 怪しまれたが、何者かに刺されて死亡。

・真犯人ではないが、共犯者であることが確定した人物
田所豊(田中要次): 永井の妻を殺害した実行犯。銃撃により死亡。
都留正(遠藤憲一): 永井の妻殺害のダミー要員。銃撃により死亡。

・その他
松たか子(本人): 主題歌「時の舟」を歌っているだけだし関係無い(おい)。

○捜査メモ・2「事件の背景」

・ナツミが堕胎手術を受けていた。担当医の郡司は悪事を働いた?
・ある子供の患者の腎臓がナツミへ不正移植された?
・永井淳子は、病院でのトラブルに巻き込まれて殺された?
・来栖と小野寺の2ショット写真あり。ここに怪しい関係が?
・国枝が指紋照合システムのデータを不正に差し替えた?
・登場人物間のどこかで、衝撃の血縁関係が存在すると見たが?

○捜査メモ・3「妄想捜査」

・来栖慶介が真犯人だとすると、演じる原田芳雄さんは、
 「砂の器」に続き日曜劇場で今年二度目の悪人役。なんて辛い!
・永井徹生を演じる江口洋介さんが、「白い巨塔」の里見助教授に変装(笑)。
 病院内のシステムは熟知。ポケットにはストレート型ケータイを準備。
 ま、まさか、自作自演ではあるまいな・・・(やれやれドラマ妄想)。
・「ぼくの魔法使い」というドラマで、井川遥さんが本人役で出ていたけど、
 あるストーリーの中で見せた一発ギャグが、「意外とイガワです」。
 イガワ・伊川・伊川貴子! 真犯人は「意外と伊川」かも・・・(またもやドラマ妄想)。
・ナツミが電話で「みんな」を呼び集める。登場人物が全員揃うのか?
 うーん、もうどいつもこいつも、怪しいヤツら全員が真犯人だ!(異動決定)

以上、捜査メモでした(笑)。こんな内容のメモの中にも、核心を突いたものがあったり? しかしまあなんですね、次回最終話を前にして、真犯人予想をここまでかく乱させられる展開はなかなかのもんですね。初回話から何度となく書いてきたけど、アメリカのオリジナル版でも本当に意外な人物が真犯人だったから、このドラマでもそうなるような展開を変に願っているのです。我思う、真犯人は、お前だ!(次週、最終話レビューへ)

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2004.09.19

僕と彼女と彼女の生きる道・スペシャル

2004年冬に放送された、フジテレビ系ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」。そのドラマが、9/18の「プレミアムステージ 特別企画」で「僕と彼女と彼女の生きる道スペシャル」として放送されました。本編の放送当時は平均視聴率が20%を超えるほどの大人気で、私も全話見ました。最後は主人公が妻や娘から離れて、別々の生活を送るという結末だったけど、その後のことが描かれるのではないかと期待しながら見ました。

小柳徹朗(草なぎ剛)の娘の凛(美山加恋)が、新幹線で神戸から東京へ一人で向かい、父親と再会するまでを描いたストーリー。凛は3列シートの真ん中の席だったが、両隣には若者(佐藤隆太)やビジネスマン(相島一之)がいた。凛は若者と話している間に過去の出来事(本編の内容)を語り出し、ビジネスマンも聞き耳を立てていた。そして父・徹朗と再会する。

事前に見た予告映像で、凛ちゃんと徹朗がホームで再会するシーンが出ていて、「おいおい、こんな大事なシーンを先に見せちゃって良いの?」とは思っていたけど・・・。

ドテッ! (#/__)/ 石があったらつまずきたい・・・。

「スペシャル」っていうか「総集編」じゃんっ! 20:30~23:00と2時間半も時間を取っていたから、前半で本編のダイジェストが流れて、後半から新たなストーリーが始まると思っていたけど、まさか大部分が本編だとは(苦笑)。まあその本編は本編で、数々の名シーンが再び流れて良かったりしたけど、「このドラマはある意味で2回以上見るタイプではない(本編に限る)」という認識でいた私は、中盤あたりから見るのをやめました(裏番組を見てました)。それで終盤になった頃に再び見たら、まだ本編の途中で(まだかよ)。そしたら東京へ着いて、凛ちゃんは父・徹朗とホームで再会して、「お父さんのオムライスが食べたいです」。若者とは良い別れができたし、話をしなかったビジネスマンにも最後に励まされて、凛ちゃん良かったね。そんな感じの感想でした。

凛ちゃんの「はい!」という名セリフが久々に炸裂していましたね。それから凛ちゃん、っていうか美山加恋ちゃんは、背が少し高くなって、歯も以前より伸びてて、成長しましたね。今回のスペシャルは新幹線内での話がメインだったし、「私と彼と彼の乗る新幹線」がふさわしいタイトルだと思いました。

「僕と彼女と彼女の生きる道」
「僕と彼女と彼女の生きる道」DVD-BOX

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2004.09.18

世界の中心で、愛をさけぶ・特別編

ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」の「特別編」が、本編(全11話)最終話の翌週(9/17)に放送されました。「本編の感動的なラストのイメージを壊さないでほしい」・・・それだけを願って見ました。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「世界の中心で、愛をさけぶ」
特別編「17年目の卒業」

教師生活を続けてきた谷田部(松下由樹)には、ずっと胸を痛めてきた事実があった。それは、自分が受け持った生徒の中に、たった一人卒業していない生徒がいること……。それが、松本朔太郎だった。 最愛の恋人・亜紀の死からすでに1年。すっかり抜け殻になっていた朔太郎(山田孝之)は、担任教師・谷田部の勧めもあって、受験勉強を始め医学部にも合格していたのだが…。その心の傷は計り知れないほど深く、卒業式当日は欠席。そのまま何も言わず、故郷を後にしたのである。 17年後、谷田部が生徒・朔太郎(緒形直人)にあてた一通の手紙。そこから全てのドラマが始まった。亜紀の病気を知りながら朔太郎には隠し続けなければならなかった教師としての苦悩。亜紀を失い、悲しみにくれる朔太郎を励まし何とか立ち直れるよう務めた谷田部。17年ぶりに故郷を訪れ、ついに『亜紀の死』から【卒業】を果たした朔太郎。彼が真っ先にその事を報告した相手も教師・谷田部敏美だった。そして、故郷を離れる朔太郎に17年の時を経て、教師・谷田部から手渡されたものとは……。

(TBS・ドラマ公式サイトより引用)

最終話(第11話)のラスト、2004年の大人のサクがアキの遺骨をまいた後に、「ちょっと良いストーリー」があったことが明らかになりました。構成としては、初回話から最終話までに描かれた1987年当時の出来事をダイジェストで振り返り、1989年の卒業式のシーンが新たに展開され、そして2004年のシーンへ戻る、というものでした。また今回は、サクたちの担任だった矢田部先生の視点によるナレーションが全編に渡って存在し、「サク・アキ」はいつもの呼び方通り「松本・廣瀬」として語られました。これらから、ただの「総集編」ではなく、付加価値のある「特別編」だったと言えますね。

サクが高校の陸上トラックで走りながらアキの遺骨をまいた後、矢田部先生が近づいてきて少し会話。その後、1987年の出来事が振り返られました。どうでしょう? 長い間見てきた想い出話が30分くらいに凝縮されたのを一気に見ると、悪い意味ではなくて微妙に雰囲気が違うように思えませんでした? アキが白血病で亡くなるのが軸になっていることには変わりないけど、元気だった時のシーンが少なめだったし、サイドストーリーが少なめだったし(特にサクのじいちゃんのシーン!)、「悲劇の経緯をただ振り返った」という感じでした・・・。

そして今回、昭和63年度・1989年3月(つまり平成元年)に行われた、宮浦高校の卒業式のシーンが新たに追加。ボウズ、スケちゃん、智世、その他の仲間たちはいたけど、サクとアキは不在。アキは死後だからともかくとして、サクはいったい? 実は既に故郷を発っていたんですね。卒業式では、矢田部先生のクラスの二人を除く全員に卒業証書が手渡された後、矢田部先生が「最後にもう一人、名前を呼ばせてください。廣瀬亜紀。」と言いました。そこでBGMに「朔と亜紀(サントラ2曲目)」の一番盛り上がる辺りから流れ出して、感動というか少し泣けるシーンになりました。遺影を持った智世が立ち上がって壇上へ向かったけど、遺影の中のアキの笑顔が良かったなあ・・・。

ところでこの卒業式だけど、卒業証書授与の間、ピアノ演奏や本人のスライド写真の映写等は一切ありませんでした。まあそれは私が実際に体験した卒業式の演出だけど、皆さんの卒業式はあんな風に静かな中での授与式でした? それから、矢田部先生が「大木龍之介(スケちゃん)」、「中川顕良(ボウズ)」、一人置いた後に「松本・・・(サク)」と呼んだんだけど、「スケちゃんって矢田部先生のクラスじゃなかったよね?」という疑問が発生(笑)。しかし、卒業式が1989年だから、1988年の春に高校3年のクラス替えがあって、そこでサク・ボウズ・スケちゃん、それに座席の位置から、1987年に矢田部先生のクラスだった智世他の生徒たちが同じクラスになったと考えれば一応納得。でもまた納得できない疑問が発生。通常名簿番号は、男女別で苗字の五十音順で並べられ、その番号順に授与が行われるのが普通。でも「大木」の後に「中川」ってことは、「お」から「な」の間に入る男子生徒がいなかったっていうこと?(笑) 田舎町だからか生徒の多くがある苗字に集中していて、「お」より前や「な」のずっと後に残りの生徒が呼ばれたと考えればこれも一応納得(笑)。この見解、どうでしょうか・・・。

ここで2004年のシーンへ。夜になって、高校を後にする大人のサクと矢田部先生。その時矢田部先生が突然「松本朔太郎!」と呼び、カバンから取り出した卒業証書をサクに手渡したんですね。昔の卒業式の時に唯一贈れなかったサクへ、17年ぶりの卒業証書授与。矢田部先生は「はあ、すっきりした」と一言、サクは歩き去る恩師の後姿を見て、深々と一礼をするのでした。矢田部先生は、卒業証書を当時サクの実家へ送り届けていたのではなく、いつかサクへ直接渡すためにずっと持っていたんですね。17年ぶりの卒業証書授与、これが記事冒頭で書いた「ちょっと良いストーリー」でした。最後に矢田部先生の最後のナレーションがあり、「きっとこれからも、廣瀬は松本の中で生き続けるでしょう。今度は、温かな想い出として。その人生が、終わる時まで。」と締めました。今度こそ、最後?

とりあえず、本編の感動的だったラストのイメージは維持できたので良かったです!

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2004.09.17

ありがたくない「ありがとう」

愛知県某市内、行きつけの大手コンビニにて。本日昼にお弁当1点を買って店を出るまでに、店員のおばさんに言われた「ありがとう」の数。9回(笑)。この貴重な体験談。Priceless(ぷぷっ)。

○「ありがとう」の詳細

「いらっしゃいませこんにちは。ありがとうございます。
「温めますか?(お願いしますと返事) はい。ありがとうございます。
「合計で515円になります。ありがとうございます。
「今なら○○がお安く・・・(断った)。はい。ありがとうございます。
「600円頂戴致します。ありがとうございます。
「85円とレシートをお返しします。ありがとうございます。
「少々お待ちくださいませ。ありがとうございます。
「お弁当をお待ちのお客さま。はい。ありがとうございます。
「(店の出口へ向かう時)ありがとうございます。

これはいったい何なんだ?(笑)

書いてるだけで笑えたんだけど、ちゃんと覚えて数えた自分の行動にも笑える。要するに、「レジでの接客マニュアル」の語尾に、必ず「ありがとうございます。」をつけているようなんですね。もうね、そんなに感謝の意を続けられるとね、「ありがとうございます。」が「~でござる」とか「~なわけよ」みたいな、単なるその人本人の語尾口調にしか思えなくなるのね。

○「ありがとう」を辞書で調べてみる

【ありがとう】(有難う・アリガタウ)

意味:感謝やお礼の気持ちを表す言葉。
関西では「大きに」という。英語では「Thank you (very much)」にあたる。

Mr.Childrenの「Sign」という曲でも、『♪「ありがとう」と「ごめんね」を繰り返して~』という詞があるけど、両者は相異なるもの。「ごめんね」は、自分の何らかの行為によって相手に迷惑をかけた時に伝える言葉。「ごめんねごめんねごめんね・・・」といくら連呼しても、相手が考えを改めない限りその状況は変わらない。「ありがとう」は、相手の何らかの行為によって自分の状況が良くなった時に伝える言葉。「ありがとう」の一言だけで既に感謝の意は伝わっており、「ありがとうありがとうありがとう・・・」と連呼しても、相手の満足度はさほど上がらないばかりか、多過ぎると逆に不快になり、「『ありがとう』が多過ぎてごめんね」という事態にもなりかねない。ありがたくない「ありがとう」。今回のケースは明らかに後者でした。

「ありがとう」ってのはさ~、その場での数々の感謝の意をためてためてためこんで、相手の目を見つめたり深々とおじぎをしたりして、最後に「大きな感謝」としてとびっきり良いのを伝えれば良いと思うんだよ~!

そんな風に思ったりした、「ありがとう」にまつわるお話でした。読んでくれて、ありがとう!(これよ、これ!) お礼に、温めてあげましょうか?(これは、違うか・・・)

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ピーター・フランクルさん見つけた!

名古屋某駅にて、数学者で大道芸人のピーター・フランクルさんを発見!
(Peter Frankl/1953/03/26生まれ・ハンガリー出身)

「地味に面白い芸」を見せてくれました!(笑)

[撮影メモ:会社帰りに携帯電話で撮影して投稿]

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2004.09.16

ミスチル・the pillowsのトリビュートアルバムに参加

Mr.Childrenが、the pillows(ザ・ピロウズ)のトリビュートアルバムに参加! 現在も活動を続けるバンド・the pillows。結成15周年を迎えた本日9/16に、「シンクロナイズド・ロッカーズ」という全11曲収録のトリビュートアルバムがリリースされました。有名なアーティストたちがthe pillowsの名曲たちをカバーしている中、ミスチルがカバーしたのは「ストレンジ カメレオン」。ミスチルファンなら、やっぱり一度は聴いておかないとねっ!

○the pillows・公式サイト
http://www.pillows.gr.jp/
○公式サイト内・トリビュートアルバム「シンクロナイズド・ロッカーズ」紹介
http://www.pillows.gr.jp/p/15th/

○「シンクロナイズド・ロッカーズ」曲リスト(カッコ内はアーティスト名)

シンクロナイズド・ロッカーズ
the pillows トリビュートアルバム「シンクロナイズド・ロッカーズ」

01. RUNNERS HIGH(ストレイテナー)
02. Funny Bunny(ELLEGARDEN)
03. 巴里の女性マリー(The ピーズ with クハラカズユキ)
04. Vain dog(in rain drop)(noodles)
05. この世の果てまで(YO-KING)
06. カーニバル(佐藤竹善)
07. LITTLE BUSTERS(GOING UNDER GROUND)
08. Our love and peace(SALON MUSIC)
09. ハイブリッド レインボウ(BUMP OF CHICKEN)
10. ストレンジ カメレオン(Mr.Children)
11. Sad Sad Kiddie(YUTA.TOSHI.CHIHO
             and JIRO'S SESSION [from GLAY JIRO])

ミスチルがカバーする「ストレンジ カメレオン」を初めて聴いたのは、今月9月上旬に近所の大型薬局店へ行った時。生活用品を見て回っていると、店内の有線放送で「♪あいわな (なんとか) じぇんと~るま~ん!」という聴き覚えある歌声が突然流れ出したんです! それは誰がどう聴いてもミスチル・桜井さんの歌声。でも待てよ? 最近リリースの話あったっけ? Bank BandとしてのCD「沿志奏逢」のリリース記事が発表されたばかりだったけど、どうもその収録曲では無さそうだし? このように疑問が多く、後日気になって調べてみたんです。決め手になったのは、なんと言っても店で聴いた「♪あいわな~」という特徴ある歌詞。それで後々the pillowsの名曲だと分かって、しかも「トリビュートアルバムに参加」ということも分かって、確かにミスチルの歌声(カバー曲)であったことが確定したんですね。

「ストレンジ カメレオン」の歌詞・一部のみ引用

I wanna be your gentleman
変われる場所を探しに行こうか 誰かみたいに
I wanna be your gentleman
隠れる森を目指してみようか 痛くないように

・・・

たとえ世界はデタラメで タネも仕掛けもあって
生まれたままの色じゃ もうダメだって気づいても
逆立ちしても変わらない 滅びる覚悟はできているのさ
僕はStrange Chameleon

この「ストレンジ カメレオン」はミドルテンポの曲で、ネットでいろんな批評を探しても、その多くが「好評」という意見ばかりでした。それをミスチルがカバーすることによって、ファンとしては良いように聴こえてしまうんですね~。実は私、これまでthe pillowsの名は知りながら、進んで楽曲を聴いたことが一度ありませんでした(苦笑)。そこで今回、the pillowsの「ストレンジ カメレオン」を改めて聴きました。ちなみにその原曲は、アルバム「Please Mr.Lostman」の6曲目・「ストレンジ カメレオン -ORIGINAL STORY-」として収録されています。公式サイトで動画も見られるようです。うん、これは確かに名曲だっ! 両者を聴き比べると、共にメインキーがGメジャーで“私の大好き路線”。the pillowsの方はややゆったりとした曲調で、私的には原曲支持派。しかし逆に「ミスチルがカバーするとこんな風に変わるのか」という思いもあって、やはりカバー曲も魅力があります。以前尾崎豊のトリビュートアルバムに参加して「僕が僕であるために」をカバーしたけど、それと同じで見事に「ミスチル風の世界・あたかもミスチル曲」という印象を与えてくれるんですね。ミスチル曲の中では、同じGメジャーの曲の「名もなき詩」に近い雰囲気かな。ところでミスチルの桜井さん、この曲のカバーに当たって、公式サイト他でこんなコメントを残しています。

「ストレンジ カメレオン」の桜井和寿さんのコメント(公式サイトより)

pillowsが放り込んできた球根は
僕の心の中にいくつもあって、今も深く根を伸ばし続けている。
曲を作ったり、詩を書いたり、ギターを弾いたり、
アレンジを考えたりする時突然それは花を咲かすんだけど、
毒を持ち、狂っていて、スタイリッシュなのに不格好で、とても優しい。
僕によく似た、というか
人間そのものによく似たニオイをはなっている。
改良を試みたり、違うものと掛け合わせたりして
ミスター・チルドレンの中に咲いたこの花。
それに知らず知らず魅せられた人もいるだろう。
でも僕は知っている。根っこはpillowsからのもの。
根を、花を、実を、もっと増やしていけばいい。

う~ん、良いこと言うね~! 曲を付けたら良い歌が一曲できるかも? そんなわけで、こういった経緯で間接的に知れた「the pillowsの世界」を、一度聴いて楽しんでみませんか?

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2004.09.15

ウォーターボーイズ2・第11話

男子シンクロ部の入部希望者が徐々に集まってきたので、以前立ち読みをしたら面白くてつい買ってしまった「JUNON・9月号」を改めて読みました。これば冒頭に「ウォーターボーイズ2 32人全身全霊大図鑑」というカラーの特集記事があり、32人全員のプロフィールや一問一答等が顔付きで載っています。ピンナップポスターやメインメンバー5人のインタビュー記事もあるし、ファンなら是非読んでおきたいところ? バックナンバーはまだ手に入れられるかな?

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「ウォーターボーイズ2」
第11話「32人の救世主」

公演場所を求める泳吉(市原隼人)らは、生徒総会でシンクロ公演の是非を問うことに。生徒会長選挙に岩田(小池徹平)が立候補するが女子生徒の反応は冷たい。自分たちの要求ばかりを訴える岩田らに、早乙女(金子貴俊)は、学校全体をよくすることを考えるべきだと助言を。選挙当日、栞(石原さとみ)ら吹奏楽部を乗せたバスが落石により立ち往生してしまう。

前回はシンクロ部員が正式に8名になり、その終盤で泳吉たちが全校生徒に訴えたおかげで、今回冒頭で心を動かされた6名が入部して14名に。そして今回の終盤では18人が新たに入部して32名に。ついに予定されていた32名が、最終話を前に大集結しました! 今回までずっと書いてきた部員の増減は、正確に追って数えているので間違いないです(笑)。

シンクロ公演の場所を得るため、次期生徒会役員選挙に目を付けたシンクロ部員たち。選挙にはガンちゃんこと岩田が立候補することになり、「男子の人権確保・シンクロ部復活及び学園祭でのシンクロ公演」を公約にして立ち上がり、シンクロ部員たちもビラ配り等をして選挙活動を頑張りました。しかしなかなか女性生徒に受け入れてもらえず、しかも現生徒会役員の鬼怒川照枝が、「部活動施設の向上・課外授業、校外活動の充実」を公約にして真っ向から勝負していて、苦しい状況に・・・。

そして、生徒会役員選挙の最終演説の日。当日は吹奏楽部が全国吹奏楽コンクール出場のため校外へ出かけていたんだけど、なんと部員たちの乗るバスが落石事故で渋滞に巻き込まれ、会場へ着けず大変なことなっているという速報が! シンクロ部員たちは慌てて現場へ向かい、楽器等を持って皆で山の抜け道をたどって駅まで行こうと決意(今回この決意がすごかった・・・)。苦労してようやく会場へ着いたのは、もうコンクールが終わった後だった・・・。でもそこで栞が演奏しようと持ちかけ、栞の両親他の残っていた観客の前で演奏を披露し、満足できたのでした。

で、シンクロは? っていうか選挙は? 残念ながら、ガンちゃんは2位でした。でも、栞を初めとする吹奏楽部員たちが、あの日のお礼にと署名活動を展開していたんですね。生徒総会を開けるだけの署名が集まったし、後はもう一度シンクロ公演の実現を訴えるだけ。ところでその帰り、栞がお店で毎日のように目を付けていた、ショーウィンドウに飾られたクラリネットが売られてしまった! 落胆する栞だったけど、自宅へ帰ると栞の両親があのクラリネットをプレゼントしたんです。我が子のために買ってあげていたんですね。音楽を続けるように言われた栞は涙を流して固く決意。良かったね~。そして緊急の生徒総会では、大人数の賛同を得てシンクロ公演の実施が決定! しかもシンクロ部でない男子生徒全員が入部を希望して、ついに32名が大集結! いよいよ、クライマックス。もしかして、今回の吹奏楽部の演奏曲がシンクロ演技で使われたりして?

今話のタイトルバックでの決めポーズは、前回と同じくプール内での腕組み。でも左側から15人目の場所がぽっかりと空いていて、そこにいるべき泳吉はなんと後方のプールサイドの反対側で小さく映っていたのでした。この毎話のポージング、実は次回の展開を暗示していたようにも思えるんだけど、もしかして次回、シンクロ公演後にシンクロ部に大きな穴をぽっかりと空けて、どこか遠い所(アメリカ話も出ていたし)へ行ってしまうのでしょうか? さあ残るは最終話。2時間スペシャルで幕を閉じます。「1」でもそうだったけど、きっとシンクロ演技を見て感動してしまうに違いありません。録画必須だよ~!

ドラマのサントラが既に発売されています。あの曲やこの曲が流れるのかな? シンクロ公演を楽しみにしている人は、あえて見ない方が良いかもしれません。まあ、あんまりソワソワしないで?(謎)

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東京湾景・第11話(最終話)

なんだかんだとツッコミを入れながら、ついに全話見てしまいました! 「なるほど・納得・当たり前」のハッピーエンドで、何だかちっとも・・・面白かったです(日本語が変?)。「見る資格はあるのか?」と自問し続けてきたけど、私的には「見る資格はたぶんあった」という結論です。こういうドラマもあるべきだと思った作品でした。さてと、今回のドラマにおける売上げはどうよ?(本当に見る資格はあったのか?)

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「東京湾景~Destiny of Love~」
第11話(最終話)「輪廻」

亮介(和田聡宏)と自分が兄妹ではないと知った美香(仲間由紀恵)は結婚式場を飛び出し亮介のもとへ。が、事故により記憶喪失となる。一方、亮介は留学先の韓国でカン(パク・ヨンハ)と再会し、美香が長期休暇中と聞かされる。そんな中、正雄(石坂浩二)は娘の記憶を取り戻すために神谷(仲村トオル)に美香と優里(仲間・2役)を描いた小説の執筆再開を要請する。

最終話に差し掛かる直前で、交通事故で記憶喪失になってしまった美香。記憶を取り戻すまで、もっと長く重く辛い日々が続くと思いきや、意外にもあっさりと全てを思い出しました! そのきっかけは、早瀬&大杉他の仲間たちが、かつての空港での亮介との出会いを再現させたため。ついでに美香のケータイが、同じauながらストレート型(INFOBAR・ANNIN)から折りたたみ型(W21S/ソニー・エリクソン製)に替わっていたっけ。最終話では登場人物全員が良い人になっちゃって、美香と亮介は東京湾景を見渡せる品川埠頭で再会して、感動のキスシーンとエンドロールで無事完結しました。全て“お見事”な運びのハッピーエンドでしたね。

銀色のブレスレット、出まくり。韓国俳優のパク・ヨンハさん、出まくり。そして、「冬のソナタ」色、出まくり(笑)。ドラマのタイトルに付けられた「Destiny of Love」とは、ドラマ内作家の神谷文が書いた小説のタイトルだったんですね。本の帯の言葉がすごい! 「母から娘に繋がる壮大な恋物語。悲恋の結末は……?/直川賞作家・神谷文の初の恋愛小説」だって! 直川賞・・・直木賞と芥川賞の合体か(笑)。そんな所まで楽しめました。「哀しみの土は必ず掘り起こされる。希望の箱は必ず陽の光を浴びる。恋人たちの手によって、鍵は必ず開かれる。」で始まり、「運命の力に勝てるのは、ただ、愛の力だけである。 完」で終わるこの小説。一度読んでみたい? なんと9/09より実際に出版されましたので、どうぞ! 一言で言うならこのドラマは、「フジテレビ系テレビショッピング」のようでした。

全て見た上で言うと、前クールでものすごいツッコミを入れながら見た「仔犬のワルツ」のような楽しみ方ができました。他で何を言われようと、「冬ソナ」のような展開を貫き通したところは、ある意味で“お見事”!

「東京湾景」DVD-BOX
「東京湾景」DVD-BOX

「東京湾景」オリジナルサウンドトラック
「東京湾景」オリジナルサウンドトラック

「東京湾景」登場小説「Destiny of Love」
「東京湾景」登場小説「Destiny of Love」(神谷文)
(ドラマの中でも皆元気に読んでいました)

「東京湾景」原作小説
「東京湾景」原作小説(吉田修一)
(ストーリーは恐ろしいほど異なります)

「東京湾景」フォトエッセイ「Destiny of Love」
「東京湾景」フォトエッセイ「Destiny of Love」
(フォトエッセイ&名セリフ集)

「冬のソナタ」DVD-BOX vol.1 「冬のソナタ」DVD-BOX vol.2
「冬のソナタ」DVD-BOX vol.1&vol.2/「冬のソナタ」関連商品
(いわゆる“パクリ元”です 笑)

「東京湾景」関連商品リンク

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2004.09.14

逃亡者・第9話

無実の罪を着せられた永井は、真実を追求するために真犯人を追い続ける日々。その必死な姿は、見ていてたくましいものがあります。真犯人を無事捕らえることができますように。そしてその永井。事件が解決した後は、偽証罪、窃盗罪、住居不法侵入罪等、いろんな罪に問われますぞ?(苦笑)

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「逃亡者 RUNAWAY」
第9話「命の取引」

陸(鈴木宗太郎)を探す永井(江口洋介)は、田所(田中要次)の自宅を捜索するが、自宅はもぬけの殻。一命をとりとめた峰島(阿部寛)も真犯人は田所だと訴えるが、八木(近藤芳正)は聞く耳をもたない。そんな折、永井に田所から電話が。陸を返せと訴える永井に、田所は、その日の夜8時までにある人物を殺せと条件を出す。永井は苦悩するが、ある人物のもとへ向かう。

田所確保! 息子の陸くんを助けてほしければ峰島を指示通り殺すように、田所から電話越しで脅迫される永井。峰島は病院を抜け出してオトリになり、永井はとあるビルの屋上に追い詰めて峰島に銃口を向けた。しかしそこで、二人の様子が見える場所から最後の指示を出していた田所を、尾崎が発見。三人の連係プレーで、田所を捕まえたのでした。そして永井の妻を殺すように命じた黒幕の正体を吐かせようとしたその瞬間、何者かが後ろから田所を撃った! 車で逃げた人間が黒幕なのか? 永井たちは走って追うが、追い付けるはずもない。いったい誰なのか?

終盤に入って、気になる点がありました。まず一つ目は、病院にいる陸くんの面倒を見ている人物が、特徴ある腕時計をしていたこと。小野寺が同じような腕時計を付けていたけど、本人か? 二つ目は、永井が田所の自宅の隠し部屋で見つけた通帳に、490万円もの大金が何度かに渡って振込まれた記録があったこと。なんでキリ良く500万円じゃないんだろうと思ったけど、その差分の10万円は別に流れているのか? 三つ目は、伊川が郡司に嗅ぎ回っていた、ある子供の患者のこと。小野寺が担当の一人だったらしいが、病院側が不祥事を隠しているのか? 四つ目は、田所を遠目から撃った人間の、射撃技術のこと。一発で確実に仕留めるとは相当なものだけど、プロ並みの腕から警察関係者の仕業か? その他、峰島・田所の同期である八木の怪しさ、どうあろうと永井を捕まえて解決させようとする国枝の強情さ、ホテルから出てきて男から金を巻き上げる藤堂ナツミの不審さ、これらが気になりました。

ここで予想。今回の経緯を見る分では、小野寺が一番怪しい人物に見えました。でもストーリー上、それでは余りにもあからさま? 以前田所が、黒幕と見られる謎の女性と電話するシーンがあったけど、その女性は(ドコモの)銀色系のストレート型ケータイで話していました。今回の予告で郡司が電話していたシーンがチラッと映ったんだけど、手にしていたのは同じ銀色系のストレート型ケータイ! これはドラマ「白い巨塔」でも病院関係者全員が首から提げていたような業務用ケータイ? そう考えると、不審な点が多い病院関係者が怪しい? それでまた、小野寺が怪しいということに行き着いてしまうが・・・。そのまんまなのか、やっぱり別の人物なのか。うーん、黒幕は一体誰だ、こんちくしょーっ!

ところで、ここで、「ちょっと原点に戻ろう」のコーナー! 「逃亡者」のはずの永井は、警察の捜査をすり抜けて警察顔負けの家宅調査をしたり、手掛かりを見つけるために東京中をウロウロしたり、挙句黒幕らしい人間が乗った車を走って追いかけたり・・・。大体、「永井・峰島・尾崎」の「容疑者&警察」が三人でいる絵自体、ドラマ序盤の頃を思い出すと有り得ないというか不思議なものがあるけど。それよりも永井、アンタいつの間にか、「逃亡者」から「追跡者」になっていますから! 残念!(笑)

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2004.09.12

セカチュー・「ソラノウタ」全文

ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」の最終話で明らかになった、アキ(廣瀬亜紀)が残した写真付きの絵本「ソラノウタ」。添えられた写真はサク(松本朔太郎)が撮影したもので、「二人の合作」と言っても過言ではないでしょう。この本のアキによる文章が実に良くて、ドラマ最終話のラストを飾る非常に印象深いものになったので、その全文を書き残しておこうと思います。

「ソラノウタ」

生きていくあなたへ
もしも、おまえが枯葉って何の役に立つのってきいたなら
私は答えるだろう 病んだ土を肥やすんだと
おまえは聞く 冬はなぜ必要なの?
すると私は答えるだろう 新しい葉を生み出すためさ
おまえは聞く 葉っぱはなんであんなに緑なの?
そこで私は答える なぜって 奴らは命の力に溢れているからだ
おまえはまた聞く 夏が終わらなきゃいけないわけは?
わたしは答える 葉っぱどもがみんな死んでいけるようにさ
おまえは最後に聞く
隣のあの子はどこに行ったの?
すると私は答えるだろう もう見えないよ
なぜなら、おまえの中にいるからさ おまえの脚はあの子の脚だ

(ホイッスルを吹く女の子の挿絵)
がんばれ

※文章のあったページ毎に改行。ページ内の文章の改行は無視。
 途中で聞き取りのみの部分はあるが、その他の表現は忠実に再現。
 (「わたし」と「私」、読点の有り無し等)

これ、「番組グッズ」として実際に販売したら、売れるのでは? 泣ける・・・。 (ToT)

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2004.09.11

世界の中心で、愛をさけぶ・第11話(最終話)

ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」が完結しました。「白血病」という現実に直面してこの上無い悲劇が続いたけど、「白血病による死」を間近で見た人物たちが今日も強く生きる姿が最後に描かれた点で、「ハッピーエンドだった」と思いました。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「世界の中心で、愛をさけぶ」
第11話(最終話)「かたちあるもの」

意識不明の状態で病院に運ばれた亜紀(綾瀬はるか)は、翌朝、息を引き取った。亜紀の死を受け入れられないサク(山田孝之)は葬儀を欠席。心を閉ざすように。一方、谷田部(松下由樹)らは亜紀が残したメッセージテープを聴き、悲しみに暮れる。後日、真(三浦友和)と綾子(手塚理美)は亜紀の遺言どおり遺骨をまくため、サクを連れてオーストラリア・ウルルへ。

序盤、2004年の大人のサクが、交通事故に遭った明希の意識回復を知ってホッと一息ついたところから始まりました。そのまま1987年、前回終盤に空港のロビーで倒れたアキをサクが後ろから抱きかかえて、「助けてください・・・」と祈った後からスタート。いよいよ、最悪な事態が展開されることに・・・。

夜が明けて、病院で母親に起こされたサク。そしてすぐさまアキの個室へ向かってみると、布団等がたたまれてネームプレートも外されていた。アキはいなかった。いや、息を引き取っていた。アキの死に際は笑顔で幸せそうで、最後に「サクちゃん・・・」と言い残したという。サクは荒れたりもしたが、やがて生きる気力を失ったかのように沈んでいった・・・。

アキの葬儀当日、サクはその場に現れなかった。両親と門前までは行ったのだが、アキの死をどうしても受け入れられず、どこかへ走り去ってしまう。一方葬儀場では、アキの入った棺桶の中に、ボウズは青系のニット帽を、スケちゃんはザ・ブルーハーツのカセットテープを、智世は陸上競技のシューズを、矢田部先生はホイッスルを添えた。全てアキとの想い出の品ばかり。今日まで冷静でいたアキの母親も、この時ばかりは声を大にして号泣。アキの父親はそっとなだめるだけ。そして静かに棺桶の蓋がかぶせられた。これは現実でもそうだけど、見ていて辛いシーンでしたね・・・。

その後、アキが生前に吹き込んだ、知人一人一人に向けたカセットテープが本人たちの手に渡った。智世、ボウズ、スケちゃん、矢田部先生の順で、カセットテープの内容が明かされる各々のシーンがあったけど、皆それを聴いて泣いていた。こんな別れ方なんて、ずるいよなあ・・・。ところでそのシーンで、スケちゃんと同じくボウズがピアスの穴を開けていたのを発見! これは今まで気付かなかった~。坊主にピアス、うん、なかなか(笑)。でもたこ焼き屋で、“たこ焼きを頬張って泣くボウズと、後ろで泣きこらえていた店主”という絵は良かったよね。ちなみに、サクへのカセットテープは無かったんだけど、それはアキが最後まで一緒でいるつもりだったかららしい。そんなサクは、これまでアキからもらったたくさんのカセットテープを、自宅の部屋で何度も何度も聴き返していた・・・。

アキの両親が部屋を片付けていた時、空港管理課紛失物係から受けた花柄の何かの包みを破った父親。これは前回空港でのラストシーンで最後にアップで映ったものだけど、その中身はアキ自作の「ソラノウタ」という空の写真付きの絵本だった。アキの将来の夢が絵本の編集者だったことを話す母親。アキとはあまり会話が無かった父親は、その夢を知っていたのだろうか? そんな父親は、アキの遺言通りに遺骨をオーストラリアのウルルでまくことに決めた。サクにも同行してもらうことにしたが、そのサクは幼馴染みの三人や自分の父親に強く反発する有り様。この時、ボウズやスケちゃんが本気で責めたり殴ったり、父親がグズグズしている我が子を見て叱ったんだけど、すごかったのは父親の方。掴み掛かってきたサクを力で退けて、「どうして送ってやること一つできない! えっ! どうして死んだ人間の頼み一つ聞いてあげないんだ!」と言って庭へ放り投げたシーンは強烈だった! サクの父親は、母親とは違って温和な性格だと思っていたけど、時には力ずくで子を強く叱ることもあるんだね。そんな父親役の高橋克実さんの熱演ぶりが良過ぎて、今後の彼の見方が今更ながら変わったりして。とにかくこの一件で、サクはようやく同行することを決心した・・・。

そしてオーストラリア・ウルル(「地球のへそ」こと、エアーズロック)でのシーン。アキの両親と共に遺骨をまこうとするサクだったが、まくことができなかった。アキの両親が先に岩山を降り、一人になったサク。急にモノクロシーンになったし、サクはアキの後を追って身を投げるんじゃないかという心配も。しかし再びカラーシーンになって、「温度も無い、重さも無い、吹けば飛ぶような白い粉、それがアキだった」というナレーションの後、遺骨を握り締めた左手を顔面に当ててその場で崩れ、「アキーッ!」と泣き叫ぶサク。このシーンこそが、タイトルでもある「世界の中心で、愛をさけぶ」でした。バックでは「朔と亜紀(サントラ盤に収録)」が流れ、「僕の、好きな人だった」というナレーションを重ねてのウルル全景の空撮が、このシーンを大きく盛り上げました。同時に、初回話冒頭のシーンへつながっていったんですね。サクはアキとの想い出の品々を缶に詰めて封印し、矢田部先生には将来医者になることを告げた。それからは勉強に没頭する日々が続き、「それが、僕の17年だった」という現在2004年のサクのナレーションが入って、全ての回想が終わりました。

ここで2004年のシーンへ。17年前の決意通り医者になったサクは、意識を取り戻した明希と会話した後、自転車に乗ってアキの実家へ。その時、外出先から帰ったアキの父親に「まだ生きてたのか」と言われながら再会するんだけど、あたふたしたサクの姿は昔のままでしたね。家の中ではアキの母親も元気でいて、サクは仏壇の前で手を合わせた後、アキの父親と防波堤で会話。サクはかつてアキが残した自作本「ソラノウタ」を手渡され、「忘れたいのでも、忘れないのでもなくてね、人間は忘れていくんだよ、生きていくために」や「良く頑張ったなあ、サク。生死を扱う仕事は、辛かっただろう。もう、充分だ! ありがとう」とも言われ、その場で涙。すると今度はサクがアキの父親に、骨を少し分けてほしいと依頼。それは、サクがアキを一度も送ったことが無かったからでした。

「ソラノウタ」を全て読み終えたサク。「生きていくあなたへ」から始まり、「なぜなら、おまえの中にいるからさ おまえの脚はあの子の脚だ」で終わり、最後にホイッスルを吹く女の子の挿絵と共に、「がんばれ」という赤く大きな文字。サクはアキの遺骨をまくのにふさわしい場所を、それで悟ったんですね。その場所とは、高校の運動場の陸上トラック。サクはスタートラインで、アキの遺骨が入ったカメラのフィルムケースに向かって「走りたいだろう? アキ」とつぶやき、今度は右手でアキの遺骨を握り締め、そして空に向けてその手を開き、まいた。遺骨は風に乗って自由を取り戻し、サクはそれを追いかけるかのように走り出した。アキの走る姿と重ねながら。「行けー! アキー!」。ここでまたバックで「朔と亜紀」が流れ、サクの最後のナレーションが入りながら、主題歌の「かたちあるもの」につながっていくのでした。

サクの最後のナレーション

追い付けない速度で去っていくアキを 僕はもう捕まえることはできない
生きている限り 君と僕とは遠くなるばかりだろう
だけど 僕は走ることをやめない
走り続ける僕たちの足跡は 君がいた 証だから

アキの幻:「がんばれ サクちゃん(ホイッスルの音)」

走り終わったその時に 君に笑って 逢えるだろう

エンディングでは、高校生の姿のサクが走り始めながら、現在を生きる主要人物たちが映されました。智世はスケちゃんでない夫を持つ主婦に。でも娘の名前はアキと同じ「亜紀」だった。ボウズは正式なお坊さんに。たこ焼き屋でのたこ焼き食いも今なお続く。スケちゃんは海で船を流す男に。かつて無人島・夢島で撮ったサクとアキの昼寝姿の写真を船に飾っていた。この三人は顔だけ映りませんでした。矢田部先生は現在も教師で、文化祭の出し物に17年前と同じ「ロミオとジュリエット」を強引に決めた。アキの両親は防波堤でお弁当。カニクリームコロッケが重要なアイテムだった。サクの両親はじいちゃんが残した松本写真館を守り続けていた。ごく普通の姿だったけど、それがまた良かった。そして、サク。サクは明希とその息子の一樹と生きることを決めたんですね。自転車に三人乗りして走る姿が印象的でした。さらに大ラスト! エンディングの最初で走り出したサクが防波堤まで来た所で走るのをやめると、誰かが後ろからサクの頬をつつきました。それはアキでした。「(アキが笑って)びっくりした?」、「(サクが笑って)したよ」と会話して海を見た後、手をつないでどこかへ歩いて去っていくのでした。サクの最後のナレーション通り、走り終わった時に笑って逢えたんですね。「ソラノウタ」が閉じられた裏表紙には、青い空の写真。その写真をバックに、「世界の中心で、愛をさけぶ Fin」。完璧なラストでした!

どうだったでしょうか? 自分自身がこの結末を忘れないために、あらすじを事細かに書き残すようにして感想を書いたけど、何度も手が止まって下書き状態のものをなかなか公開できませんでした。実はこの最終話の本編を見た時、悲しみや感動がたくさんあったはずなのに、涙は全く出なかったんですね。それで、最後のエンディングを見た辺りで、現在もアキのことを思い抱いて強く生きる人たちの姿を見て、ようやく涙が出てきたんですね。その後、録画しておいたのを見返したら、序盤から涙が流れっぱなし。最後なんてもう、まともな状態で見られませんでした。これって、じいちゃんが亡くなった時のサクに少し似ているなあなんて。最初は事態をとらえきれずに涙が出なかったけど、後になって何かの拍子で号泣してしまうところが、ね?

このドラマ、予想以上に良かったです! 小説や映画の話題作をドラマ化したTBSは、ここでも何度となく書いたけど、本当に落ち度無く丁寧に作品を作り上げたように思います。今年の流行語大賞は、「セカチュー/セカチュウ」がノミネートされることはまず間違い無さそう? “セカチュー”こと「世界の中心で、愛をさけぶ」に関しては、今後もいろんな形で記事にしていきたいと思っています!

「世界の中心で、愛をさけぶ」DVD-BOX
「世界の中心で、愛をさけぶ」DVD-BOX

「世界の中心で、愛をさけぶ」オリジナル・サウンドトラック
「世界の中心で、愛をさけぶ」オリジナル・サウンドトラック(河野伸)
(2曲目の「朔と亜紀」だけでも聴き応えあり。私もお奨め!)

かたち あるもの
「世界の中心で、愛をさけぶ」主題歌・「かたち あるもの」(柴咲コウ)

「世界の中心で、愛をさけぶ」原作小説
「世界の中心で、愛をさけぶ」原作小説(片山恭一)
(意外にも不評だそうで、ちょっと驚いているんですが?)

「世界の中心で、愛をさけぶ」MEMORIAL BOX
「世界の中心で、愛をさけぶ」映画版・MEMORIAL BOX

「世界の中心で、愛をさけぶ」スペシャル・エディション
「世界の中心で、愛をさけぶ」映画版・スペシャル・エディション

「世界の中心で、愛をさけぶ」スタンダード・エディション
「世界の中心で、愛をさけぶ」映画版・スタンダード・エディション

(映画版3つは今年末に発売予定で、現在予約受付中。上位は限定品です。お早めに!)

「世界の中心で、愛をさけぶ」関連商品リンク

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2004.09.10

「人間の証明」・全話レビュー

近年フジテレビが高級感あるドラマを送り出すようになった「木曜・22時」枠。今クールは「人間の証明」が放送され、昨日9/08に全10話が完結しました。原作は作家・森村誠一さんのベストセラー小説で、1977年に映画化されヒットした作品。今回は連続ドラマとしてのリメイク版でした。私は原作や映画が未見ながら、ストーリーの良い評判だけは以前から知っていて、ドラマが始まってもあえてレビューは書かなかったけど、これまで密かにじっくり見てきました。そして全てが終わった後の感想は、「確かに面白かった!」でした。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「人間の証明」
○「2004年夏ドラマ・レビュー方針」・レビューを書かない宣言あり

4つの異なる事件がやがて一点に収束していく様が良かったです。

1. 黒人青年ジョニー・ヘイワードの殺人事件
2. 神奈川県知事選に立候補する群恭子の影
3. 不倫の三角関係にある女性の失踪
4. 麻薬捜査他に追われる若いカップル

以下、ネタバレ話をしっかり含めて書きます。ご注意を!

いきなり、全話のまとめ!

4のカップルが逃走中に顔を見られた3の女性を監禁。女性は隙を見て逃げるが、山中で転落死しカップルは死体を遺棄。そのカップルの男は2の郡恭子の息子であり、1のジョニー・ヘイワードも同じく息子。そして1の息子や関係者を殺害したのは2の郡恭子だった、という結末。群恭子が全て悪いわけではないが、全体を通して彼女の生涯が軸になっていた。

1は、主役の刑事・棟居弘一良(むねすえ・竹野内豊)がジョニー(池内博之)の事件を追う話。「ストーハ(ストローハット)」、「キスミー(霧積)」等の、彼が残した言葉を手掛かりに捜査を進めるが、そのうちに自分自身の暗い過去へつながることに。子供の頃、横浜で父親をなぶり殺しにした米兵の一人、ケン・シュフタン(ボー・スヴェンソン)を、アメリカでの捜査中に偶然発見した(現地の刑事でした)。しかも父親が助けた女性が郡恭子だったことに気付いてしまった。最後は証拠がないまま郡恭子を任意同行という形で捕らえたんだけど、全ての犯行や過去の事件や壮絶な生涯等を全て自供させるまでのシーンは圧巻でした。棟居を支えた、那須英三郎(緒形拳)・横渡篤(大杉漣)・女雑誌記者の本宮桐子(夏川結衣)も良かった! それに反発する、河西義行(津嘉山正種)・山路利雄(佐藤二朗)たちの位置付けも良かった!

2は、知事選を控える群恭子(松坂慶子)の元に、相馬晴美(りりィ)という謎の女性が近づく話。恭子の夫・陽平(鹿内孝)の秘書である佐伯友也(田辺誠一)も気にはしていたが。その昔何か接点があり、その謎はずっと明かされずに来たけど、旧姓・八杉恭子が相馬晴美に成り代わった時期があって、その後今ある地位や名誉を手にしたという過去があったんですね。相馬晴美は、左翼の学生運動に傾倒していた人物。現在になって恭子を裏でゆする姿が毎回不気味で怖かった。最終的には、郡陽平(会社の不当行為疑惑がある前県知事)・郡恭子・郡翔平と、郡親子のうち三人もが何かの罪を問われたことになるんですね。唯一純粋のままだったのが、娘のさやか(堀北真希)だけ・・・。

3は、車椅子生活を送っていた小山田武夫(國村隼)が失踪した妻・文枝(横山めぐみ)の行方を追う話。独自で追っていたところ、新見(風間杜夫)という不倫相手の存在を知る話。最初はものすごく反発し合っていたけど(当然か)、二人で事件を追っているうちに不思議な友情が芽生えてしまったのが、変な話だけど良かったですね。最終話では小山田が初めて新見の名を呼んで、固く握手までしていました。当初は他の事件と関係しないただの醜い話だと思っていたけど、しっかり関係していましたね。この二人は全体的に見ればサイドストーリーとしての活躍が多かったけど、メインストーリーを沸き立てる演技力が素晴らしかった! 特に國村隼さんの熱演は、助演男優賞もの?

4は、郡恭平(高岡蒼佑)と朝枝路子(松下奈緒)の逃亡生活の話。初めはある店での麻薬の強制捜査から逃走した二人だったが、その途中で小山田文枝に顔を見られ別荘に拉致監禁。その後山中へ逃げ転落死した文枝を地中に埋め、証拠隠滅で動きつつ親の郡恭子の選挙活動を手伝うが、死体が見つかった途端また逃走し・・・。結局このカップルは、最初から最初まで逃げ続けていましたね。思い返せば、初回話の麻薬強制捜査で警察に捕まったのは田中要次さん。彼はTBS系のドラマ「逃亡者」でも悪役で出ていますよね。逃亡者、逃亡、なるほど、ここで「逃亡劇リンク」があったか! 両ドラマがどこか似ていると毎回のように感じられたのは、こうした細かい要素からのリンクのせいでもありますね。

さて・・・これで主要キャストの名前がほぼ全員出たかな? この作品を既に知っていた人は、郡恭子役の松坂慶子さんが最終的に大きく取り上げられることも分かっていたのかな? ストーリーの軸になった彼女の生涯と共に主軸になったのは、なんと言っても西条八十(さいじょうやそ)の「帽子」という詩の一節! その昔も流行ったとか?

詩:西条八十「帽子」より

母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?
ええ、夏碓氷から霧積へ行くみちで、
渓谷へ落としたあの麦稈帽子ですよ

このドラマをバックで盛り上げた、岩代太郎さんによる音楽も良かったです。彼の近年の代表作と言えば、「サイコドクター」や「ぼくの魔法使い」、もう少し前だと「WITH LOVE」や「白線流し」等。竹野内豊さんの主演作が意外に多いことに気付きます。スリリングな展開に程よくマッチした音楽があって、ドラマ自体が光ったんですね。ところで主題歌は、“Kyogo Kawaguchi”こと河口恭吾さんの「A Place In The Sun」。スティービー・ワンダー氏の名曲のカバーでした。この曲は明るい調子の歌だけど、ドラマの最後で流れることで雰囲気が損なわれる気がしてなりませんでした。しかし途中から、「事件の真相が徐々に解明されていく“兆し的役割”かな?」と思い始めました。特に良かったのが第8話のラスト。棟居がアメリカで、ジョニーの母親が相馬晴美と名乗る群恭子だったことを視聴者へ解明した後、岩代太郎さんの劇中曲のままタイトルバックが始まり、河口恭吾さんの主題歌へ自然に移っていきました。このクロスフェードは実に良かったですね。最終話に至っては、全ての事件が解明されたことで、本来持つ明るい気分のまま聴けました。そう考えるとこの主題歌は、ドラマ自体のラストを飾るために採用されたとも言えるかな?

最後に、私はこのドラマのレビューを毎話のように書かなくて、やっぱり正解だったと思いました。絡み合う事件を追うのが大変だったのもあるけど、その分こうしてじっくり見てこられましたからね。今クールのドラマが一斉にラストへ向かっている最中ですが、私の中では既にこの「人間の証明」が“今クール・ベスト3作品”の一つとなりそうです!

※2004/10/25追記
角川映画の「人間の証明」を見て、感想を書きました!
○関連記事・『「人間の証明」の映画版を見ました』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/10/post_31.html

「人間の証明」DVD-BOX
「人間の証明」DVD-BOX

人間の証明
「人間の証明」原作小説(森村誠一)

西条八十詩集
「人間の証明」登場詩・西条八十詩集(西条八十)

「人間の証明」オリジナルサウンドトラック
「人間の証明」オリジナルサウンドトラック(岩代太郎)

A Place In The Sun
「人間の証明」主題歌・「A Place In The Sun」(河口恭吾)

人間の証明
「人間の証明」映画版(角川映画第2弾・松田優作他出演)

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2004.09.09

祝・400000アクセス!

「あずスタ」は、本日9/09に400000アクセス達成!(記事単位アクセス数)

※ここでは、記事単位アクセス数の「ページビュー」を「アクセス」と表現しています。

300000アクセスを達成したのは8/05だから、単純計算すると35日で100000アクセスあったということになります。ここで、400000アクセスまでの軌跡をたどってみます。

○400000アクセスまでの軌跡

1/25: ココログ(blog)に興味を持ち、「あずスタ」開設(@niftyユーザは無料)。
1/26: 記念すべき初書き込み。この頃はほとんどblogの知識無し。
4/01: 本館「adsTV-web」の日記コーナーを、「あずスタ」へ本格移行。
--------<ここから本気を出しました>
4/19: 10000アクセス達成(開設約2ヶ月半後)|達成補足記事
4/29: 20000アクセス達成(10日後/1日1000アクセスの計算)
5/05: 30000アクセス達成(7日後/1日1500アクセスの計算)
5/10: 40000アクセス達成(5日後/1日2000アクセスの計算)
5/13: 50000アクセス達成(3日後/1日3333アクセスの計算)
5/28: 100000アクセス達成(15日後/1日3333アクセスの計算)
--------<検索エンジン界の大変化あり>
6/08: 150000アクセス達成(11日後/1日4545アクセスの計算)
6/22: 200000アクセス達成(14日後/1日3571アクセスの計算)
8/05: 300000アクセス達成(44日後/1日2273アクセスの計算)
--------<そして開設約7ヶ月半後>
9/09: 400000アクセス達成!(35日後/1日2857アクセスの計算)

※参考カテゴリ → アクセス達成(Access)

相変わらず人気なのが、「お笑い芸人・波田陽区」の記事でした。それから、盛り上がった「アテネオリンピック」のメダル獲得記事を毎回書いたからか、喜びの共有を求めるアクセスが多かったみたいです。

「あずスタ」に来てくれる皆さん、本当にありがとうございます! 次回は500000アクセス達成時に記事を書こうかなと思っています。今後も「あずスタ」をよろしくお願いしますねっ!

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2004.09.08

ウォーターボーイズ2・第10話

シンクロ部のメインの5人のうち、仙一・岩田・佐野の3人については、各々1話分を使ったサイドストーリーが既に展開されました。主人公の泳吉については毎話展開されているので良しとして。残るは洋介、ここにきて彼自身の最大のピンチが訪れました。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「ウォーターボーイズ2」
第10話「退部届」

校内模試で洋介(中尾明慶)が上位にランクインした。泳吉(市原隼人)らは、洋介は大学進学が狙えると盛り上がる。シンクロ公演場所は決まらず、練習をしながら公演させてくれる高校を探す泳吉ら。そんな中、体調を壊した母の千代(阿知波悟美)が心配な洋介は、ひとり帰ってしまう。その後、洋介は練習も無断欠席。佐野(木村了)らは、洋介が進学のためにシンクロをやめようとしているのではといぶかる。さらに、洋介は栞(しおり・石原さとみ)を通して泳吉に退部願いを提出。理由を問う泳吉だが、洋介はもう決めたことだと答えようとしない。

前回はシンクロ部員が正式に8名になりました。今回は人数変わらず。しかし終盤で同志がまた数人揃ったか? それにしても、「2」は「1」以上にシンクロ外のサイドストーリーで引っ張るよね? まあシンクロ活動がベースにはなっているけどね。今回終わってあと2回しか無いけど、一気に32人にまで膨れ上がるのかな?

今回は、泳吉の次、いや一番シンクロへの熱い情熱を燃やしていた、洋介の悲劇。亡き父親が残した「山本ベーカリー」を継いで経営を頑張る母親とそれを手伝う洋介。しかし母親が過労で倒れてしまったんですね。シンクロ部には退部届を出し、高校にも退学届を出してしまう洋介。様子がおかしいことに気付いた残りのシンクロ部員たちは洋介を気遣い、その後予約をキャンセルされて大量に残ってしまったパンを学校の前で売りさばいて助けました。そこへ洋介の母親が現れて、パン屋を売って隣町のパン工場へ働きに出ることを洋介に伝えたんですね。パン屋よりは、子の進路、今ある良き友達。洋介もいつかまた山本ベーカリーを作って、母親と経営することを誓うのでした。母親は涙をこらえて「サンキュー」と一言。山本親子は良い関係にあるね。こうと決めたらその通りにするところなんて似ているし。

終盤、運動場での朝礼(昼礼?)では、何としてでもシンクロ公演を決行したい泳吉たちが朝礼台へ上がり、必死に今ある実現への思いを告白。一時は非難しつつも洋介の件の一部始終を見て心が変わった男子数人が、前の方へ駆け寄ってきました。生徒会はいまだに反発。姫乃高校でのシンクロ公演は実現なるか? シンクロ部員はもっと多くなるか? ラストに向けて面白くなってきました!

今話のタイトルバックでの決めポーズは、32人のボーイズたちがプール内で真剣な顔をしたまま腕組み。最終的には、この32人によるシンクロ演技が見られることになるでしょう。かなり筋肉が張っていたから、夏の間に相当練習を積んだんでしょうね!

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東京湾景・第9&10話

東京湾で吹き荒れる大風のごとく、方向性が激しく変わりストーリーは二転三転。普通に見るなら面白いんだろうけど、韓国ドラマ「冬のソナタ」を全話見た私としては単なるマネ事にしか見えず、面白さは半減。あとの半分はいずこへ? どこまで開き直ってマネし続けるか、どこまで自社フジテレビの売上げ目的で動くのか、その観察が面白いんです(笑)。こうして毎回別の見方をして楽しんでいる自分・・・見る資格はあるのか?(苦笑)

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「東京湾景~Destiny of Love~」
第9話「激流」

亮介(和田聡宏)は美香(仲間由紀恵)との交際を認めてもらおうと正雄(石坂浩二)に直談判する。だが、正雄は亮介が妻の愛した男の息子であることを理由に拒否。一方、下半身不随になった弘一(中村俊介)は見舞いに訪れた美香に改めてプロポーズする。数日後、亮介に書道大会で大賞を受賞した連絡が。実家で母・光代(岩本多代)を看病する亮介は美香に授賞式に来てほしいと告白。当日、美香は引き止める正雄を振り切り授賞式へ。そんな中、神谷(仲村トオル)は美香の出生の秘密を調べるため健介(夏八木勲)を訪ねる。

第10話「花嫁の逃亡」

亮介(和田聡宏)は正雄(石坂浩二)から美香(仲間由紀恵)と兄妹だと知らされる。動揺した亮介は元恋人の真理(佐藤江梨子)を部屋に誘う。一方、弘一(中村俊介)との婚約話が進む美香は亮介の部屋へ。密会する2人の姿に絶句し立ち去る。後日、美香は亮介の部屋を再び訪れるが、亮介はすでにアパートを引き払っていた。数週間後、留学するために上京した亮介の携帯電話に真理から会いたいと連絡が。待ち合わせ場所を訪れた亮介の前に美香が姿を現わす。亮介は結婚指輪を示す美香に幸せになってほしいと告げる。

親子関係の入れ替え劇、やっぱりありましたか~。「実は兄妹だった!」というのを匂わせておいて、「実は兄妹では無かった!」ということが判明して、「実はこんな人間関係があったの?」というつながり。作家の神谷の存在が後で重要なものになるとは予想できていたけど、その神谷の父親(教授)が美香の母親・優里と関係していたとは。つまり、神谷と美香が兄妹というわけね。さすが「夏ソナ」(笑)。

しかもラストでは、「冬ソナ」でさんざん見た交通事故! あっちはチュンサン(ヨン様)が被害者だったけど、こっちは美香(ミカ様?)が被害者に。しかもここで(ようやく?)出ました、記憶喪失! なんやねん!(笑) ポラリス的ブレスレットもドラマ内の随所で映ります。皆さん、売れてますかっ!(ダー!) という感じで、毎回ツッコミを入れながら見ているんだけど、なんだかんだで結構楽しんでるかもしれない(笑)。まともではないけど・・・。

次回はいよいよ最終話。なんか急に寂しくなってきたぞ? やっぱり自分、結構好きなんですよ。きっとね?

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2004.09.07

地震を予見していたのかな?

9/05(日)の夜に二度も起きた紀伊半島沖地震。本日9/07の朝も同地区で起き、夜には別地区でも起きました。9/05の地震は、こちら愛知でも揺れに揺れてかなり驚きました。ところで私、もしかしたらその地震を予見していたのかも?

まずこの日の早朝5時。ベッドから転げ落ちました・・・。子供の頃に二段ベッドの上から睡眠しながら転げ落ちたことがあるけど、実に十年以上ぶりか。しかもその時は不意に受け身を取ったからか、そのまま何事もないように寝てたし。起きてから事態に気付いたし。今回は転げ落ちた時に頭とひざを強打したため、飛び起きました。しかもいまだに痛いです。その時点で「今日は体勢に気をつけろ」と神からメッセージがあったのかどうか?

次に当日、地震の一回目が起こった夜7時頃。市内の大型スーパーで食料品を買い込んでいました。実はその数十分前に、上階で「地震対策」の特設コーナーを見つけて眺めていたんです。いつか起こると言われている「東海大地震」が気になって、こんな器具や道具も用意しておくべきかなあと。その時点で「目前に迫る地震に気をつけろ」と神からまたメッセージがあったのかどうか?

そして事件がやってきた。食料品売り場のレジを抜けて、エレベーター前のテレビがある休憩所辺りに向かって歩き出したその時、大きな揺れが! 一瞬何が起きたか分からず、とりあえず体勢を保って静止。その直後、近くでカートを引いていたおばさんが「地震? 地震?」とひたすら聞いてきたので、「うん、そうみたい?」と回答。近くの茶店か酒売り場で、ガシャンガシャンとグラスやビンらしきものが落ちたり擦れたりする音。状況に怯える子供の大泣き声。揺れは長かったです。2、3分くらい? ようやく収まったと思えば、目の前にあったエレベーターが止まって大混乱。10人くらいの店員が集結して対応していました。うろたえていたお客さんたちや私は、すかさず休憩所のテレビの前へ大集結。もちろんNHKの地震速報目当てです。こういう時こそ、視聴率というものの信頼性を感じるんだよなあ・・・。

どうでしょう、地震を予見していたと言えるかな? “予見”よりは“予兆”かな? とにかく、近頃は台風も猛威を振るっていて、現在の日本列島は天災に十分注意しなければなりません。皆さんお気をつけて!

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2004.09.06

逃亡者・第8話

逃げ続ける永井と追い続ける峰島。異常な状況下で、ついに友情というものが生まれました。どうやら真犯人は、この二人をターゲットにしている模様。果たして真犯人は?

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「逃亡者 RUNAWAY」
第8話「因縁の対決・家族のための戦い」

陸(鈴木宗太郎)が何者かに連れ去られ、咲(長澤まさみ)の携帯電話に「『約束の場所』に来い」とのメールが。それを見た永井(江口洋介) はとある倉庫へ急行する。永井は、峰島(阿部寛)が倉庫で待ち構えていると踏むが、倉庫内は携帯電話が鳴っているだけだった。電話は峰島からの着信。峰島は電話に出た永井に、6年前の事件以来抱いてきた恨みを語りはじめる。

峰島はシロだった! ストーリー上、途中から「峰島・真犯人説」で上手く引っ張ってきたけど、永井を携帯電話のメールで埠頭の倉庫へ呼びつけたのではなく、峰島自身も何者かに呼び出されていたんですね。お互い何も知らぬまま電話等で語り合っているうちに過去のエピソードの真相が判明し、二人の間に友情が芽生え始めました。かつて永井が保護観察していた少年は、悪意でなくほんのいたずら心で手製爆弾を作ってぬいぐるみに含ませ、以前万引きをして捕まえられた峰島の家へ送りつけ、それを玄関先で手にした峰島の子・隆が家の中に持ち込んだところで爆発。隆は爆死し、誕生日祝いに来ていた田所が右腕を損傷した、というものでした。永井の子・陸と峰島の子・隆。二人とも7歳の誕生日に被害に遭ったんですね。「陸」と「隆」は漢字も良く似ているし、これも何かの因縁? 現時点で最も怪しいのは、永井と峰島の状況を良く知る田所。しかし彼は以前、誰かに頼まれたとほのめかしていたけど、影の支配者がいるということ? 髪の長い女性と電話で話していたけど、誰だ? 今言えることは、女性のケータイのキャリアがドコモだったということだ(笑)。

前回峰島の車の助手席が映らなかったけど、そこには陸はいないとは思っていましたよ。峰島が怪しいとは思ったけど、恨みは持っていても真犯人とは考えにくかったし。田所は犯人の一味でありそうですね。怪しい女性は何人かいるけど、大人ばかり目がいって子供の方を見落としてた。そういえば藤堂ナツミの存在も怪しい。咲に渡した大金、残した妙な言葉。これらが何も無く片付けられることはなさそうだし。当初あった病院側の人間説も今なお捨てきれない。うーん、推理は苦手、誰が真犯人なんだ?

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世界の中心で、愛をさけぶ・第10話

8/11に発売されたこのドラマのサントラ盤を聴きました。基本的にゆったりした曲が揃っているんだけど、これは良い! 特に2曲目の「朔と亜紀」。ドラマの終盤で毎回流れる感動の曲だけど、これだけでもフルで聴く価値はあると思います。序盤は静かなピアノから始まって、中盤からストリングスが響き渡り、最後は大いに盛り上がっていくという構成。ドラマ内で聴いた当初は、いくつかの曲をつなぎ合わせたものだと思っていたけど、約6分ある1つの曲でした。柴咲コウさんが歌う主題歌「かたちあるもの」のインスト版も収録。これも原曲が良いだけに素晴らしい出来です。全20曲で聴き応えがあってストーリー性もあるので、是非聴いてみてください! 今回サントラ話を長く書いたのは、ストーリー自体が単調ながら悲劇の連続で、うまく書ける自信が無かったからでした・・・。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「世界の中心で、愛をさけぶ」
第10話「たすけてください…」

死を意識した亜紀(綾瀬はるか)は、オーストラリア・ウルルの空を見たいと切望する。サク(山田孝之)は弱りきった亜紀を海外に連れていってよいものか迷い、谷田部(松下由樹)に相談。渡航費用40万円の工面にも困るが、亡き謙太郎がサクのために残してくれた預金で航空券を購入する。亜紀と最後の意思確認をしたサクは、意を決して亜紀を病院から連れ出す。

序盤、2004年の大人のサクが、夜の道路で明希(桜井幸子)が交通事故に遭ってしまったのを見て、救急車を呼び病院の手術室の前で無事を祈るところから始まりました。明希の息子・一樹(仲條友彪)の手を握りながら、「助けてください、僕たちを、助けてください」と祈るばかり。そのまま1987年、サクがアキを抱きかかえて同じように「助けてください」と祈るフラッシュバックがありつつ、前回の続き辺りからスタート。サブタイトルにもなっている「たすけてください…」だけど、どうやら昔にもその言葉を発して祈ったことがあったようですが・・・。

サクとアキがなんとオーストラリア行きを決行して、サクがチケットやお金を用意してアキを連れて出かけるが、サクが空港で搭乗手続きをしていた時にアキが倒れてしまった! サクは泣きながらアキを後ろから抱きかかえて、「助けてください・・・」と静かに叫ぶのでした。一時映った元気な頃のアキに比べたら、倒れた時のアキは顔色が悪くて体に斑点ができてひどく痩せて、もう見ていられないほど可哀想な病態に・・・。

そこに至るまでの「両家の親の思いやり」が泣かせたなあ。松本家は、何やら大金に困るサクを見て、通帳を渡して「じいちゃんと相談して使え」と言ったり、出かける朝にはお守りを渡したり。廣瀬家は、ある朝アキがたくさんのカセットテープを残して病院から消えたのを知って、そのテープのメッセージを聴いた父親が「これは、自殺ですか?」、担当医が「反抗期だと思います」、そして父親は笑みを浮かべて「そうですね」。どれも良かったなあ・・・。

空港で倒れて意識を失う寸前でさえ、アキは「好きよ、サクちゃん・・・」と言い残す。そこで「僕が生きてきた中で、アキがいなかった日は無かった」というサクのナレーション。もうその時の、サク役の山田孝之くんの演技がすごかった! あの時流した涙は、役に入りきっているからできる、本当の涙だったよね? 映画版の「助けてください」は大声で叫ぶシーンだけど、ドラマ版の「助けてください」は小声で叫ぶシーン。でもどちらにしても、“セカチュー”を象徴する名シーンであることは変わりないけど・・・。

今回はここで2004年のシーンへは戻らず、空港に残った花柄の何かがアップになったところで終わりました。次回はいよいよ最終回。初回話冒頭のエアーズロックのシーンへつながっていくんでしょうか? 見逃せません!

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2004.09.05

櫻井&小林・「Bank Band」のアルバム発売決定

Mr.Childrenの櫻井和寿さんと音楽プロデューサーの小林武史さんらが「Bank Band」として集結し、10/20にアルバム「沿志奏逢(そうしそうあい)」を30万枚限定で発売することが発表されました。久々に出たミスチル系の話題に、ミスチルファンだけでなく音楽界も盛り上がりそうです。もちろん私もです!

このアルバムのリリースは、二人を中心に設立された非営利組織「ap bank」の、PR活動の一環。収録曲の多くは、今年1月に行われたライブで演奏されたものだそうです。かつてAAA(Act Against AIDS)のチャリティー企画で1995年に発売された、桑田佳祐&Mr.Childrenの「奇跡の地球(ほし)」を何となく思い出しました。これは限定生産盤で私も買って大事にしているけど、今回出るアルバムも30万枚の限定生産盤。早めに予約した方が良いかもしれませんね。というわけで、私も買う予定でいます。

○ap bank・公式サイト
http://www.apbank.jp/

○「沿志奏逢」曲リスト(カッコ内は原曲のアーティスト名)

沿志奏逢
Bank Band「沿志奏逢」

01. 僕たちの将来(中島みゆき)
02. カルアミルク(岡村靖幸)
03. トーキョー シティー ヒエラルキー(ヒートウェイヴ)
04. 突然の贈りもの(大貫妙子)
05. 限りない欲望(井上陽水)
06. マイ ホーム タウン(浜田省吾)
07. 糸(中島みゆき)
08. HERO(Mr.Children)
09. 幸福のカノン(さねよしいさ子)
10. 優しい歌(Mr.Children)
11. 歓喜の歌(遠藤賢司)

以上全11曲は、櫻井さんが影響を受けてきた名曲だそうです。改めて眺めてみたけど、知っていた曲は半分以下(苦笑)。なんて少ない音楽的ボキャブラ・・・でも良いように言えば、過去の名曲を好きなアーティストの歌声で、新たな気持ちのまま堪能できるというわけですね。「HERO」と「優しい歌」のミスチルセルフカバーは、どんな風になるんだろうね? 「幸福のカノン」って、「♪空空空~ 風風風~」のあれでしょう?(これは知ってた。分かるかな?) 原曲がさねよし風の朗らか曲だけど、甘く歌われちゃったりするの? 以前リリースされた尾崎豊のトリビュートアルバムには、ミスチルとして「僕が僕であるために」でカバーに参加した、「これってミスチル曲じゃない?」と思わせるかのようなカバーの出来でした。だからこそ、今回はミスチルとしてではないけど、期待してしまうんですね~。小林さんのピアノ&キーボードにも期待しているんですね~。ちなみに私、この発表を知った9/03は「限定30万枚」ということに気を取られ、発売日を確認せず「いきなりリリースかよ!」と心の中で叫びながら、ネットでアルバムの感想を探し続けておりました(苦笑)。まだ一ヶ月先だと知ったのは随分後。早とちリングしてしまった・・・。

ところで、ここまで数回書いてきた「櫻井(通常は『桜井』)」という表記は意図的で、他のニュースサイトでも「櫻井和寿」と表記されています。これは個人活動時の名義なんですね。ダウンタウンの浜ちゃん(浜田雅功)が、ドラマ等でのピン出演の時に「濱田雅功」という名義を用いるのと同じです。歌番組の「HEY!×3」等で10年近く番組付き合いがある二人。もしかして桜井さん、浜ちゃんに影響された?(笑)

※2004/10/20追記
「沿志奏逢」がリリースされました! 全曲感想を書いたので、読んでね!
○関連記事・『Bank Band・「沿志奏逢」全曲感想』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/10/post_23.html

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2004.09.04

NHKスペシャル「子どもが見えない」

NHK総合「NHKスペシャル 子どもが見えない(1)大人の知らない世界」が放送されました。低年齢層による悲惨な事件が各地で発生している現在の日本。子供たちの世界では何が起きているのか。それを探る2夜連続の生番組。今日は第1回でした。

番組サイトでの番組説明

今、子どもによる衝撃的な犯罪が相次いで起きています。
そして、大人たちの間には、「子どもの姿が見えない」
「子どもの心が分からない」といった不安感が広がっています。

一体、子どもたちはどんな世界に生き、何を考えているのか。
番組では、その現状を探り、大人は子どもにどのように
向き合っていけばよいのか考えます。

放送中で取り上げられたメインテーマは4つ。

1.インターネットでどんな世界を作っているのか
2.どんな友達関係を築いているのか
3.心の中はどうなっているのか
4.なぜ人を殺そうとまで思うのか

一言で言うと、衝撃的でしたね。サブタイトル通り「大人の知らない世界」が描かれていました。とは言っても、現在大人である私も子供時代があるわけで、形は違えど同じような世界を実際に見てきたのも事実。それはありふれたものであったり、歪んだものであったり。

1では、小中学生がホームページを持っていたり掲示板で意見したり。ハンドル名と人格を使い分けて自分を表現する、閉鎖的な心を持つ子供がメイン。その裏には、マンガやパソコン等の遊び道具だけ与えられ、実際は親が他の姉弟ばかり愛し、自分は比較的愛されないという背景あり。今じゃ子供でも普通にホームページ持っちゃうんだよね。しかも分別つかない年齢ゆえ、文章表現も直接的というか露骨。今回出た子供も、今ある姿を生活環境のせいにしていたけど、「親・大人が悪い」とただ決め付けるのも間違いで、「だからネットでそう振舞うの?」という疑問もあり。

2では、学校での友達グループを維持しようとする子供がメイン。仲間外れにされないため、仲間同士の行動や気持ちの共有を最優先する余り、「普通」を維持する生活に。何か新しいこともなかなかできなかったり。これは経験あるなあ。興味あることには食いついて、興味ないことはつまらなくても付き合う。そんなことばかり考えて、いつの間にか自由が一つ失われていく。好かれるためにどうすれば良いかともね。それができず孤立してしまう子供もいるわけで、それでいて親や先生等の大人が容易く介入することでも無くて、非常に難しい問題。

3では、「描画テスト」という形で子供たちに人と木と家を自由に描かせ、子供の心の状態を探る女性の大学教授がメイン。子供にとっては「自由なお絵描き」だけど、これは重要な「心理調査」。テレビに映った多くの絵を並べて見渡すと、「これは妙だ」と素人の私でも分かる絵がありました。「この発想は冒険的」という感想よりは、「この発想は普通じゃ考えられない」という感想が先立つ絵。長崎・佐世保の小6女児・同級生殺害事件でも、殺した女児がある時期から妙な絵を描くようになったことがクローズアップされましたよね。描画テストという形でこんな風に分析できるとは。海外では活発的に行われているそうで、日本でももっと導入してほしい。

4では、ある時期からひょんなきっかけでいじめが始まり、暴力や屈辱的な行為を日々強いられたせいで、「人を殺す」という新たな感情が芽生えてしまった高校生がメイン。家から肉切り包丁を持ってカバンに忍ばせ、またいじめられる機会があればいつでも殺してやろうとまで考えた心情。思うだけの気持ちが実際の行動として出るまでの経緯は分かったけど、それにしてもその事実は怖い。親はその心情を知らず、家では普通に振舞っていた模様。こうした見えない心情をちゃんと把握できるかが、親や大人の義務?

NHKらしく実に丁寧にまとめられていました。本日のゲストコメンテーターは3人。「いじめ」をテーマにした小説等を執筆し、二人の子供を持つ作家の重松清さん。元不良で今では先生になり、「ヤンキー先生」としてドキュメンタリーやドラマでも紹介された義家弘介さん。現在も小学校に勤め、人と触れ合う教育を30年以上も実践してきたベテラン教師の金森敏朗さんでした。彼らの意見はそれぞれが独自なもので説得力もありました。番組中も子供たちからFAXやネット掲示板で感想が寄せられたけど、「彼らのような先生を求める」という欲求や、「(大人たちに喜ばれる姿を)演じている自分でなく、ありのままの自分をもっと見てほしい」という願望も。こういう企画や機会こそが、子供たちの見えにくい心を垣間見ることができるスコープ?

次回・第2回のテーマは、「大人はどう向き合うのか」。社会における子供の惨状は“大人の写像”と言っても過言ではないところもあり、大人である私も心して見ることにします。

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2004.09.03

「オレンジデイズ」DVD-BOX発売

2004年春に放送された、TBS系ドラマ「オレンジデイズ」のDVD-BOXが、いよいよ本日9/03に発売されます。「オレンジデイズ」で久々に盛り上がりましょうか!

○「オレンジデイズ(OrangeDays) 」・記事バックナンバー
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/orangedays/

DVD-BOXやサントラ盤やノベライズは、
オンライン販売で安くお買い求めになれますよ!
オレンジデイズ DVD-BOX
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オレンジデイズ オリジナル・サウンドトラック
オレンジデイズ オリジナル・サウンドトラック

オレンジデイズ ノベライズ
オレンジデイズ ノベライズ

「あずスタ」から生まれた「オレンジデイズノート」。
ドラマを数倍楽しく見るためのガイドブック。好評です!
○本館「adsTV-web」内コーナー・「オレンジデイズノート」
http://homepage1.nifty.com/sodey/adstv/orange/odnote/
○関連記事・『「オレンジデイズノート」が「Yahoo! JAPAN」に掲載!』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/08/post_32.html

Mr.Childrenによる主題歌「Sign」。いつもより多く聴こう!
Sign [MAXI]
オレンジデイズ 主題歌「Sign」(Mr.Children)

○関連記事・『「Sign週間」を盛り上げよう!』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/05/post_19.html

そして私。DVDレコーダーにかつて撮り貯めた全11話分を、この週末DVD-Rに焼く作業を行おうと思います。別に今日この日まで待っていたわけじゃなくて、単に忘れていただけ(笑)。でも特典映像見たさにDVD-BOXを買ってしまうかも~!

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2004.09.02

ウォーターボーイズ2・第9話

「ウォーターボーイズ2」の最終話は9/21。なんと2時間スペシャルだそうです! まだ少し気が早いけど、最後はシンクロ最終公演までのストーリーをまとめつつ、そのシンクロ公演に多くの時間を費やすんでしょうね。これは楽しみになってきました! 録画準備、今のうちにしておこう・・・(だから気が早いって?)。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「ウォーターボーイズ2」
第9話「大事なのは、今」

水族館での公演が新聞に取り上げられ、泳吉(市原隼人)らは学校で注目されるように。そんな中、泳吉らは佐野(木村了)の父親・正樹(金田明夫)から花火大会でのダンス披露を依頼される。シンクロ公演と目標が2つになり張り切る泳吉。ところが粕谷(佐野史郎)が以前選手に禁止薬物を使用させていたことを理由に、緑ヶ丘高校から公演の中止を告げられる。

前回は“シンクロの同志”5名のまま。でも校長の許可も出ているし、そろそろ“シンクロ部員”という表現に戻しましょうか。前回の水族館での前座公演が成功したことで、マスコミに取り上げられて有名に。勘八、加藤、沼田の3名がシンクロ部への入部を希望してきました。何があってもやめないことを条件に入部を許可し、これで暫定8名、ドラマ終盤で正式に8名。まだ8名? やっと8名? まあ8名と言えばシンクロ団体の競技者数でもあるし問題無い? 問題あるとすれば、男子のシンクロ競技が無いことか・・・(苦笑)。

佐野の父親に夏祭りのイベント公演を頼まれるシンクロ部員たち。もちろんシンクロではなく陸ダンスの披露になるわけだけど。頑張って高度なダンスを練習してところ、以前シンクロ公演を認めてくれた緑ヶ丘高校側から、公演中止を求める電話あり。原因は前から何か裏があると思われていた粕谷コーチ。なんと昔選手にドーピングをさせた過去があったらしい! それで水泳協会から中止勧告があったそうだけど、粕谷の教え子だった夏子先生(山口紗弥加)もその過去話を認めたし、ドーピングは本当だったんだね。だから夏子先生はあんなに粕谷を責め立てたんだね。きっと何かの誤解だと信じていたけど・・・。余談だけど、先日まで行われていたアテネオリンピックでもドーピング事件が相次いだし、偶然とは思えないタイムリーな話題。オリンピック期間中に今話が放送されていたら、ちょっと危険だったかも?

悪い事態はそこで終わらなかったんですね。泳吉が琴八へ向かうと、佐野の父親が夏祭りのイベント話を無しにするよう交渉していたんですね。打診中の歌手から出演OKの回答をもらえたかららしい。それどころか、息子たちのシンクロを遊びと非難する始末。でもそこで、粕谷が言ってくれちゃった! 「あんた息子の何を見てんだ? あいつら見て、本当にそんな遊びだと思うのか?」。後で駆けつけた残りのシンクロ部員たち4名も、それを聴いて心を打たれた。佐野くんも父親に強く反論した! これはすごく良いシーンだったよっ! それで夏祭り。粕谷がコーチを辞めることで、緑ヶ丘高校でのシンクロ公演の許可が再び得られたけど、早乙女先生経由で粕谷からシンクロ部員5名各々に弱点克服を伝える手紙が渡されたんですね。今話の、息子を非難する親に訴えたり、弱点克服の手紙を渡すのを見て、フジテレビ系の過去ドラマ「さよなら、小津先生」を思い出したなあ。そのドラマでは、高校教師の小津先生(田村正和)が粕谷と同じようなことをやっていたんだけど、やっぱり「良い部活」というのは「良い顧問」がいてこそのもの? ストーリーの方は、出演予定の歌手が来なくて困っていたところ、前回と同様にシンクロ部員が陸ダンスでつなぎ公演をして、事無きを得たんですね。良かった良かった。「大事なのは、今」、これは全体通して言えることだったね!

今話のタイトルバックでの決めポーズは前回と同じ。ところで、泳吉と栞と梢の恋の関係も気になっちゃったりして。成り行きとは言え、夏祭りの夜に泳吉が、デートの約束をしていた梢に、栞の手を引いて走っている所を見られちゃったし。洋介も微妙にからんでいるけど、なんとその洋介が次回とんでもないことに?

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逃亡者・第7話

逃亡劇も面白くなってきました(実際は面白がってはいけないけど)。見ていてハラハラドキドキしますね。そんな時は、Mr.Childrenのドラムス・JENさんが歌う「逃亡者」でも聴いてみてください。そのタイトルとは裏腹に、とても和やかな曲調でゆったりした雰囲気が味わえます。そういえばそのJENさんも凄まじい不精ヒゲを生やして、一時「逃亡者」みたく思ったこともあったっけ。で、何だっけ・・・(笑)。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「逃亡者 RUNAWAY」
第7話「息子の命」

咲(長澤まさみ)の助力で郡司(別所哲也)らのわなを逃れた永井(江口洋介)。手がかりを求めて津留(遠藤憲一)のアパートに侵入した永井は、淳子(戸田菜穂)が殺された日に津留が入院していたことを知り、真犯人が別にいるのではないかと混乱する。その後、永井は伊川(原田美枝子)のもとへ。伊川から、警視庁の保管庫からライフルが1丁消えたとの情報を得る。

なぬっ!? 永井の独自調査によると、都留は妻殺しに関してアリバイがあることが発覚? 前回あれだけ生々しく殺しのシーンを永井に伝えていたけど、それはフェイク? なんて思っていたら、以前峰島の同期に優れた人間がいたことが発覚したけど、それは今回出た田所(田中要次)という義手の男? 尾崎(水野美紀)が前話で一度襲われ、今話では田所家に訪問したら地下室に軟禁され、何度も殴られてひどい外傷。永井の妻殺しは田所だったのか? 終盤では意識が戻った永井の息子・陸が何者かにさらわれてしまったけど、それは峰島や田所の仕業? この二人は共謀している? 峰島が車でさらったかのようなカットがあったけど、助手席は映ってなかったし、これまたフェイク? なんか今話は謎が深まるスリリングな展開で、疑問ばかりの感想でした。

いや~、わかんない、わかんないね~。どうも真犯人が峰島や田所だとは思えないんだよね~。ただ、「この人は違う」っていう人物は増えてきたよね。しかし逃亡者の永井、遠い地まで逃げ続けると思いきや、一話置きに事件現場辺りに帰ってきちゃってるよね?(笑) それもあっさりと。なんて甘いんでしょ、“ドラマの中の”日本の警察。一応強調しておかないと・・・。

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世界の中心で、愛をさけぶ・第9話

今話の直後、「綾瀬はるか+坊主」といったキーワードによる、検索サイトからのアクセスが激しかったんです。話の中で“そういったシーン”があったからだけど、放送日から数日遅れて今頃公開してるのに、「どうして?」と思っていました。実は「坊主」の方、どうやらサクの幼馴染みの「ボウズ・坊主」表記が理由で、過去記事に多くヒットしていたようです。わかんないもんだ、そして、期待外れですみません。でもこのレビュー記事こそは、今度こそ期待通りになるはず?

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「世界の中心で、愛をさけぶ」
第9話「最期の選択」

明希(桜井幸子)親子の家族写真に加わった朔太郎(緒形直人)は、17年前の亜紀(綾瀬はるか)との別離について語りはじめる。亜紀との結婚を心に決めたサク(山田孝之)は、大木(田中幸太朗)らに協力を求め、婚姻届を偽造するが、谷田部(松下由樹)に見つかってしまう。せめて結婚写真だけでも撮ろうとウエディングドレスの調達に奔走する。綾子(手塚理美)からドレスを借りることに成功し、サクと亜紀は両親、谷田部、大木ら友人に囲まれ、結婚写真を撮影。だが、幸せな時間は長くは続かず、まもなく、亜紀の容態が急変する。

序盤、2004年の大人のサクが、松本写真館で明希(桜井幸子)やその息子・一樹(仲條友彪)と一緒に家族写真を撮影したところから始まりました。そのまま1987年、同じ場所で写真を撮る数日前からスタート。かつてサクとアキがウエディング写真を撮ったらしいけど、それに関連して何かがあった様子? そしてそのエピソードが語られ始めました。その前に映ったタイトル画面のバックは、いつもの青空ではなく夕焼け空。これは何を物語る? 何か嫌な予感・・・。

前回の続きで、婚姻届に名前を記入するサクとアキ。サクは16歳でアキは17歳。アキの方が早く生まれていたんですね。どっちにしたって、アキは良いけどサクは18歳じゃないから結婚はできず。それでも友達に記載を手伝ってもらったりして、サクはサクなりに頑張っていましたね。大安の日に結婚式の写真を撮ろうと計画を立てる、サクとゆかいな幼馴染みたち(笑)。両親の許可も得て、それをアキへ報告しに行くサク。そしてベッドの仕切りのビニールの壁越しにキス。家に帰れば、幼馴染みたちの粋な計らいで、サクの衣装が届けられていた。サクは他のことばかりで動いていて、肝心な自分のことを忘れていたんですよね。それを想定してちゃんと用意してくれていた幼馴染みたち、すごいぞ! その夜、サクもアキも眠れずに起きてしまう。アキの方は、枕元にまたごっそりと毛が抜け落ちていて、思わず「根性無し」とつぶやく・・・。

気が付けば朝。サクは写真館のソファーで、自分が病気になっている夢を見ていたんだけど、起きたら既に皆が集まっていました。アキのウエディングドレスの姿を見て、別の部屋で一人で泣いちゃって。幸せいっぱいだったんだろうなあ。まずはサクとアキの二人だけの写真を撮影。サクは緊張しまくって、「笑え」と言われてもなぜか頬を膨らます状態。その表情が笑えたんだけど(笑)。その後は全員写真を撮影。サク、アキ、ボウズ、スケちゃん、智世、松本家の両親と妹、廣瀬家の両親、谷田部先生の、総勢11名による記念写真は良い絵だったね! ドラマのキャスト陣や製作陣も、写真化して記念に残しているのかも・・・。

この日からアキの病態が急変。サクは空の写真を撮ってはアキに届けるが、アキの方は薬を替えたせいで病状も悪くなり、面会はできなかった。しばらくはカセットテープでアキの話を聴いていたけど、抑えきれなくなってついに許可を得てご対面。アキはニット帽姿。それを取ると、なんと毛を全て剃り落としていた! サクは泣きながら、でも笑顔で正直に、驚いたことを伝えました。アキは泣きながら、でもやっぱり笑顔で、「キスでも、しませんか?」と答えました。いつかのようにベッドの仕切りのビニールの壁越しにキス。中盤の同シーンとの対比が良かった・・・。

ここで2004年のシーンへ。なんと明希の息子・一樹が、バイクにひかれそうになる! サクは慌てて駆け寄るが、そのせいでアキの遺灰が入ったビンを落として割ってしまった! またもや不吉な予感を残しつつ終わりました。予告では、映画でも有名な「助けてください」というサクの名セリフ。映画を見ていない私もCM等で知ってはいるけど、ついにドラマ版もそこへ行く着くことに・・・。

なるほどね! 結婚式の写真を撮った日が幸せのピークの日になったわけだけど、その直後に悲劇が待っていたというエピソードがあったんですね。それにしてもアキ役の綾瀬はるかさんは、映画版のアキ役の長澤まさみさん同様、本当に丸坊主にしたんだよね? 以前とは印象も変わって、女優として頑張ってるなあと思います。サク役の山田孝之くんも、相変わらずの熱演ぶりで見る者を魅了させるね。この二人を組ませたのは成功だよなあ。

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2004.09.01

波田陽区を応援しよう!・Part5

「あずスタ」で、ギター侍・波田陽区を応援しよう! Part5!
皆さんの書き込みをいつでもお待ちしています!

blogランキング毎回応援クリックをよろしくお願いします!

○サイト内記事リンク集・「波田陽区ゲートウェイ」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/05/hata.html

***インフォメーションですから!***

波田陽区をきっかけとした雑談も、
あまりの盛り上がり様で情報量が増大!
9月・10月は「Part5」と題して、また盛り上がっていきましょう!
慣れてきたら、ごく普通の雑談もOKですよ。

○記事管理スタッフ
総管理人: ads(あず)@「あずスタ」管理人
       [記事ある限り、管理し続けます。]
副管理人: ぽぐぴーず(ぽぐり&ふくぴー)
       [初めての方にも気軽に話し掛けてくれる、可愛いユニットです。]


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アフィリエイトを導入しました

本日より「あずスタ」で、アフィリエイトサービスを導入しました。具体的に言うと、「Amazon.co.jp(アマゾン)」というオンラインショップの「成功報酬型システム」で、ここでの紹介を経由して商品が売れたら、紹介元の運営者(つまり私)に報酬が発生するという「アソシエイト・プログラム」です。

blogを回っていると多くのサイトで見かけますよね。私も始めようか、やっぱりやめようか、と検討だけはしていました。通常サイトとblogをずっと前から持っている私が、今になってやっと導入に踏み切ったのは、いくつかの理由がありました。もちろん大きな目的は「小遣い稼ぎ」ですけど・・・。

●アフィリエイトを導入した理由

○小遣い稼ぎ。
 信頼性を確かめた上で、登録しました。
○日々数千ページビューあるので、売上見込みあり。
 おかげ様でここは集客数が多いので、やれるだけやります。
○CDジャケットや書籍カバー等の画像が使用可能。
 サイトが用意する画像を直接使えるので、何かと気楽です。
○レビュー記事で成果が挙げられるかの挑戦。
 自分の書くレビュー記事に自信が付いてきたので、挑戦します。
○その他
 毎日の楽しみが一つ増える(笑)。

そんなわけで、アフィリエイトサービスを利用しつつ、今後はテレビ番組のレビューや音楽CD等のレビュー記事に力を入れていく予定です。実はそれが最大の目的だったり?

今日はとりあえず練習として、Mr.ChildrenのCDを紹介します。

Sign [MAXI]
26thシングル「Sign」 [MAXI]

○レビュー記事(特集)・『「Sign週間」を盛り上げよう!』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/05/post_19.html

シフクノオト
11thアルバム「シフクノオト」

○レビュー記事・『ミスチル・「シフクノオト」全曲感想』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/04/post_5.html

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