アテネ五輪・ハンマー投げで室伏が繰り上げ「金」
アテネオリンピック第10日の8/22(日本時間8/23)に行われた男子ハンマー投げで、『アテネ五輪・ハンマー投げで室伏が「銀」』という記事を書いたんですが、ある事件によりここに訂正記事を書きます。国際オリンピック委員会(IOC)は本日8/29、優勝したアヌシュ選手(ハンガリー)をドーピング違反で失格処分として、金メダルの剥奪を決定しました。これを受けて、2位の室伏広治選手(ミズノ)が繰り上げで優勝となり、金メダル獲得ということになりました!
経緯は、同じコーチに指導を受けるハンガリーのファゼカシュ選手が、男子円盤投げで優勝しながらもドーピング検査を拒んだため金メダル剥奪。これを受けてアヌシュ選手への疑惑が膨らみ、再検査を通告。しかしアヌシュ選手はそれに応じない姿勢で、室伏選手は帰国もできず待機状態。いい加減にウズウズしていたけど、本日になってようやく正式発表がありました。競技はこの二人の活躍ぶりですごく盛り上がったというのに、何とも後味の悪い形に。
日本でもいろんな番組でドーピングの最新事情を説明していました。尿を選手の目の前で採取して検査するらしいけど、ビニール袋や体内に内蔵した他人の尿を流す等、普通じゃ考えられない手口も実際にあるらしいですね。そんなことを考える暇があるなら、練習に励め! アヌシュ選手が実際シロかクロかはどうあれ、再検査に応じなかったのは何か心当たりがあると思われてもおかしくない! 妥当な措置だと思います。競技に不正は許されません。
事件を置いて朗報。室伏選手の「日本の陸上投てきでの初メダル」は、銀メダルから金メダルに更新。おめでとうございます! そしてこの一件で、日本の金メダルは16個となり、過去最多だった1964年の東京オリンピックに並びました!
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