アテネ五輪・柔道で塚田と鈴木が「金」
アテネオリンピック第8日の8/20、女子柔道78kg超級で塚田真希選手(綜合警備保障)が、男子柔道100kg超級で鈴木桂治選手(平成管財)が、それぞれ金メダルを獲得しました! かつてはオリンピックでも存在した「無差別級」が今では無くなり、現在は「超級」が“事実上の柔道頂上戦”という見方も強いですが、その栄誉を男女共に日本選手が奪取。これはうれしいことです!
塚田真希選手は、順調に勝ち進んで挑んだ決勝で、相手に先に技ありを決められ、そのまま押さえ込みに入られ大ピンチ。 しかし! 隙を見て体を交わしたかと思えば、仰向け状態のまま妙な形で逆に相手を押さえ込み、そのまま一本勝ち。終わってみればオール一本勝ちで、オリンピック初出場にして「女子柔道の最重量級で日本初の金メダル」という記録を樹立。かなり泣きじゃくっていましたね。そりゃそうですよ、頂点に立った喜びで胸がいっぱいですから!
鈴木桂治選手は、相手の威圧感ある攻めにひるみ、投げで有効を取られて大ピンチ。しかし! 落ち着いた攻めを保ち続け、切れ味の鋭い小外刈りを決めて逆転の一本勝ち。ものすごい勢いで観客へ向かって喜びのガッツポーズ! オリンピック初出場にして頂点に立ちました。最重量級としては、1988年のソウルオリンピックで、今大会の男子柔道監督を務める斉藤仁さんの2連覇以来、実に4大会ぶり。本来は100kg級の選手だけど、結果的にはそれよりも価値のある100kg超級で、勝利を収めました! こう見ると、今大会の超級の決勝は男女とも同じような試合展開でした。
柔道はこの日で全日程を終了。男女14階級中8階級を制し、「金」8個・「銀」2個という大活躍ぶりを見せつけました。最軽量級の谷・野村両選手の「金」から最重量級の塚田・鈴木両選手の「金」まで、連日のように「柔道メダル獲得」のニュースが報道されて、アテネオリンピック前半は大いに盛り上りましたね!
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