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2004.03.26

「白い巨塔」の2つの名言

「フジテレビ開局45周年記念ドラマ」として昨年10月より半年間に渡って放送されてきた「白い巨塔」。先週最終話が、そして昨日「特別版」が放送され、ついに幕を閉じました。いやー、半年見続けてきたけど、実に良かった! 結末まで飽きさせず、むしろ期待が膨らむばかりの展開。素晴らしいものがありました。

ところで、大感動の最終話で出た、癌に冒された財前教授の最期のうわ言と、良きライバルの里見助教授へ送った手紙の、2つの名言がネット他で大流行! その一例を引用し、私が実際に録画版でセリフを聞き返して、句読点で間を忠実に再現したものを、記念に書き残しておこうと思います。

○「財前の最期のうわ言」

(財前の病室に里見が現れる)
ステロイドでいいのか、里見?
佐々木庸平は食道癌だ、メトブラシンを投与すべきだ。
今ワルシャワだ、アウシュビッツを見てきた。
(鵜飼学長へ)
誰だ君は、あっちへ行きたまえ。
用は無い出ていきたまえ!
(病室に皆がいる中の里見へ)
何してるんだ、メスはまだか?
里見、君の診断は間違っていなかったよ、クーパーをよこせ、クーパーをよこせ。
(病室にただ一人の里見へ)
決心してくれたのか、やっと、癌センターの内科部長を引き受けてくれるんだな。
これで、僕の癌センターも磐石だ。
佐々木さん、あなたも癌センターへ入院されたら、ベッドは空けますよ。
ええ、僕はセンター長ですからね。
里見、一言ぐらい祝いの言葉を、転移ではない、
僕しかいないんだ、世界は、代わりの人間が、
二人で・・・、二人で・・・、里見・・・。(ピーという音。財前教授、死去。)


○「財前の手紙」

里見へ

この手紙をもって僕の医師としての最後の仕事とする。
まず、僕の病態を解明するために、大河内教授に病理解剖をお願いしたい。
以下に、癌治療についての愚見を述べる。
癌の根治を考える際、第一選択はあくまで手術であるという考えは今も変わらない。
しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように、
発見した時点で転移や播種をきたした進行症例がしばしば見受けられる。
その場合には、抗癌剤を含む全身治療が必要となるが、
残念ながら、未だ満足のいく成果には至っていない。
これからの癌治療の飛躍は、手術以外の治療法の発展にかかっている。
僕は、君がその一翼を担える数少ない医師であると信じている。
能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。
君には癌治療の発展に挑んでもらいたい。
遠くない未来に、癌による死がこの世からなくなることを信じている。
ひいては、僕の屍を病理解剖の後、君の研究材料の一石として役立てて欲しい。
「屍は生ける師なり」。

なお、自ら癌治療の第一線にある者が早期発見できず、
手術不能の癌で死すことを、心より恥じる。

財前五郎

読むたびに泣けてきます・・・。 (ToT)

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コメント

こんばんは~。波田陽区擬似掲示板でお世話になっているふくぴーです。ほんと、白い巨搭はよかったです。といっても、前半は見てなかったのですが、後半開始前に再放送をやってたのを見てはまってしまいました。田舎の母も同じようにはまってました。
ドラマが終わって原作を読んだのですが、やはり原作は時代を感じます。40年くらい前ですから。ドラマでの設定の違いを楽しみながら読んでました。個人的に今回のドラマのキャスティングはベストだったです。原作を読んでるときも、頭の中でそのイメージが出てきて読みやすいたらなかったです。前作のドラマは私が生まれる前なので、見たことは無いのですが、かなり原作に忠実だったと聞きました。今回は、時代背景やドラマ期間の制限があったためか、設定を変えた部分がありました。セリフも、原作ではほとんどが関西弁だったのに、今回のドラマでは3人くらいしか話してませんでした。
最期のうわごとは、ほぼ原作どうりでした。手紙に関しては、原作では、大河内教授宛てに書かれてありました。最後のフレーズは同じでしたが。
ちなみに私事ですが、浪速大学病院があったとされる場所の近くに勤めています。ドラマでは「あ~、新地がうつったぁ。」と思う程度だったのですが、原作を見て、「めっちゃ近所やん」と地図まで広げて確認していました。実際はその場所は、
大阪高等裁判所がありました。
ドラマが終わって、3ヶ月が経とうとしている今頃になって、
長々と書き込みしてしまいました。ごめんなさい。

投稿: ふくぴー | 2004.06.08 00時25分

どうもこんにちは(何か新鮮・・・)。「白い巨塔」は本当に良かったです。現代版としてうまく構成されていました。後半は毎回ハラハラさせられました!

原作は、何度か本屋でチラ見したことがあるんだけど、じっくり読んだことはないんだよね。逆に原作とドラマを両方追うと、別の楽しみ方があったんでしょうね。キャストを頭に思い浮かべての原作読み、これはわかる! ドラマ「木更津キャッツアイ」のシナリオ本を買ったんだけど、その時に同じようなことをしましたよ。きっとふくぴーさん、財前のしかめっ面とか何度も思い浮かべたんじゃないかな?

旧作のドラマは未見だけど、映画は以前テレビでやっていたので見たことがありますよ。結構インパクトは大きかったです。というのは、やっぱりキャスティングとキャラクターの微妙な違い。東教授がすごく嫌なヤツに見えたり、その娘がやけにお嬢さまだったりね。ただ、主役を演じた故・田宮二郎氏の演技は素晴らしいものがありましたよ。また大河内教授に至っては、新旧どちらともハマリ役でキャスティングは完璧でした。

「財前の手紙」は、ネットでもかなり流行しましたよ。私もそこだけは原作で読んだことがあります(笑)。元々は大河内教授宛てなんですよね。ちなみに、以前ココログ(ここのシステムです」)の機能の改善希望について、この手紙風に遊びで書いたら、なんとスタッフの方の目に留まってコメントを残してくれたことがあります(笑)。本当にびっくりしましたよ。良かったら読んでみる?

・名古屋の巨塔・モブログ投稿編(名作記事かもしれません)
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/04/post_10.html

ふくぴーさん、関西の人だったの? そうなんだ、知らなかった! しかも浪速大学病院の設定地でね? いつもお仕事急がしそうだし、どんな職種なんだろうと思っていました。もし差し支えなかったら、またこっそり教えてくれませんか? 過去記事なのに長文書き込み、私はこういうのうれしいですよ。また書き込みよろしくね!

投稿: ads(あず)@管理人 | 2004.06.09 00時45分

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